秋になると食べたくなる野菜のひとつが、かぼちゃです。
煮物やスープ、グラタンなどの料理に使うイメージが強いかぼちゃですが、実は冷たいスイーツにも活用できます。
今回紹介するのは、かぼちゃをやわらかく加熱して冷凍し、食べる直前にプレーンヨーグルトと混ぜて作る「かぼちゃアイス」です。
作り方のポイントは、凍らせたかぼちゃをスプーンで少しずつ削りながら、ヨーグルトと混ぜること。
アイスクリームメーカーなどの特別な道具を使わなくても、かぼちゃの濃厚な味わいとヨーグルトのなめらかさを合わせた、ジェラートのような食感を楽しめます。
材料も、基本はかぼちゃとプレーンヨーグルトだけ。甘さが欲しい場合は、メープルシロップやはちみつを加えます。
かぼちゃはβ-カロテンや食物繊維などを含む野菜で、文部科学省の食品成分データベースによると、西洋かぼちゃの生100gあたりには食物繊維が3.5g含まれています。
「かぼちゃをいつもと違う方法で食べたい」「子どもと一緒に作れる簡単なおやつを探している」というときにも試しやすいレシピです。
目次
かぼちゃアイスの材料
| 分量 | |
|---|---|
| かぼちゃ | 1/2個 |
| プレーンヨーグルト | 適量 |
| メープルシロップ | お好みで |
| はちみつ | お好みで |
基本的には、かぼちゃとプレーンヨーグルトがあれば作れます。
ヨーグルトは最初から決まった量を入れるのではなく、かぼちゃを削りながら状態を見て少しずつ加えるのがポイントです。
かぼちゃの水分量や大きさによって適した量が変わるため、好みの濃さになるよう調整しましょう。
甘い味が好きな場合は、メープルシロップを加えるとコクのある甘さに仕上がります。
はちみつを使う場合は、1歳未満の乳児には与えないよう注意してください。
かぼちゃアイスの作り方
ここからは、凍らせたかぼちゃを削って作る、簡単なかぼちゃアイスの作り方を紹介します。
調理工程は大きく分けると「加熱」「冷凍」「削って混ぜる」の3段階です。
1.かぼちゃの種を取り除く
まず、かぼちゃを用意します。
かぼちゃを半分に切り、スプーンなどを使って種とワタを取り除きます。
種を取り除いたら、電子レンジで加熱しやすい大きさや状態に整えます。
かぼちゃは硬いため、包丁を使う際には手元が滑らないよう注意しましょう。
丸ごとのかぼちゃを無理に切ろうとせず、電子レンジなどで少し加熱してから切る方法もあります。
2.電子レンジでやわらかくする
種を取り除いたかぼちゃを電子レンジに入れ、600Wで6〜7分程度加熱します。
ただし、かぼちゃの大きさや厚みによって必要な加熱時間は変わります。
竹串やフォークなどを刺して、中心までやわらかくなっているか確認しましょう。
まだ硬い場合は、様子を見ながら追加で加熱します。
この工程でかぼちゃをしっかりやわらかくしておくことが、後から削って混ぜやすくするポイントです。
3.粗熱を取ってラップで包む
かぼちゃがやわらかくなったら、粗熱を取ります。
熱い状態のまま冷凍するのではなく、十分に冷ましてからラップをぴったりと密着させましょう。
ラップをかぼちゃに密着させることで、冷凍中の乾燥を抑えやすくなります。
かぼちゃの表面が空気に触れた状態で冷凍すると、表面が乾燥したり、冷凍庫内のにおいが移ったりすることもあるため、できるだけ隙間なく包むのがポイントです。
4.一晩冷凍する
ラップで包んだかぼちゃを冷凍庫に入れます。
今回のレシピでは、一晩を目安にしっかり凍らせます。
冷凍時間は、かぼちゃの大きさや冷凍庫の設定などによって変わるため、中心までしっかり凍っていることを確認しましょう。
中途半端に凍っていると、スプーンで削りにくく、ヨーグルトと混ぜたときのひんやりした食感も出にくくなります。
