秋の食卓に欠かせない食材のひとつが、きのこです。しめじ、しいたけ、えのき、エリンギ、舞茸など種類が多く、それぞれ食感や香りが異なるため、料理によって使い分けられます。
きのこは炒め物や鍋だけでなく、炊き込みご飯、パスタ、和え物、スープなど幅広い料理に使えるのも魅力です。数種類のきのこを組み合わせれば、ひとつの料理でも異なる食感や香りを楽しめます。
この記事では、秋に作りたいきのこレシピを10種類紹介します。普段の食卓に取り入れやすい簡単な料理を中心に、ご飯・おかず・汁物まで幅広く取り上げます。
目次
秋にきのこがおいしい理由
きのこといえば秋の味覚というイメージがありますが、現在は一年を通して店頭に並ぶ種類も多くあります。
それでも秋にきのこ料理が好まれるのは、炊き込みご飯や鍋、汁物など、きのこの香りやうま味を楽しみやすい料理が増えることも理由のひとつです。
特に、しいたけや舞茸、しめじなどは香りや食感に個性があり、複数の種類を組み合わせることで料理に奥行きを出せます。
また、きのこは比較的調理しやすく、焼く、炒める、煮る、蒸すなどさまざまな加熱方法に対応できます。
「秋らしい料理を作りたいけれど、手間はかけたくない」というときにも取り入れやすい食材です。
きのこを料理に使うときの基本
きのこ料理をおいしく仕上げるには、下処理と加熱方法がポイントです。
きのこは種類ごとに下処理する
しめじや舞茸、えのきなどは、石づきがある場合は取り除いて食べやすい大きさに分けます。
しいたけは軸を取り、かさの部分を薄切りやそぎ切りにします。軸も硬い部分を除けば、細かく刻んで料理に使えます。
エリンギは縦に切ると繊維に沿った食感を楽しみやすく、輪切りにするとホタテのような見た目に仕上げられます。
炒めるときは水分を飛ばす
きのこは加熱すると水分が出てくるため、炒め物ではフライパンに入れすぎないことも大切です。
きのこをたくさん入れる場合は、何回かに分けて炒めると水分がこもりにくく、香ばしく仕上げやすくなります。
複数の種類を組み合わせる
しめじの歯ごたえ、えのきのシャキシャキ感、しいたけの香り、エリンギの弾力など、種類によって特徴が違います。
2〜3種類を組み合わせるだけでも、食感の違いを楽しめる料理になります。
秋に作りたいきのこレシピ10選
ここからは、秋の食卓におすすめのきのこレシピを紹介します。
炊き込みご飯のような主食から、簡単なおかず、汁物まで幅広く取り上げます。
1.きのこの炊き込みご飯

秋のきのこ料理といえば、まず作りたいのが炊き込みご飯です。
材料
・米……2合
・しめじ……1/2パック
・舞茸……1/2パック
・えのき……1/2袋
・にんじん……1/3本
・油揚げ……1枚
・しょうゆ……大さじ1と1/2
・みりん……大さじ1
・酒……大さじ1
・和風だし……小さじ1
・水……適量
作り方
- 米を洗って炊飯器に入れます。
- しょうゆ、みりん、酒、和風だしを加えます。
- 2合の目盛りまで水を入れて軽く混ぜます。
- 食べやすく切ったきのこ、にんじん、油揚げを上にのせます。
- 通常通り炊飯します。
- 炊き上がったら全体を混ぜて完成です。
きのこを3種類使うことで、香りや食感に変化が出ます。
鶏もも肉を加えれば、食べ応えのある炊き込みご飯にもできます。
2.きのことベーコンのバターしょうゆ炒め

短時間で作れるおかずなら、きのこのバターしょうゆ炒めがおすすめです。
材料
・しめじ……1パック
・エリンギ……1本
・えのき……1/2袋
・ベーコン……3枚
・バター……10g
・しょうゆ……小さじ2
・塩……少々
・黒こしょう……少々
作り方
- きのこを食べやすい大きさに切ります。
- ベーコンを細切りにします。
- フライパンでベーコンを炒めます。
- きのこを加えて炒めます。
- しんなりしてきたらバターとしょうゆを加えます。
- 塩と黒こしょうで味を整えます。
バターのコクとしょうゆの香ばしさがきのことよく合います。
ご飯のおかずとしてはもちろん、パンにのせたり、パスタに混ぜたりするアレンジもできます。
3.きのこの和風パスタ

