飲食店を開業するとき、「せっかくの新店舗だから厨房機器はすべて新品で揃えたい」と考える方は多いのではないでしょうか。
もちろん、新品の厨房機器には、最新機能が使える、保証が充実している、きれいな状態から使えるといったメリットがあります。
しかし、冷蔵庫、冷凍庫、製氷機、作業台、シンク、コンロ、フライヤーなど、厨房に必要なものをすべて新品で揃えようとすると、設備費が大きく膨らんでしまいます。
そして、開業時に本当に怖いのは、厨房機器にお金を使いすぎて、開業後の運転資金が足りなくなることです。
そこで選択肢に入れたいのが「中古厨房機器」です。
中古と聞くと、
「すぐ壊れない?」
「衛生面は大丈夫?」
「古すぎる機械では?」
と不安になるかもしれません。
しかし、すべての厨房機器を新品にする必要はありません。
機器の役割や使用頻度、故障したときの影響などを考えて、新品と中古を上手に使い分けることが大切です。
この記事では、飲食店開業で新品と中古の厨房機器をどう判断すればよいのか、具体的な基準を紹介します。
さらに、テンポスの中古厨房機器や開業支援の情報を参考にしながら、開業資金を守るための設備投資について考えていきましょう。
中古厨房機器と新品の比較ページはこちら

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目次
■「開業するなら全部新品」は本当に正解?

●新品にこだわるほど、開業資金が減っていくことも
飲食店を開業するとき、多くの人が最初に考えるのが「何を買うか」です。
新しい店舗、新しい厨房、新しい設備。これから始まる店だからこそ、できるだけきれいで新しいものを揃えたいという気持ちは自然なものです。
しかし、ここで一度考えておきたいのが、「すべて新品にする必要があるのか」ということです。
厨房には、営業に欠かせない機器だけでなく、作業台、シンク、棚、ラックなど、さまざまな設備があります。
例えば、
▶ 冷蔵庫
▶ 冷凍庫
▶ 製氷機
業務用冷機器をお探しの際はこちら
▶ 食器洗浄機
業務用食器洗浄機をお探しの際はこちら
▶ ガスレンジ
▶ フライヤー
熱機器・保温機器をお探しの際はこちら
▶ 作業台
▶ シンク
▶ 吊戸棚
▶ 棚、ラック
業務用シンク・作業台・ガス台・調理台・他板金類をお探しの際はこちら
などです。
これらを一つひとつ新品で購入していくと、最初は「このくらいなら大丈夫」と思っていても、最終的な金額が大きくなりがちです。
特に注意したいのが、厨房機器以外にも開業費用がかかることです。
物件取得費、内装工事費、看板、食器、調理器具、家具、レジ、販促費など、開業にはさまざまなお金が必要になります。
さらに、開業した瞬間から売上が安定するとは限りません。
そのため、
× 厨房機器を新品で揃えることを優先しすぎる
× 開業資金を設備に使い切ってしまう
× 開業後の家賃や仕入れ、人件費を考えていない
という資金計画は避けたいところです。
●「新品か中古か」より「何にお金をかけるか」が重要
厨房機器選びで重要なのは、新品と中古のどちらが優れているかを決めることではありません。
「どの機器にお金をかけ、どの機器は中古で抑えるか」
という考え方です。
例えば、毎日長時間使う機器や、故障すると営業そのものが止まってしまう機器には、予算をかける価値があります。
一方で、作業台やシンク、棚などは、状態やサイズ、仕様が店舗に合っていれば中古を選択肢に入れやすい設備です。
☐ 開業後の運転資金を残せているか
☐ 店舗の業態に本当に必要な機器なのか
☐ 新品でなければ困る機器なのか
☐ 中古でも問題なく使える機器なのか
☐ 中古の場合、状態や保証を確認しているか
この5点を一つずつ確認するだけでも、設備投資の考え方は大きく変わります。
■新品と中古、どこで使い分ける?厨房機器の判断基準

●判断基準は「価格」だけではありません
中古厨房機器を選ぶとき、「新品より安いから」という理由だけで決めるのはおすすめできません。
大切なのは、価格だけではなく、使用頻度、故障時の影響、機器の状態、必要な性能、保証やメンテナンス体制を見ることです。
例えば、冷蔵庫を考えてみましょう。
飲食店では食材の保管に欠かせないため、故障すると営業に大きな影響が出ます。
そのため、価格だけを比較するのではなく、
▶ 年式
▶ 容量
▶ サイズ
▶ 電源
▶ 冷却性能
▶ 扉の状態
▶ パッキンの状態
▶ 設置スペース
▶ 保証や修理対応
などを確認することが重要です。
一方、作業台やシンクなどは、基本的な機能がしっかりしていて、店舗に合ったサイズであれば、中古を検討しやすい設備です。
●中古を選びやすい厨房機器とは?