5.凍ったかぼちゃにヨーグルトを加える
かぼちゃがしっかり凍ったら冷凍庫から取り出します。
ラップを外し、かぼちゃの中央部分にプレーンヨーグルトを加えます。
ヨーグルトは最初から大量に入れず、少しずつ加えるのがおすすめです。
かぼちゃを削って混ぜながら、好みのなめらかさになるよう量を調整します。
6.スプーンで削りながら混ぜる
ここが、かぼちゃアイスの一番のポイントです。
スプーンを使って、凍ったかぼちゃの周囲を少しずつ削ります。
削ったかぼちゃをヨーグルトと混ぜながら、さらに周囲を削っていきます。
凍ったかぼちゃが細かくなり、ヨーグルトと混ざることで、少しずつアイスやジェラートのような状態になっていきます。
全体が混ざって、好みの食感になったら完成です。
かぼちゃの甘みをしっかり感じたい場合はヨーグルトを控えめに、さっぱりした味わいにしたい場合はヨーグルトをやや多めにするなど、好みに合わせて調整できます。
かぼちゃアイスを濃厚に仕上げるコツ
材料がシンプルなレシピだからこそ、かぼちゃの状態が仕上がりを大きく左右します。
甘みのあるかぼちゃを使う
かぼちゃアイスは、かぼちゃそのものの甘みを生かしたスイーツです。
そのため、甘みのあるかぼちゃを選ぶと、砂糖などをたくさん加えなくても満足しやすくなります。
かぼちゃの品種や収穫時期、保存状態などによって甘みは異なるため、使うかぼちゃによって仕上がりにも違いが出ます。
甘さが足りないと感じた場合は、メープルシロップやはちみつなどを少量加えて調整しましょう。
かぼちゃはしっかりやわらかくする
電子レンジで加熱するときは、表面だけでなく中心部分までしっかりやわらかくすることが重要です。
かぼちゃが硬いままだと、冷凍後にスプーンで削りにくくなります。
加熱後にフォークや竹串を刺して、すっと入る程度までやわらかくなっているか確認しましょう。
ヨーグルトは少しずつ加える
ヨーグルトを一度に大量に加えると、かぼちゃの味が薄くなってしまうことがあります。
まず少量を加え、凍ったかぼちゃを削りながら混ぜていきましょう。
「もう少しなめらかにしたい」と感じたら、そこからヨーグルトを追加します。
かぼちゃの濃厚さを残したい場合は、ヨーグルトを入れすぎないことがポイントです。
かぼちゃをしっかり冷凍する
このレシピでは、冷凍したかぼちゃを削って混ぜることで、ひんやりした食感を作ります。
そのため、かぼちゃをしっかり凍らせることが重要です。
一晩冷凍しても中心が十分に凍っていない場合は、さらに冷凍時間を取ります。
食べる直前に冷凍庫から取り出し、ヨーグルトと混ぜると、冷たい状態を保ちやすくなります。
飲食店で使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、飲食店で作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
18-8 ワンタッチ 裏漉 セット 27cm 7メッシュ

MT18-8ミニ泡立 特大(クリーマー泡立)

かぼちゃアイスはどんな味?

かぼちゃアイスは、一般的な乳製品ベースのアイスとは少し違った味わいになります。
かぼちゃの自然な甘みとコクがベースにあり、ヨーグルトを加えることで酸味とさっぱりした後味が加わります。
そのため、濃厚でありながら、ヨーグルトによって重たくなりすぎない味わいを楽しめます。
また、かぼちゃをしっかり凍らせてから削ることで、冷たさとシャリッとした食感も感じられます。
ヨーグルトの量によって食感を調整できるのも、このレシピの面白いところです。
かぼちゃを多めにすれば濃厚な味わいに、ヨーグルトを多めにすればさっぱりした味わいに仕上げやすくなります。
かぼちゃにはどんな栄養が含まれている?
