ワインの原価率はどれくらい?飲食店での利益の仕組みや価格設定を解説

飲食ニュース

レストランや居酒屋、バーで提供されるワインは、スーパーや酒販店で販売されている価格より高く感じることがあります。「なぜ飲食店のワインは高いの?」「原価率はどれくらい?」と疑問に思う方も多いでしょう。

実は、飲食店のワイン価格には、仕入れ価格だけでなく、保管やサービス、人件費などさまざまなコストが含まれています。

この記事では、ワインの原価率の目安や利益の仕組み、価格設定の考え方について解説します。

飲食店のワインの原価率はどれくらい?

飲食店で提供されるワインの原価率は、20~35%程度が一般的な目安です。

価格帯によっても原価率は異なります。

ワインの種類原価率の目安
グラスワイン20~30%
ボトルワイン25~35%
高級ワイン35~45%

例えば、仕入れ価格が1,500円のワインを4,500円で販売した場合、原価率は約33%になります。


ワインはなぜ価格が高くなるの?

保管環境を維持するコスト

ワインは温度や湿度の管理が重要です。

特に高級ワインは、

  • ワインセラー
  • 空調設備
  • 適切な保管スペース

などが必要になり、設備費や維持費がかかります。


提供までのサービス料

飲食店では、

  • 適切な温度で提供する
  • グラスを選ぶ
  • 抜栓する
  • デキャンタージュを行う

など、サービスそのものにも価値があります。

こうした接客や技術も価格に含まれています。


廃棄リスクがある

グラスワインは、一度開栓すると風味が徐々に変化します。

そのため、

  • 売り切れず廃棄になる
  • 品質維持のため交換する

といったロスも考慮して価格が設定されています。


在庫として長期間保有する場合がある

人気銘柄やヴィンテージワインは、長期間保管するケースもあります。

在庫期間が長いほど資金が固定されるため、そのコストも販売価格に反映されます。


グラスワインとボトルワインではどちらの利益率が高い?

一般的には、グラスワインのほうが利益率は高い傾向があります。

グラスワイン

メリット

  • 利益率が高い
  • 気軽に注文されやすい
  • 飲み比べメニューにも活用できる

デメリット

  • 開栓後のロスが発生しやすい

ボトルワイン

メリット

  • 客単価が上がる
  • グループ利用で注文されやすい
  • 記念日需要がある

デメリット

  • 高価格帯は回転率が低い場合がある

店舗によっては、グラスワインで利益を確保しながら、ボトルワインで客単価を上げる戦略を採用しています。


飲食店がワインで利益を出すポイント

原価率だけで価格を決めない

仕入れ価格だけで販売価格を決めるのではなく、

  • 店舗の立地
  • 客層
  • 提供するサービス
  • 他店との価格差

も考慮することが重要です。


フードとのペアリングを提案する

ワイン単体ではなく、

  • チーズ
  • ステーキ
  • パスタ
  • ピザ
  • 生ハム

などとの組み合わせを提案することで、料理の注文数が増え、客単価アップにつながります。


グラスワインの種類を充実させる

赤・白だけでなく、

  • スパークリングワイン
  • ロゼワイン
  • オレンジワイン

なども用意すると、さまざまなニーズに対応できます。


季節限定ワインを取り入れる

夏はスパークリングワイン、冬はフルボディの赤ワインなど、季節に合わせた提案を行うことで注文につながりやすくなります。


家庭用ワインとの価格差はなぜある?

スーパーでは1,000円程度で販売されているワインが、飲食店では3,000円以上になることもあります。

これは、ワインそのものだけでなく、

  • 店舗の席料
  • グラスや備品
  • サービス
  • 保管設備
  • 人件費
  • 家賃
  • 光熱費

なども含めた価格だからです。

そのため、単純に小売価格だけで比較することはできません。

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まとめ

飲食店で提供されるワインの原価率は20~35%程度が一般的で、高級ワインでは35~45%になる場合もあります。

ワインの価格には仕入れ原価だけでなく、保管設備やサービス、廃棄リスクなども含まれており、適切な価格設定が店舗経営には欠かせません。

また、グラスワインとボトルワインをバランスよく販売し、料理とのペアリングを提案することで、客単価や売上の向上も期待できます。

ワインの原価率を正しく理解することは、飲食店の利益改善やメニュー戦略を考えるうえでも重要なポイントといえるでしょう。

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