お祭りや花火大会、地域のイベントなどで、多くの人が足を止める屋台メニューの一つが「唐揚げ」です。揚げたての香ばしい香りとジューシーな味わいは、子どもから大人まで幅広い世代に支持されており、屋台の定番商品として高い人気を誇ります。
一見すると、唐揚げは「鶏肉を揚げるだけ」のシンプルな商品に思えますが、実は屋台経営において利益を生み出しやすいメニューの一つです。もちろん、鶏肉や食用油の価格高騰など、利益を左右する要因も少なくありません。
この記事では、屋台の唐揚げが売れ続ける理由をはじめ、原価率の目安や利益を伸ばすためのポイントについて詳しく解説します。
目次
屋台の唐揚げの原価率はどれくらい?
屋台で販売される唐揚げの原価率は、25〜35%程度が一般的な目安です。
販売価格と原価の例を見てみましょう。
| 内容 | 金額の目安 |
|---|---|
| 販売価格 | 600~800円 |
| 原価 | 150~250円 |
| 原価率 | 約25~35% |
ブランド鶏や大ぶりサイズの唐揚げを提供する場合は、原価率が35%以上になるケースもあります。
唐揚げの原価は何にかかる?
唐揚げ1パックの原価は、主に以下のような構成です。
| 食材・資材 | 原価割合の目安 |
|---|---|
| 鶏もも肉・鶏むね肉 | 約55~65% |
| 衣(小麦粉・片栗粉) | 約8~12% |
| 調味料(醤油・にんにく・しょうがなど) | 約5~8% |
| 食用油 | 約10~15% |
| 容器・包装資材 | 約10~15% |
最も大きな割合を占めるのは鶏肉ですが、近年は食用油や容器資材の価格上昇も利益に影響しています。
屋台の唐揚げが売れ続ける4つの理由
幅広い年代に支持される人気メニュー
唐揚げは子どもからシニアまで好きな人が多く、好き嫌いが少ないメニューです。
家族連れが多いイベントでも購入されやすく、安定した売上が期待できます。
香りだけで集客できる
揚げたての唐揚げから漂う香ばしい香りは、屋台最大の販促ツールともいえます。
視覚だけでなく嗅覚にも訴えられるため、通行客が自然と足を止めやすくなります。
食べ歩きとの相性が良い
カップや紙袋に入れて提供できるため、イベント会場を歩きながら食べられる点も人気の理由です。
近年では竹串付きやカップ入りなど、食べやすさを工夫した商品も増えています。
調理スピードが速い
下味を付けた鶏肉を事前に仕込んでおけば、注文後は揚げるだけで提供できます。
ピークタイムでも回転率が高く、売上を伸ばしやすいメニューです。
利益を左右するポイントとは?
鶏肉の仕入れ価格
唐揚げの原価の大半を占めるのが鶏肉です。
仕入れ先を見直したり、大容量で購入したりすることで原価を抑えられる場合があります。
食用油の管理
唐揚げは大量の油を使用するため、油の交換頻度や適切な温度管理が利益率に影響します。
油を劣化させない運用も重要です。
1個あたりの重量管理

サイズにばらつきがあると原価が安定しません。
一定の重量でカット・仕込みを行うことで、利益計算がしやすくなります。
利益を伸ばすための販売戦略
フレーバーを増やす
定番の醤油味だけでなく、
- 塩唐揚げ
- ヤンニョムチキン
- 甘辛ダレ
- チーズパウダー
- ガーリックペッパー
などを用意すると、複数購入やリピーター獲得につながります。
セット販売を行う
唐揚げ単品だけではなく、
- 唐揚げ+ポテト
- 唐揚げ+焼きそば
- 唐揚げ+ドリンク
- 唐揚げ+生ビール
などのセット販売を行うことで客単価アップが期待できます。
見た目で差別化する
大ぶりの唐揚げや山盛りに盛り付けた商品は、写真映えしやすくSNSで話題になりやすい傾向があります。
イベントでは「見た目のインパクト」も重要な集客要素です。
販売価格を決める際に忘れてはいけないコスト
販売価格を設定する際は、食材費だけではなく次の費用も考慮する必要があります。
- 出店料
- ガス・電気代
- 人件費
- 容器・包装資材
- 食品ロス
- キャッシュレス決済手数料
原価率だけで価格を決めるのではなく、すべての経費を含めて利益が残る価格設定を行うことが重要です。
唐揚げ販売を支える業務用機器
効率良く美味しい唐揚げを提供するには、業務用機器選びも欠かせません。
ガスフライヤー
火力が安定しており、大量調理に適しているため、イベント出店では定番の設備です。
電気フライヤー
屋内イベントや電源が確保できる場所で活躍します。
保温ショーケース
揚げたての美味しさを保ちながら提供でき、回転率の向上にもつながります。
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まとめ

屋台の唐揚げは、原価率25〜35%程度と比較的利益を確保しやすいメニューです。幅広い年代に人気があり、揚げたての香りによる集客力や回転率の高さが、多くの屋台で定番商品となっている理由といえるでしょう。
利益をさらに伸ばすには、鶏肉や食用油の原価管理に加え、味のバリエーションやセット販売による客単価アップ、見た目の工夫などの販売戦略も重要です。適切な価格設定と効率的なオペレーションを組み合わせることで、唐揚げは屋台の売上を支える看板メニューとして大きな力を発揮します。

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