かぼちゃは、さまざまな栄養素を含む野菜です。
文部科学省の食品成分データベースによると、西洋かぼちゃの生100gあたりには、β-カロテンが5,100μg、食物繊維が3.5g含まれています。
加熱方法によって成分値は変化しますが、焼いた西洋かぼちゃでは100gあたりβ-カロテンが5,400μg、食物繊維が5.3gとされています。
代表的な栄養素を見てみましょう。
β-カロテンを含む
かぼちゃの鮮やかな黄色やオレンジ色に関係している成分のひとつがβ-カロテンです。
西洋かぼちゃはβ-カロテンを多く含む野菜として知られています。
β-カロテンは体内でビタミンAに変換されることがあります。
ただし、食品に含まれる栄養素を「美肌」や「アンチエイジング」など特定の美容効果に直接結びつけて断定することはできません。
記事やレシピ紹介では、「β-カロテンを含む食品」として紹介するのが適切です。
食物繊維を含む
かぼちゃには食物繊維も含まれています。
文部科学省の食品成分データベースでは、西洋かぼちゃの生100gあたりの食物繊維総量は3.5gです。水溶性食物繊維が0.9g、不溶性食物繊維が2.6gとされています。
野菜を使ったおやつとして、かぼちゃを取り入れられる点も魅力です。
ビタミン類も含まれている
西洋かぼちゃには、β-カロテンのほか、ビタミンCやビタミンE、ビタミンB群なども含まれています。
生の西洋かぼちゃ100gあたりでは、ビタミンCが32mg、ビタミンEの一種であるα-トコフェロールが3.9mg含まれています。
「栄養の宝庫」と表現したくなるかぼちゃですが、特定の栄養素だけに注目するのではなく、さまざまな食品と組み合わせながら食事に取り入れることが大切です。
かぼちゃの皮も活用できる!ポタージュへのアレンジ
かぼちゃアイスを作る際、皮を取り除く場合は、残った皮を別の料理に活用する方法もあります。
今回のレシピでは、かぼちゃの皮を玉ねぎ、豆乳、コンソメ、塩などと合わせてポタージュにするアレンジが紹介されています。
かぼちゃの皮ポタージュの作り方
作り方はシンプルです。
まず玉ねぎをやわらかくなるまでゆでます。
そこにかぼちゃの皮を加え、ブレンダーなどでなめらかになるまで撹拌します。
豆乳を加えて好みの濃さに調整し、コンソメや塩で味を整えれば完成です。
皮を捨てずに別の料理へ活用できるため、かぼちゃを使い切りたいときにも便利な方法です。
ただし、かぼちゃの皮を使う場合は、表面をよく洗い、傷みや汚れなどがないことを確認しましょう。
かぼちゃアイスのアレンジ方法
基本のかぼちゃアイスに少し材料を加えるだけで、違った味わいを楽しめます。
メープルシロップでコクをプラス
かぼちゃと相性がよいのがメープルシロップです。
かぼちゃの自然な甘みにメープルシロップの香りが加わり、秋らしいデザートに仕上がります。
かけすぎると甘さが強くなるため、少量から加えるのがおすすめです。
はちみつで甘く仕上げる
はちみつを使えば、まろやかな甘みをプラスできます。
かぼちゃの甘みが控えめなときにも使いやすいでしょう。
ただし、はちみつは1歳未満の乳児には与えられません。
小さな子ども向けのおやつとして作る場合は、はちみつを使わない方法を選びましょう。
シナモンを加える
かぼちゃとシナモンは相性のよい組み合わせです。
完成したかぼちゃアイスに少量のシナモンを振りかけるだけでも、香りが変わります。
秋らしいスイーツに仕上げたいときにも向いています。
ナッツをトッピングする
砕いたアーモンドやくるみなどをトッピングすれば、かぼちゃアイスにカリッとした食感を加えられます。
ただし、小さな子どもが食べる場合は、ナッツ類による窒息やアレルギーなどに十分注意してください。
かぼちゃアイスを作るときの注意点
簡単に作れるレシピですが、いくつか注意したいポイントがあります。
まず、電子レンジでかぼちゃを加熱する際は、使用する機器の取扱説明書や注意事項を確認してください。
加熱後のかぼちゃは非常に熱くなるため、やけどにも注意が必要です。
また、凍ったかぼちゃをスプーンで削る際、かぼちゃが硬すぎる場合は無理に力を入れないようにしましょう。
スプーンが滑って手を傷つける可能性があります。
少し時間を置いてから削るか、無理なく削れる状態になるまで待つことも大切です。
まとめ
かぼちゃアイスは、かぼちゃを電子レンジでやわらかくして冷凍し、食べる直前にプレーンヨーグルトと混ぜるだけで作れる簡単なひんやりスイーツです。
ポイントは、かぼちゃをしっかりやわらかくしてから冷凍することと、ヨーグルトを少しずつ加えながら、凍ったかぼちゃをスプーンで削って混ぜることです。
かぼちゃの濃厚な甘みとヨーグルトの酸味が合わさることで、アイスやジェラートのような味わいを楽しめます。
また、かぼちゃにはβ-カロテンや食物繊維などが含まれており、文部科学省の食品成分データベースでも栄養成分が確認されています。
甘さを加えたい場合は、メープルシロップやはちみつを使うのもおすすめです。
さらに、取り除いた皮は捨てずに、玉ねぎや豆乳などと合わせてポタージュにする方法もあります。
秋に旬を迎えるかぼちゃは、煮物やスープだけでなく、冷たいスイーツにも活用できます。
「いつものかぼちゃ料理に飽きた」「簡単に作れる秋のおやつを試したい」というときは、凍らせて削るだけのかぼちゃアイスを作ってみてはいかがでしょうか。

※独立・開業に至るまでの経緯やとっておきの裏話、成功の秘話などを独占インタビュー!上記ボタンをクリックし、他店舗店主のヒストリーもぜひご覧ください。





