秋の食卓に登場することが多い「かぼちゃの煮物」。甘辛い味付けとほくほくした食感がおいしく、ご飯のおかずや副菜として親しまれている定番料理です。
一方で、鍋で作るかぼちゃの煮物は、火加減を調整したり、煮崩れしないように様子を見たりする必要があります。「できるだけ簡単に作りたい」「少量だけ作りたい」というときには、電子レンジを使った調理が便利です。
電子レンジなら、かぼちゃと調味料を耐熱容器に入れて加熱するだけで、手軽に煮物風の一品を作れます。鍋を使わないため、洗い物を減らせるのもメリットです。
この記事では、電子レンジで作るかぼちゃの煮物の基本レシピを紹介します。味をなじませるコツや加熱時間、失敗しやすいポイント、アレンジレシピまで詳しく解説します。
目次
かぼちゃの煮物は電子レンジでも作れる?

かぼちゃの煮物は、電子レンジを使っても作れます。
鍋で煮る場合は、かぼちゃをだしや調味料でじっくり加熱します。一方、電子レンジでは耐熱容器にかぼちゃと調味料を入れて加熱し、余熱を利用しながら味をなじませます。
電子レンジ調理の大きなメリットは、短時間で作りやすいことです。
特に一人分や二人分など少量を作る場合は、鍋を出して煮込むよりも手軽です。
また、火を使わないため、コンロが別の料理でふさがっているときにも調理できます。
ただし、電子レンジは加熱ムラが出ることがあります。かぼちゃの大きさをなるべくそろえ、加熱後はしばらく置いて味をなじませることがポイントです。
レンジで作るかぼちゃの煮物の基本レシピ
まずは、家庭にある調味料で作りやすい基本レシピを紹介します。
材料
・かぼちゃ……300g
・水……100ml
・しょうゆ……大さじ1
・みりん……大さじ1
・砂糖……大さじ1/2
・和風だし……小さじ1/2
作り方
- かぼちゃの種とワタを取り除きます。
- 皮をところどころ削り、食べやすい大きさに切ります。
- 耐熱容器にかぼちゃを皮を下にして並べます。
- 水、しょうゆ、みりん、砂糖、和風だしを混ぜ合わせ、かぼちゃに回しかけます。
- ふんわりとラップをかけます。
- 電子レンジ600Wで5分程度加熱します。
- 一度取り出して、かぼちゃの状態を確認します。
- まだ硬い場合は、30秒から1分ずつ追加加熱します。
- 加熱後、ラップをしたまま5〜10分ほど置きます。
- 味がなじんだら完成です。
電子レンジの機種やかぼちゃの大きさによって加熱時間は変わります。
最初から長時間加熱するのではなく、様子を見ながら追加加熱するのがおすすめです。
かぼちゃを切るときのポイント
かぼちゃは硬いため、切る作業が負担になりやすい食材です。
無理に包丁を入れると危険なので、丸ごとのかぼちゃを扱う場合は特に注意しましょう。
硬いかぼちゃは少し加熱する
かぼちゃを切りやすくしたい場合は、丸ごとではなく、状態に応じて電子レンジで短時間加熱してから切る方法があります。
ただし、加熱したかぼちゃは熱くなるため、やけどに注意してください。
市販のカットかぼちゃを使えば、切る手間を減らせます。
大きさをそろえる
電子レンジでは、食材の大きさによって火の通り方が変わります。
かぼちゃを一口大に切る際は、できるだけ大きさをそろえましょう。
大きなものと小さなものが混ざっていると、小さいものがやわらかくなりすぎる一方、大きなものが硬いまま残ることがあります。
きのこレシピは種類を変えるだけでも印象が変わる
同じレシピでも、使うきのこを変えると食感や香りが変わります。
| きのこ | 特徴 | 合わせやすい料理 |
|---|---|---|
| しめじ | 歯ごたえがありクセが少ない | 炊き込みご飯、炒め物、パスタ |
| しいたけ | 香りが強く存在感がある | 煮物、天ぷら、汁物 |
| えのき | 細くシャキシャキした食感 | 汁物、和え物、鍋 |
| 舞茸 | 香りが豊かで独特の食感 | 炊き込みご飯、天ぷら、炒め物 |
| エリンギ | 弾力のある食感 | 炒め物、ホイル焼き、グリル |
例えば、炊き込みご飯ならしめじと舞茸を組み合わせると香りと食感を楽しみやすくなります。
炒め物ならエリンギを加えることで、弾力のある食感をプラスできます。
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レンジでかぼちゃの煮物を作るときの加熱時間
電子レンジでかぼちゃを加熱する場合、目安として600Wで5分程度から様子を見るとよいでしょう。
ただし、これは300g程度のかぼちゃを一口大に切った場合の目安です。
| 電子レンジ | 加熱時間の目安 |
|---|---|
| 500W | 約6分 |
| 600W | 約5分 |
| 700W | 約4分30秒程度 |
電子レンジの出力だけでなく、かぼちゃの量や大きさ、容器の形状によっても加熱時間は変わります。
竹串などを刺して、すっと入るか確認すると火の通り具合を判断しやすくなります。
硬い場合は、30秒程度ずつ追加加熱してください。
かぼちゃの煮物をおいしく仕上げる5つのコツ