あくまで一例ですが、次のような設備は中古を検討しやすいでしょう。
◎ 作業台
◎ シンク
◎ 棚、ラック
◎ 一部の収納設備
◎ 状態を確認したうえでの冷蔵庫や冷凍庫
◎ 店舗の使用条件に合った一部の調理機器
ただし、同じ機器でも店舗によって適した選択は変わります。
例えば、ランチ営業を中心とする定食屋と、深夜まで営業するラーメン店では、厨房機器の使用頻度が違います。
また、カフェと焼肉店では必要な設備も大きく異なります。
そのため、「中古だからダメ」「新品だから安心」と一括りにするのではなく、自分の店でどれだけ使うのかを考えることが重要です。
●「壊れたら営業できない機器」は慎重に
厨房機器の中でも、故障による影響が大きいものは慎重に判断しましょう。
例えば、
▶ 食材の保管に直結する機器
▶ 営業の中心となる調理機器
▶ 店舗のメニュー構成上、代替手段がない機器
などです。
反対に、代替できる設備や、比較的単純な構造の設備であれば、中古を検討しやすくなる場合があります。
ここで重要なのは、「中古を買うこと」ではなく、中古を買っても営業に支障が出ないかを考えることです。
■テンポスの中古厨房機器と開業支援から考える「中古活用」

●中古厨房機器は「安いだけ」ではなく選択肢の多さも重要
中古厨房機器を検討するとき、「欲しい機器が中古で見つかるのか」という点も気になります。
テンポスでは、中古厨房機器について、中古商品2万5,000点以上、全国62店舗との連携、毎月2,000件の商品追加を案内しています。
また、中古厨房機器の修理や再生にも取り組んでおり、商品によっては最大1年保証が用意されています。
中古厨房機器を選ぶうえでは、単に価格を見るだけでなく、こうした「商品数」「状態確認」「保証」「修理対応」などを含めて考えることが大切です。
つまり、
× 中古ならとにかく安いものを買う
ではなく、
◎ 状態を確認する
◎ 店舗に合うサイズを選ぶ
◎ 必要な性能を確認する
◎ 保証や修理対応を確認する
という選び方が重要になります。
●開業支援の経験を「設備選び」に活かす
テンポスの開業ガイドでは、年間3万8千件の新規開業支援経験が紹介されています。
飲食店の開業では、厨房機器だけを考えていても資金計画は完成しません。
物件、内装、厨房、家具、食器、POS、仕入れなど、さまざまな準備があります。
だからこそ、「この機器を買うべきか」という単体の判断だけでなく、店舗全体の予算の中で厨房機器にいくら使うのかを考えることが重要です。
例えば、厨房機器を新品から中古に一部変更して設備費を抑えられれば、その分を運転資金や販促費などに回せる可能性があります。
もちろん、実際にどれだけ削減できるかは、店舗の規模、業態、物件、必要機器によって変わります。
だからこそ、開業前に「新品だけで揃えた場合」と「新品と中古を組み合わせた場合」を比較してみることをおすすめします。
実際にどのような中古厨房機器があるのか知りたい方は、テンポスの中古厨房機器一覧もチェックしてみましょう。
中古厨房機器の通販はこちら
厨房機器だけでなく、物件や内装、資金調達まで含めて開業準備を進めたい方は、テンポスの開業支援も活用してみてください。
初めて飲食店を開業するならテンポス|開業ガイドはこちら
