中古製氷機はどう選ぶ?飲食店開業で失敗しないための年式・製氷能力・価格の見極め方

経営ノウハウ

飲食店を開業するとき、冷蔵庫やガスレンジ、作業台などに目が向きやすい一方で、意外に悩みやすいのが「製氷機」です。

特に開業資金を抑えたい方からは、「製氷機も中古でそろえたいけれど、どこを見ればいいのか分からない」「安い中古品を買って、すぐ故障したら困る」といった声が聞かれます。

中古製氷機は、新品と比べて導入費用を抑えられる可能性がある一方、価格だけを見て選ぶと、製氷能力が足りなかったり、設置できなかったり、購入後のメンテナンスに困ったりすることがあります。

そこで今回は、厨房機器の選定で確認したいポイントをもとに、中古製氷機の選び方を分かりやすく解説します。

さらに、テンポスで紹介されている中古製氷機の選び方や販売現場の情報、開業支援の考え方も交えながら、「自分のお店ならどの製氷機を選べばいいのか」を判断できる内容にしていきます。

「できるだけ開業費を抑えたい。でも、厨房機器選びで失敗したくない」という方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

■ 中古製氷機って本当に大丈夫?まずはよくある悩みを整理しましょう

中古製氷機を検討するとき、多くの方が最初に気にするのは「安く買えるかどうか」ではないでしょうか。
しかし、厨房のプロから見ると、価格だけで中古製氷機を選ぶのはおすすめできません。

製氷機は、水を使って氷を作る機械です。ドリンク提供の多い飲食店では、営業中に安定して氷を供給できることが重要になります。

例えば、昼間はそれほど氷を使わないカフェでも、夏場や週末にはアイスドリンクの注文が増えることがあります。
居酒屋やバーであれば、ハイボールやサワー、ソフトドリンクなどで大量の氷を使うことがあります。

つまり、「普段は足りているから大丈夫」ではなく、忙しい時間帯まで考えて選ぶ必要があります。

●こんな悩みがあるなら、選び方を見直しましょう

▶ 中古製氷機なら、どのくらい安くなるのか分からない
▶ 年式が古い製氷機でも使えるのか不安
▶ 25kg、35kg、45kgなど、どれを選べばいいのか分からない
▶ 店舗に設置できるか判断できない
▶ 中古品を買った直後に故障しないか心配
▶ 新品と中古のどちらが自分の店に合うのか分からない

このような悩みを持っている方は、単純に「安い製氷機」を探すのではなく、「自分の店に必要な製氷機」を探すことが大切です。

テンポスフードメディアでも、中古製氷機は価格だけでなく、年式や製氷量を確認することが重要だと解説されています。

2026年版の記事では、中古製氷機を選ぶ際の重要なポイントとして年式と製氷量を挙げています。

☐ 店舗の業態を決めている
☐ 1日の客数やピーク時の客数を想定している
☐ ドリンクメニューと氷の使用量を考えている
☐ 設置スペースを測っている
☐ 給水、排水、電源を確認している

この5点を確認してから商品を探すと、製氷機選びでの失敗を減らしやすくなります。

■ 中古製氷機の選び方|厨房のプロが見る5つの判断基準

中古製氷機を選ぶときは、次の5つを順番に確認しましょう。

●判断基準1:製氷能力は足りているか

最初に確認したいのが製氷能力です。
製氷機には「1日あたり何kgの氷を作れるか」という製氷能力があります。

テンポスフードメディアでは、製氷機について25kg、35kgなどのタイプから240kgクラスまで幅広いタイプがあると紹介されています。

ここで重要なのは、「大きい製氷機を買えば安心」というわけではないことです。
必要以上に大きな製氷機を選べば、設置スペースや購入費用の面で負担になる可能性があります。

逆に、小さすぎる製氷機を選べば、ピークタイムに氷が足りなくなる可能性があります。

◎ ドリンクを大量に提供するバーなら、氷の使用量を多めに想定する
◎ 夏場に冷たいドリンクを多く販売するカフェなら、繁忙期の使用量も考える
◎ 焼肉店や居酒屋なら、ドリンクだけでなく食材の冷却などに使用する可能性も考える
× 「一番安いから」という理由だけで製氷能力を決める
× 現在の使用量だけを見て、繁忙期の需要を考えない