きのこをたっぷり使えば、シンプルなパスタも秋らしい一皿になります。
材料
・スパゲッティ……160g
・しめじ……1/2パック
・舞茸……1/2パック
・しいたけ……2枚
・ベーコン……2枚
・にんにく……1片
・オリーブオイル……大さじ1
・しょうゆ……大さじ1
・みりん……小さじ1
・塩……少々
・黒こしょう……少々
作り方
- スパゲッティを表示時間通りにゆでます。
- きのことベーコンを食べやすく切ります。
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて加熱します。
- ベーコンときのこを炒めます。
- ゆでたスパゲッティを加えます。
- しょうゆとみりんで味付けします。
- 黒こしょうを振って完成です。
仕上げに刻みのりや小ねぎをのせると、さらに和風らしくなります。
4.きのこのホイル焼き

きのこの香りをシンプルに楽しみたいなら、ホイル焼きが向いています。
材料
・しめじ……1/2パック
・舞茸……1/2パック
・エリンギ……1本
・玉ねぎ……1/4個
・バター……10g
・しょうゆ……小さじ2
・酒……小さじ2
・黒こしょう……少々
作り方
- きのこと玉ねぎを食べやすく切ります。
- アルミホイルに材料をのせます。
- バター、しょうゆ、酒を加えます。
- ホイルをしっかり包みます。
- オーブントースターなどで中まで火を通します。
- 黒こしょうを振って完成です。
鮭や鶏肉を加えると、主菜としても食べ応えのある料理になります。
5.きのこの天ぷら

きのこは揚げ物にもよく合います。
材料
・しいたけ……4枚
・エリンギ……2本
・舞茸……1/2パック
・天ぷら粉……適量
・水……適量
・揚げ油……適量
作り方
- きのこを食べやすい大きさに切ります。
- 天ぷら粉と水を合わせて衣を作ります。
- きのこに衣をつけます。
- 油で揚げます。
- 表面がカリッとしたら油を切ります。
しいたけはかさの部分を丸ごと揚げても、食べ応えのある仕上がりになります。
塩や天つゆを添えれば、秋らしい副菜として楽しめます。
6.きのこのマリネ

さっぱりした副菜を作りたいときは、きのこのマリネがおすすめです。
材料
・しめじ……1パック
・えのき……1/2袋
・エリンギ……1本
・オリーブオイル……大さじ1
・酢……大さじ1
・しょうゆ……小さじ1
・砂糖……小さじ1/2
・塩……少々
・黒こしょう……少々
作り方
- きのこを食べやすく切ります。
- フライパンでしっかり加熱します。
- ボウルにオリーブオイル、酢、しょうゆ、砂糖、塩を合わせます。
- 加熱したきのこを調味液に加えます。
- 全体を混ぜて味をなじませます。
温かいままでも食べられますが、冷蔵庫で冷やすと味がなじみます。
作り置きのおかずとして使いたい場合にも便利です。
7.きのこのチーズ焼き

きのことチーズを組み合わせれば、子どもから大人まで食べやすい一品になります。
材料
・しめじ……1パック
・エリンギ……1本
・玉ねぎ……1/4個
・ベーコン……2枚
・ピザ用チーズ……50g
・オリーブオイル……小さじ1
・塩……少々
・黒こしょう……少々
作り方
- きのこ、玉ねぎ、ベーコンを切ります。
- フライパンで具材を炒めます。
- 塩と黒こしょうで味付けします。
- 耐熱容器に入れてチーズをのせます。
- オーブントースターでチーズが溶けるまで焼きます。
きのこのうま味とチーズのコクを組み合わせた、手軽な秋のおかずです。
8.きのこと鶏肉の照り焼き

