2026年の食トレンドを語るうえで、注目したいキーワードの一つが「食感」です。
「もちもち」「ぷるぷる」「パリパリ」など、食べたときの感覚を表す言葉が商品選びのきっかけになるなか、特に注目したいのが「ザクザク」という食感です。
実際、2026年6月に実施された食感に関する調査では、食品や料理を食べるときに「食感を重視する」「やや重視する」と回答した人が合わせて6割を超えています。また、「ザクザク」は女性や若年層で比較的支持が高い食感として挙げられています。
一方で、現時点で「2026年の食感トレンド=ザクザク」と断定するよりも、ザクザクを含む「食感を楽しむフード」が2026年の注目テーマになっていると捉えるほうが正確です。
この記事では、ザクザク食感が注目される理由や、相性のよい食材、スイーツへの取り入れ方、飲食店の商品開発に活用するアイデアまで紹介します。
目次
2026年は「食感」が食べ物の魅力に
2026年の食トレンドを見ていくと、味や見た目だけではなく、「食べたときの体験」そのものが重視される傾向が見られます。
クックパッドの「食トレンド予測2026」でも、SNSで「食感動画」が再生される時代背景を取り上げ、もちもち、ぷるぷる、プチプチなど、食感そのものを楽しむ食体験が注目されています。
また、2026年の食感調査では、好きな食感として「サクサク、サクッと」が58.2%で最も高く、「もちもち、もっちり」が45.2%、「カリカリ、カリッと」が36.1%で続いています。
つまり、2026年は特定の一つの食感だけが人気というより、「食感を楽しめること」自体が食品の魅力になっていると考えられます。
「ザクザク」食感が注目される理由

ザクザクという言葉からは、噛んだときの音や歯ごたえをイメージできます。
「サクサク」よりも粒感や力強さがあり、「カリカリ」と比べると、クッキーやナッツ、シリアルなどを噛み砕くような食感を表現しやすい言葉です。
この分かりやすさが、SNS時代の食品と相性のよいポイントです。
例えば、チョコレートを割ったり、クッキーをかじったりする瞬間は、短い動画でも商品の特徴を伝えられます。
さらに「ザクザク」という言葉そのものが食感を直感的に伝えられるため、メニュー名や商品紹介にも取り入れやすいでしょう。
「ザクザク」は若年層にも支持される食感
2026年のマイボイスコムの調査では、「ザクザク」は女性や若年層で比較的高い傾向が示されています。
一方、10代女性を対象としたマイナビの調査では、「食欲が湧く食感ワード」の1位は「もちもち」で47.6%、2位が「サクサク」で27.3%、3位が「ふわふわ」で27.0%でした。
この結果からも、2026年は「ザクザクだけが圧倒的に人気」という状況ではありません。
むしろ、
「もちもち」
「サクサク」
「ふわふわ」
「ザクザク」
など、食感を分かりやすく楽しめる食品への関心が広がっていると考えることができます。
ザクザク食感と相性のよい食材
ザクザク食感を作る素材には、さまざまなものがあります。
クッキー

砕いたクッキーは、アイスクリームやパフェ、チーズケーキなどに合わせやすい素材です。
しっとりしたクリームに加えることで、柔らかな食感とザクザクした食感のコントラストを作れます。
ナッツ
アーモンドやくるみ、ピスタチオなどは、香ばしさと歯ごたえを加えられます。
細かく砕けばトッピングとして使いやすく、大きめに残せば力強い食感を楽しめます。
グラノーラ
ヨーグルトやアイス、パフェなどとの相性がよく、朝食からスイーツまで幅広く活用できます。
チョコレートクランチ
チョコレートとザクザクした素材を組み合わせれば、甘さと食感を同時に楽しめます。
パイ生地
焼いたパイ生地を砕いてトッピングに使うと、軽いザクザク感をプラスできます。
ザクザク×もちもちの組み合わせが面白い
2026年の食感を考えるうえで面白いのが、異なる食感を組み合わせる方法です。
例えば、
「ザクザク×もちもち」
という組み合わせなら、噛んだ瞬間とその後で異なる食感を楽しめます。
2026年には、抹茶入り最中皮と黒糖入りわらびもちを組み合わせ、サクッ・パリッとした最中皮と、もちもち・ぷるぷるしたわらびもちを一緒に楽しむ商品も登場しています。
このように、食感を一つに絞るのではなく、異なる食感を重ねることが新しい食体験につながります。
ザクザク×とろとろも人気メニューに取り入れやすい
ザクザク食感は、柔らかい食材との組み合わせにも向いています。
例えば、
「ザクザククッキー×プリン」
「ザクザクナッツ×アイス」
「ザクザクチョコ×ホイップ」
「ザクザククランチ×チーズケーキ」
などです。
柔らかなものだけでは単調になりやすい商品に、ザクザクした素材を加えることで、口の中で食感の変化を作れます。
特にパフェやカップスイーツは、層を作りやすいため、複数の食感を組み合わせるのに適しています。
「ザクザク」はチョコレートとも相性がいい
ザクザク食感を語るうえで、チョコレートも欠かせません。
2026年8月には森永製菓が「ザクザク食感」を特徴とする「ザクザクチョコボール」を新たなデザインで展開すると発表しました。同時に、近年の「もちもち食感」人気を背景に、もちもちを主役にした新シリーズも発売しています。
これは、「もちもち」と「ザクザク」という対照的な食感を、それぞれ商品として打ち出す動きの一例です。
チョコレートはクッキー、ナッツ、パフ、シリアルなどとも組み合わせやすいため、ザクザク食感の商品開発にも向いています。
SNSでは「音」が食感を伝える
ザクザク食感が注目される背景には、動画との相性のよさもあります。
写真では「ザクザク」という食感を直接伝えることはできません。
しかし動画なら、
「割る」
「砕く」
「かじる」
といった動作とともに、食感を連想させる音を伝えられます。
例えば、チョコレートの表面をスプーンで割る動画や、クッキーを割る瞬間などは、視覚と聴覚の両方から商品の魅力を表現できます。
クックパッドも、2026年の食トレンドについて「食感動画」がSNSで再生される背景を紹介しています。
飲食店で「ザクザク」を取り入れる方法