●判断基準2:年式を確認する

中古製氷機では、製造年や年式の確認も重要です。
中古品の場合、見た目がきれいでも、内部の状態や使用年数が分からなければ判断が難しくなります。

テンポスフードメディアでは、メーカーによって製造年の確認方法が異なることも紹介されています。
例えばホシザキ、パナソニック、フクシマガリレイ、大和冷機などで製造番号の読み取り方が異なります。

そのため、「中古だから古くても仕方ない」と考えるのではなく、商品ページなどで年式を確認し、状態と合わせて判断しましょう。

☐ 製造年を確認する
☐ 製造番号や型式を確認する
☐ 整備状況を確認する
☐ 動作確認の有無を確認する
☐ 保証内容を確認する

特に製氷機は水回りの機器でもあるため、内部の状態まで確認できる販売店から購入することが重要です。

●判断基準3:設置できるサイズか確認する

中古製氷機を購入してから、「厨房に入らない」「置く場所がない」という問題が起きると大変です。
確認するのは、本体の幅、奥行、高さだけではありません。

▶ 厨房内の設置スペース
▶ 厨房入口の幅
▶ エレベーターや階段のサイズ
▶ 給水位置
▶ 排水位置
▶ 電源
▶ 周囲の作業スペース

まで確認する必要があります。

特に居抜き物件の場合、「前の店舗で使っていた場所に置けばいい」と考えがちですが、新しく導入する機種のサイズが違えば、そのまま設置できるとは限りません。

テンポスでも中古厨房機器の導入では、設置スペースだけでなく搬入口や給排水、電源などの事前確認が重要だと案内しています。

◎ 物件契約後、厨房レイアウトを決める段階で製氷機のサイズを確認する
× 製氷機を購入してから設置場所を考える

●判断基準4:価格だけでなく総額で比較する

中古製氷機の魅力は、初期費用を抑えやすいことです。
しかし、本体価格だけを比較してはいけません。

▶ 本体価格
▶ 送料
▶ 搬入費
▶ 設置費
▶ 必要な配管工事
▶ メンテナンス費用

などを含めて考えることが大切です。

例えば、本体価格が安くても、遠方からの搬入費が高くなれば、想定していたほど節約できないケースもあります。
一方で、状態の良い中古機器を適切な価格で導入できれば、開業時の厨房設備費を抑える手段になります。

テンポスフードメディアでは、中古製氷機について10万円以下から購入できるものもあると紹介しています。

ただし、価格は商品、年式、製氷能力、状態などによって変わるため、購入時点の商品情報を確認することが重要です。

●判断基準5:販売店の整備や保証を確認する

中古厨房機器は、「どこから買うか」も重要な判断基準です。
同じメーカー、同じ製氷能力の製氷機でも、商品の状態や整備状況、保証内容などは異なる場合があります。

☐ 動作確認済みか
☐ 整備・清掃状況を確認できるか
☐ 保証期間を確認したか
☐ 購入後の相談先が分かるか
☐ 搬入や設置について相談できるか

中古製氷機は、購入時の価格だけでなく、購入後まで含めて判断することが大切です。

■ テンポスの販売現場から考える「中古製氷機の選ばれ方」

ここでは、テンポスが公開している情報を参考に、実際に中古製氷機を選ぶときの考え方を見ていきましょう。
テンポスフードメディアでは、25kg、35kgタイプが売れ筋として紹介されています。