■中古を上手に取り入れるなら?テンポスの商品・サービスを活用
●中古厨房機器を探すだけでなく「まとめて比較」する
中古厨房機器を活用するとき、難しいのが「何を中古にするか」です。
自分で一つずつ商品を探していると、価格だけを見てしまい、店舗に必要な容量やサイズを見落とすことがあります。
そこで活用したいのが、厨房機器の見積もりや開業支援です。
テンポスでは、店舗の図面などをもとに必要な厨房機器を検討し、見積もりにつなげるサービスがあります。
これは、
「冷蔵庫を安く買いたい」
という相談だけではなく、
「この店舗で営業するには何が必要なのか」
という視点で考えるために役立ちます。
●新品と中古を組み合わせて考える
例えば、20坪程度の店舗を新規開業するとします。
すべて新品で揃えるのではなく、
◎ 営業の中心になる機器は新品
◎ 状態が良ければ作業台を中古
◎ シンクを中古で検討
◎ 棚やラックも中古を検討
◎ 条件が合えば冷蔵・冷凍機器も中古を比較
というように、一つずつ判断していきます。
この方法なら、「中古にしたから品質を妥協した」という考え方ではなく、必要なところに予算を集中させるという設備投資ができます。
特に開業時は、厨房機器に予算を使いすぎないことも重要です。
運転資金を残しておけば、開業後の仕入れ、人件費、家賃、光熱費、販促費などにも対応しやすくなります。
●中古購入では「搬入・設置」まで考える
厨房機器は、購入価格だけで判断してはいけません。
大型冷蔵庫や冷凍庫などは、店舗まで搬入できるか、設置場所に収まるか、扉を開けるスペースがあるかなども確認する必要があります。
☐ 店舗の間口を確認
☐ 搬入経路を確認
☐ エレベーターのサイズを確認
☐ 厨房内の設置スペースを確認
☐ 電源やガスなどの設備を確認
☐ 扉の開閉スペースを確認
中古だからこそ、購入前の確認が重要です。
「安く買えたけれど店舗に入らない」ということになれば、節約どころか余計な費用が発生してしまいます。
中古訴求ページはこちら
テンポスの一括見積り・設備機器相談はこちら
■「結局、何を中古にすればいい?」開業前の店主からの相談にプロが回答
●Q&Aで解決!新品と中古を使い分ける考え方
ここまで読んでも、「自分の店なら何を中古にすればいいの?」と迷う方は多いでしょう。
そこで、開業前によく考えておきたいポイントをQ&A形式で整理します。
Q: 開業資金が少ないのですが、厨房機器を全部中古にしても大丈夫ですか?
A: 必ずしも「全部中古」にする必要はありません。
重要なのは、新品と中古を組み合わせることです。
例えば、故障すると営業に大きな影響が出る機器は新品を優先し、作業台やシンク、棚などは中古を検討する方法があります。
「全部新品」か「全部中古」かの二択ではなく、店舗に必要な機器を一つずつ判断しましょう。
Q: 冷蔵庫や冷凍庫も中古で購入して大丈夫ですか?
A:中古でも選択肢になりますが、状態や年式、容量、冷却性能、設置条件などを確認することが重要です。
特に冷蔵庫や冷凍庫は食材管理に直結するため、価格だけで決めるのは避けましょう。
☐ 使用頻度
☐ 必要容量
☐ 年式
☐ 状態
☐ 保証や修理対応
などを確認したうえで判断してください。
Q: カフェを開業する場合、どの厨房機器を中古にするとよいですか?