電子レンジで作るかぼちゃの煮物は簡単ですが、いくつかのポイントを押さえると、よりおいしく仕上げられます。
1.かぼちゃの皮を下にして並べる
耐熱容器にかぼちゃを並べるときは、皮を下にするのがおすすめです。
皮が下になることで、容器の底にかぼちゃが安定しやすくなります。
また、煮崩れを抑えたい場合にも、かぼちゃを重ねすぎないことが大切です。
2.調味料は先に混ぜる
しょうゆ、みりん、砂糖、だしなどは、あらかじめ混ぜてからかぼちゃにかけます。
調味料を均一に合わせておくことで、味付けにムラが出にくくなります。
3.ラップはふんわりかける
電子レンジで加熱するときは、耐熱容器にラップを密着させるのではなく、ふんわりとかけます。
蒸気の逃げ道を確保しながら、かぼちゃが乾燥するのを抑えます。
容器やラップの使用方法については、使用する製品の表示も確認しましょう。
4.加熱しすぎない
かぼちゃは火が通りやすいため、加熱しすぎると形が崩れやすくなります。
最初から長時間加熱するのではなく、5分程度を目安に状態を確認し、必要に応じて追加加熱する方法がおすすめです。
5.加熱後に時間を置く
電子レンジで加熱した直後よりも、少し時間を置いたほうが味がなじみやすくなります。
加熱後はラップをした状態で5〜10分ほど置きましょう。
時間に余裕があれば、粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やして食べるのもおすすめです。
レンジ調理で味が染みないときは?
「かぼちゃはやわらかくなったけれど、味が薄い」と感じる場合があります。
これは、鍋で煮込む場合と電子レンジ調理では、調理中の水分の動きが異なるためです。
電子レンジでは、かぼちゃそのものを短時間で加熱するため、調味液に長時間浸して煮る料理ほど味が入り込むわけではありません。
そこで重要になるのが、加熱後に味をなじませる時間です。
加熱後すぐに食べるのではなく、ラップをしたまましばらく置いておきましょう。
また、かぼちゃを小さめに切ると調味料が絡みやすくなります。
ただし、小さく切りすぎると煮崩れしやすくなるため、一口大程度を目安にすると扱いやすいでしょう。
めんつゆを使えばさらに簡単
調味料を計量する手間を減らしたい場合は、めんつゆを使う方法もあります。
材料
・かぼちゃ……300g
・めんつゆ……大さじ2程度
・水……100ml
作り方
- かぼちゃを一口大に切ります。
- 耐熱容器にかぼちゃを並べます。
- めんつゆと水を合わせて加えます。
- ふんわりラップをかけます。
- 600Wで5分程度加熱します。
- かぼちゃの硬さを確認します。
- 必要に応じて追加加熱します。
- そのまま5〜10分ほど置いて味をなじませます。
めんつゆは商品によって濃縮倍率が異なるため、パッケージに記載された希釈方法を確認して調整してください。
かぼちゃの煮物に合うアレンジ
基本の煮物に具材を加えると、違った味わいを楽しめます。
かぼちゃと鶏肉の煮物
かぼちゃだけでは物足りないときは、鶏もも肉を加えると食べ応えが出ます。
鶏肉は一口大に切り、かぼちゃと一緒に耐熱容器に入れて加熱します。
鶏肉を使用する場合は、中心部まで十分に加熱されていることを確認してください。
かぼちゃとひき肉のそぼろ煮
かぼちゃとひき肉の組み合わせも定番です。
電子レンジで作る場合は、ひき肉を調味料と合わせて加熱し、途中でほぐします。
最後にやわらかくしたかぼちゃと合わせれば、そぼろあん風のおかずにアレンジできます。
かぼちゃとベーコンの洋風煮
しょうゆや和風だしではなく、コンソメとベーコンを使えば洋風の煮物になります。
かぼちゃの甘みとベーコンの塩気が組み合わさり、普段の煮物とは違った味わいを楽しめます。
かぼちゃの煮物は作り置きできる?
かぼちゃの煮物は、作ってから冷蔵庫で保存することもできます。
ただし、調理後は常温に長時間置かず、粗熱が取れたら清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
作り置きする場合も、できるだけ早めに食べ切ることが大切です。
食べる際には、状態やにおいなどに異変がないか確認してください。
また、保存したかぼちゃを再加熱する場合は、中心までしっかり温まるように加熱します。
レンジで作ったかぼちゃの煮物を翌日にアレンジ

多めに作った場合は、翌日の料理にアレンジすることもできます。
例えば、かぼちゃの煮物をつぶしてマヨネーズと合わせれば、かぼちゃサラダにできます。
さらにチーズをのせて焼けば、簡単なかぼちゃグラタン風の料理にもアレンジできます。
パンにはさんでサンドイッチの具にしたり、つぶしてコロッケの具にしたりするのもよいでしょう。
ただし、アレンジする場合も保存状態を確認し、早めに食べ切るようにしましょう。
まとめ
かぼちゃの煮物は、電子レンジを使うことで鍋を使わず簡単に作れます。
基本の作り方は、かぼちゃを一口大に切り、しょうゆ、みりん、砂糖、だしなどの調味料と一緒に耐熱容器へ入れて加熱するだけです。
600Wで5分程度を目安にし、かぼちゃの硬さを確認しながら必要に応じて追加加熱します。
おいしく仕上げるポイントは、以下の通りです。
・かぼちゃの大きさをそろえる
・耐熱容器に重ならないように並べる
・ラップをふんわりかける
・最初から長時間加熱しない
・加熱後に5〜10分ほど置いて味をなじませる
さらに、めんつゆを使えば調味料を計量する手間を減らせます。
鶏肉やひき肉を加えて主菜に近づけたり、ベーコンやコンソメで洋風にしたりするなど、アレンジも可能です。
秋の副菜に何を作ろうか迷ったときは、電子レンジを活用して、手軽なかぼちゃの煮物を作ってみてはいかがでしょうか。

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