また、製氷能力によって販売価格や買取価格の相場が変わることも案内されています。

これは、中古製氷機を選ぶ際に「人気の機種だから買う」のではなく、自店の使用量と照らし合わせることが重要だということでもあります。

例えば、小規模な飲食店であれば、省スペース性を重視した機種が候補になります。
一方、ドリンクの注文が多い業態では、製氷能力に余裕を持たせることが重要です。

また、テンポスの中古商品には、実際に「製氷機 55kg ホシザキ IM-55M-1-Q 幅630×奥行525×高さ800」といった商品も掲載されています。

商品ページでは、年式やサイズ、保証などを確認しながら検討できます。
ここで注目したいのが、「製氷能力」と「サイズ」の両方を見ることです。

55kgだから良い、35kgだから悪いという単純な話ではありません。

重要なのは、

「自分の店で必要な氷を作れて、なおかつ厨房に無理なく設置できるか」

です。

●テンポスの開業支援から考える厨房機器選び

製氷機だけを単独で考えるのではなく、開業全体の資金計画の中で厨房機器を選ぶことも重要です。

テンポスでは、事業計画、資金調達、物件探し、内装、厨房機器、資格・許認可、集客など、飲食店開業までの各段階をサポートする開業支援を案内しています。

つまり、「製氷機をいくらで買うか」だけではなく、「厨房全体にいくら使うのか」という視点で考えることができます。

例えば、

◎ 製氷機は状態の良い中古品を選ぶ
◎ 冷蔵庫や作業台なども中古品を検討する
◎ 一方で、店舗運営に大きく影響する機器には予算を確保する

といったように、厨房機器ごとに新品と中古を使い分ける方法もあります。

開業資金を限られた予算内で配分するなら、「すべて新品」か「すべて中古」かの二択ではなく、店舗の営業に必要な機能から優先順位を付けることがポイントです。

下記リンクのページでは、新規開業時に新品でそろえた場合と中古でそろえた場合の見積例が掲載されています。実際に10席・20坪のラーメン店を想定した例では、25kgタイプ製氷機を含む厨房機器の費用比較も紹介されています。

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テンポスでは中古の冷凍冷蔵機器、コンロ、シンク、調理機器、洗浄機器など幅広いカテゴリーを掲載しています。また中古商品2万5000点以上、全国62店舗との連携、最大1年保証などもございます。

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■ 条件別に考える中古製氷機選び|テンポスの商品を探してみよう

では、実際にどのように商品を探せばよいのでしょうか。

テンポスでは新品・中古の製氷機を取り扱っており、製氷機の種類や設置方法などから選べる商品情報を掲載しています。

●小規模なカフェや飲食店の場合

小規模店舗では、製氷能力だけでなく、厨房スペースとのバランスを考える必要があります。

特にカウンター中心の店舗や、厨房がコンパクトな物件では、大型機器を無理に入れると作業動線が悪くなる可能性があります。

☐ 厨房の幅・奥行・高さを測る
☐ ピークタイムのドリンク数を想定する
☐ 製氷機の貯氷量も確認する
☐ 他の厨房機器との位置関係を確認する

●居酒屋やバーの場合

居酒屋やバーでは、ドリンク注文が集中する時間帯があります。

そのため、1日の平均使用量だけではなく、夕方から夜にかけてどれだけ氷を使用するのかを考えることが大切です。

「1日でこれくらい使うから、この製氷能力で十分」と考えるのではなく、ピーク時に氷が不足しないかを検討しましょう。

●焼肉店などの場合

焼肉店ではドリンクだけでなく、食材の冷却など、氷を使う場面が店舗によって異なる場合があります。

そのため、ドリンク提供数だけで製氷能力を決めず、店舗オペレーション全体から必要量を考えることが重要です。

●新品と中古で迷ったら

「中古が絶対におすすめ」というわけではありません。

中古には初期費用を抑えやすいというメリットがありますが、新品には新品ならではの安心感があります。
そのため、

◎ 初期費用をできるだけ抑えたい
◎ 状態や保証を確認して購入できる
◎ 必要な製氷能力が明確になっている

という場合は中古が候補になります。
一方、

◎ 長期間使用する予定
◎ 新しい機器を安心して使いたい
◎ 新品の保証や仕様を重視したい

という場合は新品も比較しましょう。

テンポスでは新品・中古の両方から製氷機を探せるため、同じ製氷能力やサイズで価格を比較して検討する方法もおすすめです。

■ よくある質問|中古製氷機について厨房のプロに相談

中古製氷機について、開業前によく確認しておきたい疑問をQ&A形式でまとめます。

Q: 中古製氷機は、購入してから何年くらい使えるのでしょうか?