A:店舗のメニューや営業時間によって変わりますが、作業台、シンク、棚などは中古を検討しやすい設備です。
一方、エスプレッソマシンや冷蔵・冷凍設備など、店舗の営業内容に深く関係する機器は、使用頻度や故障時の影響を考えて慎重に選びましょう。
「カフェだから中古」「カフェだから新品」と決めるのではなく、提供メニューから必要な性能を逆算することがポイントです。
Q: 居抜き物件なら、中古厨房機器をもっと活用できますか?
A:はい。居抜き物件では、既存設備を活用できる可能性があるため、新たに購入する厨房機器を減らせる場合があります。
ただし、「置いてあるからそのまま使える」とは限りません。
☐ 機器が正常に動作するか
☐ 年式や状態に問題がないか
☐ 自分の業態に必要な容量があるか
☐ 厨房レイアウトに合っているか
☐ 修理や交換が必要になった場合の費用
などを確認しましょう。
既存設備を活用できれば、その分を別の設備や運転資金に回せる可能性があります。
Q: 結局、新品と中古はどのように組み合わせればいいですか?
A:「壊れたら営業に大きな影響が出るか」「使用頻度が高いか」「中古でも必要な性能を満たせるか」の3点を軸に考えてみましょう。
例えば、
◎ 営業の中心となる機器は新品を優先
◎ 使用頻度や故障リスクを考えて中古を選ぶ
◎ 作業台やシンクなどは中古を積極的に検討
◎ 中古でも保証や修理体制を確認する
◎ 新品と中古の見積もりを比較して決める
という考え方です。
最終的には、厨房機器だけでなく、物件費や内装費、備品費、運転資金まで含めて判断することが大切です。
■まとめ|新品にこだわるより「必要なところにお金をかける」
飲食店を開業するとき、「厨房機器はすべて新品で揃えたい」という気持ちは決して間違いではありません。
新品には、新しい設備を気持ちよく使えることや、メーカー保証などのメリットがあります。
しかし、「新品だから安心」「中古だから危険」と単純に考えるのはおすすめできません。
大切なのは、自分の店舗に必要な機能を満たしているか、使用頻度はどの程度か、故障したときの影響は大きいか、そして開業資金全体の中で無理のない金額なのかを考えることです。
今回の記事のポイントを整理すると、
▶ すべて新品にすると設備費が膨らみやすい
▶ 開業時は運転資金を残すことも重要
▶ 新品と中古を機器ごとに使い分ける
▶ 作業台やシンク、棚などは中古を検討しやすい
▶ 冷蔵庫や冷凍庫などは状態や保証まで確認する
▶ 中古は価格だけでなく、年式・状態・容量・設置条件を見る
▶ テンポスの中古商品や開業支援を活用して比較する
ということです。
特に覚えておきたいのは、「中古を使うこと」が目的ではないということです。
目的は、開業資金を上手に配分し、開業後も無理なく店舗を運営できる状態をつくることです。
「ここは新品にしたい」「ここは中古でも問題なさそう」と機器ごとに判断していけば、無駄な設備投資を抑えながら、自分の店に必要な厨房をつくることができます。
新品か中古かで迷ったら、まずは厨房機器をすべて書き出してみましょう。
そして、
「これは新品でなければ困るのか?」
「中古でも必要な性能を満たせるのか?」
「この機器にお金をかけすぎて、運転資金が減っていないか?」
と、一つずつ確認してみてください。
開業成功のために必要なのは、すべてを新品で揃えることではありません。
限られた開業資金をどこに使うのかを考え、必要なところにはしっかり投資し、抑えられるところは中古などを上手に活用すること。
これが、これからの飲食店開業における賢い厨房機器選びの考え方です。
テンポスでは、これから開業を目指す方、飲食店の経営についてお悩みの方に向けてさまざまな情報を発信しています。
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業務用調理機器や小物、食器から家具に至るまで、多数取り揃えております。
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