飲食店がザクザク食感を取り入れる場合、ゼロから新商品を開発する必要はありません。
既存メニューにトッピングを追加するだけでも、食感の変化を作れます。
パフェに加える
アイスクリームやホイップクリームに、クッキーやナッツ、グラノーラを加えます。
かき氷に加える
氷の柔らかな食感に、クッキーやチョコレートクランチなどを組み合わせると、食感のギャップを演出できます。
ドーナツに加える
チョコレートコーティングにクランチやナッツを加えれば、見た目にも食感が伝わりやすくなります。
クレープに加える
クリームやフルーツだけではなく、クッキーやパイ、チョコレートクランチなどを加えることで、もちもちした生地との対比を作れます。
メニュー名にも「ザクザク」を活用
ザクザク食感を取り入れた料理は、メニュー名にも食感を入れると特徴を伝えやすくなります。
例えば、
「ザクザクチョコパフェ」
「ザクザクナッツの濃厚アイス」
「ザクザククランチクレープ」
「ザクザク食感のチョコドーナツ」
などです。
「クッキー入りパフェ」と書くよりも、「ザクザククッキーのパフェ」としたほうが、食べたときのイメージを具体的に伝えられます。
ただし、実際の食感と商品名が一致していることが重要です。
「ザクザク」と表記しているのに、実際にはほとんど歯ごたえがないと、期待とのギャップにつながります。
「ザクザク」だけでなく食感の組み合わせに注目
2026年の食感トレンドを考えるなら、「ザクザクだけ」に注目するのではなく、食感の組み合わせを見ることが重要です。
例えば、
| 組み合わせ | 商品例 |
|---|---|
| ザクザク×もちもち | クランチ入りドーナツ |
| ザクザク×とろとろ | クッキー×プリン |
| ザクザク×ふわふわ | クランチ×パンケーキ |
| ザクザク×なめらか | ナッツ×アイス |
| ザクザク×ぷるぷる | クッキー×ゼリー |
このように考えると、既存メニューから新しい商品を発想しやすくなります。
2026年の食感トレンドは「ザクザク」だけではない
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2026年の食感トレンドは「ザクザク」だけではない
2026年の食感トレンドを調べると、ザクザクだけではなく、もちもち、ぷるぷる、プチプチ、パリパリなど、さまざまな食感が注目されています。
クックパッドが2026年のトレンドとして取り上げる「サゴ」も、プチプチとした食感ともちもち感が特徴です。
また、10代女性の調査では「もちもち」「サクサク」「ふわふわ」が食欲をそそる食感ワードの上位となっています。
したがって、2026年の食トレンドを「ザクザク一強」とするのは適切ではありません。
食感そのものを楽しむこと、そして異なる食感を組み合わせることが、2026年の食品・スイーツ開発を考えるうえで重要なポイントといえるでしょう。
まとめ
2026年は、食べ物の「食感」に注目が集まっています。
特に「ザクザク」は、女性や若年層で比較的支持が高く、クッキーやナッツ、グラノーラ、チョコレートクランチなどを使ったスイーツとの相性もよい食感です。
一方で、2026年の食感トレンドを「ザクザクだけ」と捉えるのは早く、「もちもち」「サクサク」「ふわふわ」「ぷるぷる」「プチプチ」など、食感を楽しめる食品全体への関心が高まっていると見るのが自然です。
飲食店で取り入れる場合は、
- ザクザクしたクッキーをパフェに加える
- ナッツでアイスに歯ごたえを出す
- チョコレートクランチをドーナツに使う
- パリパリ・ザクザクした素材をかき氷に合わせる
- ザクザクともちもちなど異なる食感を組み合わせる
といった方法があります。
2026年は「何味か」だけではなく、「どんな食感を楽しめるのか」まで含めて商品を考えることが、メニュー開発やスイーツの企画で重要になりそうです。
特に「ザクザク」のように、音や動きまでイメージできる食感は、SNSで商品の魅力を伝える際にも活用しやすいでしょう。

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