A:一概に「何年使える」と決めることはできません。製造年だけでなく、これまでの使用状況、メンテナンス状態、機器の状態などを確認することが重要です。

中古品を選ぶ際は、年式だけで判断せず、動作確認や整備状況、保証内容まで確認しましょう。

Q: 小さな飲食店なら25kg、大きな店なら35kgという考え方でいいですか?

A:店舗の規模だけで決めるのではなく、客数、営業時間、ドリンク提供数、ピークタイムの氷使用量などから判断します。

同じ10席の店舗でも、カフェとバーでは氷の使用量が大きく違う可能性があります。
「席数だけ」で決めないことがポイントです。

Q: たくさん確認するのは大変です。最低限チェックするポイントを教えてください。

A: まずは次の項目を確認しましょう。

☐ 年式
☐ 製氷能力
☐ 本体サイズ
☐ 電源
☐ 給水・排水
☐ 動作確認
☐ 整備状況
☐ 保証

この項目を確認したうえで、店舗の厨房に設置できるかを確認しましょう。

Q: 開業資金を抑えたいので、できるだけ安い製氷機を選びたいです。

A: 安さだけで決めるのはおすすめしません。

× 安いけれど製氷能力が不足している
× 設置できない
× 購入後に修理費がかかる

といったことになれば、結果的にコストが高くなる可能性があります。

中古製氷機は、「購入価格が安いか」ではなく、「必要な性能を持ち、店舗で問題なく使えるか」を基準に選びましょう。

Q: 業態や席数は決まっていますが、具体的にどの製氷機を選べばいいのか分かりません。

A:店舗の業態、席数、営業時間、ドリンク数、氷の使用用途、厨房スペースなどを整理したうえで、厨房機器の専門家に相談するのがおすすめです。

テンポスでは、飲食店開業に向けて事業計画や資金調達、物件、内装、厨房機器などについて相談できる開業支援を行っています。

「製氷機だけ相談したい」という場合でも、厨房全体のレイアウトや他の機器との兼ね合いまで考えることで、より失敗しにくい選択につながります。

テンポスの飲食店開業支援についてはこちらから

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■まとめ|中古製氷機は「安さ」ではなく「自分の店に合うか」で選びましょう

中古製氷機は、飲食店の開業費用を抑えるための選択肢の一つです。

新品と比較して導入費用を抑えられる商品もありますが、価格だけで選んでしまうと、製氷能力不足や設置スペースの問題、購入後のメンテナンスなどで困る可能性があります。

中古製氷機を選ぶときは、まず「自分の店ではどのくらい氷を使うのか」を考えることから始めましょう。
そのうえで、

▶ 製氷能力
▶ 年式
▶ 本体サイズ
▶ 設置条件
▶ 電源・給排水
▶ 動作確認
▶ 整備状況
▶ 保証
▶ 搬入・設置費用

を確認していきます。

特に重要なのが、「忙しい時間帯でも氷が足りるか」という視点です。
中古製氷機は、安い商品を探すことが目的ではありません。

「必要な製氷能力を持ち、店舗に設置でき、営業中に安定して使える製氷機を、納得できる条件で購入すること」が本当の目的です。

テンポスでは、新品・中古の製氷機を取り扱うだけでなく、飲食店開業に必要な厨房機器や設備についても幅広く案内しています。

中古製氷機だけを探すのではなく、冷蔵庫、冷凍庫、作業台、シンクなどを含めて厨房全体の予算とレイアウトを考えることで、より効率的な開業準備ができます。

「この製氷機で本当に足りるのか?」
「厨房に置けるのか?」
「中古と新品、どちらがいいのか?」

このような疑問がある場合は、無理に自己判断する必要はありません。
店舗の業態、席数、客数、ドリンク数、厨房の広さなどを整理して、専門家に相談してみましょう。

中古製氷機選びで大切なのは、「一番安い機械」を探すことではなく、「自分の店にとって一番無駄のない機械」を選ぶことです。

開業前だからこそ、価格だけでなく営業後の使いやすさまで考えて製氷機を選びましょう。

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