きのこだけでは少し物足りないときは、鶏肉と組み合わせて主菜にしましょう。
材料
・鶏もも肉……1枚
・しめじ……1パック
・エリンギ……1本
・しょうゆ……大さじ1と1/2
・みりん……大さじ1
・酒……大さじ1
・砂糖……小さじ1
・サラダ油……小さじ1
作り方
- 鶏もも肉を一口大に切ります。
- きのこを食べやすい大きさに切ります。
- フライパンに油を熱して鶏肉を焼きます。
- 鶏肉に焼き色がついたらきのこを加えます。
- きのこがしんなりしたら調味料を加えます。
- 汁気を煮詰めながら全体に絡めます。
甘辛い味付けなので、ご飯との相性も良い一品です。
9.きのこの味噌汁
きのこを手軽に取り入れるなら、味噌汁もおすすめです。
材料
・しめじ……1/2パック
・えのき……1/2袋
・しいたけ……2枚
・油揚げ……1/2枚
・だし汁……400ml
・味噌……大さじ1と1/2程度
・小ねぎ……適量
作り方
- きのこと油揚げを食べやすく切ります。
- 鍋にだし汁を入れて加熱します。
- きのこと油揚げを加えて煮ます。
- 火を弱めて味噌を溶き入れます。
- 器に盛り、小ねぎを散らします。
きのこを数種類使うと、シンプルな味噌汁でも香りや食感に変化をつけられます。
豆腐や大根、長ねぎなどを加えて具だくさんにするのもおすすめです。
10.きのこと根菜の秋のスープ
最後は、きのこと秋らしい野菜を組み合わせた具だくさんスープです。
材料
・しめじ……1/2パック
・舞茸……1/2パック
・にんじん……1/3本
・れんこん……50g
・玉ねぎ……1/2個
・ベーコン……2枚
・コンソメ……小さじ2
・水……500ml
・塩……少々
・こしょう……少々
作り方
- きのこと野菜、ベーコンを食べやすく切ります。
- 鍋でベーコンと玉ねぎを炒めます。
- にんじん、れんこん、きのこを加えて炒めます。
- 水とコンソメを加えます。
- 野菜がやわらかくなるまで煮込みます。
- 塩とこしょうで味を整えます。
きのこだけでなく、れんこんやにんじんなどを加えることで、秋らしい具だくさんのスープになります。
パンを添えれば朝食や昼食にも使いやすいメニューです。
きのこレシピは種類を変えるだけでも印象が変わる
同じレシピでも、使うきのこを変えると食感や香りが変わります。
| きのこ | 特徴 | 合わせやすい料理 |
|---|---|---|
| しめじ | 歯ごたえがありクセが少ない | 炊き込みご飯、炒め物、パスタ |
| しいたけ | 香りが強く存在感がある | 煮物、天ぷら、汁物 |
| えのき | 細くシャキシャキした食感 | 汁物、和え物、鍋 |
| 舞茸 | 香りが豊かで独特の食感 | 炊き込みご飯、天ぷら、炒め物 |
| エリンギ | 弾力のある食感 | 炒め物、ホイル焼き、グリル |
例えば、炊き込みご飯ならしめじと舞茸を組み合わせると香りと食感を楽しみやすくなります。
炒め物ならエリンギを加えることで、弾力のある食感をプラスできます。
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きのこは冷凍保存も活用できる
きのこを一度に使い切れない場合は、冷凍保存を活用する方法もあります。
基本的には、石づきなどを取り除いて食べやすい大きさに分け、冷凍用保存袋などに入れて保存します。
数種類のきのこをミックスして冷凍しておけば、味噌汁やスープ、炒め物などにそのまま使いやすくなります。
ただし、保存する際はきのこの状態や家庭の冷凍庫の環境を確認し、長期間放置せず、できるだけ早めに使い切ることが大切です。
また、解凍してから調理するよりも、凍った状態から加熱するほうが料理に取り入れやすい場合があります。
秋のきのこ料理をおいしく楽しむポイント
きのこ料理は、調味料を増やしすぎなくても楽しめる料理が多いのが特徴です。
しょうゆや味噌などの和風調味料なら、炊き込みご飯や味噌汁、炒め物に向いています。
一方、バター、チーズ、オリーブオイルなどを組み合わせれば、洋風のパスタやグラタン、ホイル焼きにアレンジできます。
また、きのこを一種類だけ使うのではなく、複数の種類を組み合わせることもポイントです。
例えば、しめじとえのきなら食感の違いを出しやすく、しいたけと舞茸なら香りをしっかり楽しめます。
「きのこを使った料理」といっても、選ぶ種類や調理法によって印象は大きく変わります。
まとめ
秋のきのこは、炊き込みご飯やパスタ、炒め物、天ぷら、味噌汁など、さまざまな料理に活用できます。
今回紹介したレシピは、以下の10種類です。
・きのこの炊き込みご飯
・きのことベーコンのバターしょうゆ炒め
・きのこの和風パスタ
・きのこのホイル焼き
・きのこの天ぷら
・きのこのマリネ
・きのこのチーズ焼き
・きのこと鶏肉の照り焼き
・きのこの味噌汁
・きのこと根菜の秋のスープ
きのこは種類によって香りや食感が異なるため、複数の種類を組み合わせるだけでも料理に変化をつけられます。
特に、しめじ、しいたけ、えのき、舞茸、エリンギなどは、それぞれ異なる特徴があるため、料理に合わせて選ぶのがおすすめです。
秋らしい食卓を作りたいときは、定番の炊き込みご飯だけでなく、洋風のパスタやチーズ焼き、さっぱりしたマリネ、具だくさんのスープなどにもきのこを取り入れてみてはいかがでしょうか。
身近なきのこを組み合わせながら、秋ならではの香りと食感を楽しんでみてください。

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