暑い季節になると食べたくなる「かき氷」。ふわふわの氷にシロップをかけたシンプルなものから、地域の特産品を活かした個性豊かなご当地かき氷まで、日本各地でさまざまな進化を遂げています。
実は、かき氷の歴史は非常に古く、そのルーツは平安時代までさかのぼると言われています。
当時は、貴族だけが口にできる高級な夏の贅沢品でしたが、製氷技術の発達とともに庶民にも広まり、現在では日本の夏を代表するスイーツとして親しまれています。
また、地域ごとに独自の食文化と結びついた「ご当地かき氷」も注目を集めています。
今回は、かき氷の発祥はどこ?関東・関西で味わえるご当地かき氷について紹介していきます。

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目次
かき氷の発祥

かき氷の発祥は、日本の平安時代にまでさかのぼると言われています。現在のように誰でも気軽に楽しめるスイーツではなく、当時は貴族だけが味わうことのできる非常に贅沢な食べ物でした。
その様子は、平安時代中期に清少納言によって書かれた随筆『枕草子』にも記されています。
作中には、「あてなるもの(上品で美しいもの)」として、「削り氷(けずりひ)」に甘葛(あまづら)という植物由来の甘味料をかけて食べる様子が描かれており、これが日本最古のかき氷に関する記録とされています。
当時は、冷蔵庫や製氷機が存在しなかったため、冬の間に切り出した天然の氷を「氷室(ひむろ)」と呼ばれる貯蔵施設で保管していました。
氷は非常に貴重なものであり、保存や管理にも多くの手間がかかったことから、皇族や貴族など限られた身分の人々しか口にすることができませんでした。
そのため、かき氷は「夏の最高級の贅沢品」として扱われていたのです。
明治時代に入ると、製氷技術の発展によって天然氷だけでなく人工氷も普及し始めました。
1869年には、横浜で日本初の氷販売業が始まり、1887年頃には東京でかき氷専門店が登場したといわれています。
これにより、かき氷は徐々に一般市民にも広まり、夏の風物詩として定着していきました。
現在では、いちごやメロンなどの定番シロップだけでなく、抹茶やフルーツソース、地域の特産品を使用したご当地かき氷など、さまざまな種類が誕生しています。
長い歴史の中で進化を続けながら、多くの人々に愛される日本の伝統的な涼菓として親しまれているのです。
かき氷を食べるタイミングとは?
かき氷は暑い日に食べるイメージが強いスイーツですが、実は食べるタイミングによって、よりおいしく快適に楽しむことができます。
もっともおすすめなのは、気温が高くなる昼過ぎから午後にかけての時間帯です。
特に、真夏の13時から15時頃は、一日の中でも気温が上昇しやすく、体に熱がこもりやすいため、冷たいかき氷が心地よく感じられます。
氷が口の中で溶けることで体感温度が下がり、暑さによる不快感を和らげる効果も期待できます。
また、屋外でのレジャーやスポーツ観戦、夏祭りなどで汗をかいた後も、かき氷を楽しむ絶好のタイミングです。
失われた水分を補給しながら、爽やかな甘さで気分をリフレッシュできます。ただし、シロップには糖分が含まれているため、水分補給を目的とする場合は、水やお茶も一緒に摂るとよいでしょう。
一方で、空腹時や寝る直前に食べるのは注意が必要です。冷たいものを急に摂取すると胃腸に負担がかかり、腹痛や胃の不快感につながる場合があります。
また、夜遅い時間帯は代謝が低下しやすく、糖分の摂り過ぎにもつながるため、適量を心掛けることが大切です。
最近では、冬でも暖房の効いた室内でかき氷を楽しむ専門店も増えており、季節を問わず味わえるスイーツとして人気を集めています。
体調や気温に合わせて最適なタイミングで食べることで、かき氷のおいしさをより一層堪能できるでしょう。
関東・関西で味わえるご当地かき氷!

日本各地には、その土地ならではの食文化や特産品を活かした「ご当地かき氷」が数多く存在します。
関東・関西エリアにも、長年愛され続ける個性豊かなかき氷があり、観光の楽しみの一つとして人気を集めています。
ここでは、ぜひ一度味わってみたい関東・関西のご当地かき氷について紹介していきます。
主に以下のかき氷があげられます。
栃木県「日光天然氷のかき氷」
関東を代表するご当地かき氷として有名なのが、栃木県日光市の「日光天然氷のかき氷」です。
厳しい冬の寒さを利用して自然に凍らせた天然氷を「氷室」でじっくりと保存し、使用しています。
天然氷は、不純物が少なく、削った際にふわふわとした食感になるのが特徴です。
口に入れるとすっと溶ける優しい口どけが魅力で、いちごや抹茶、地元産フルーツを使ったシロップとの相性も抜群です。
神奈川県「小田原レモンかき氷」
神奈川県では、小田原産のレモンを使用した「小田原レモンかき氷」が人気です。
地元で栽培されたレモンの果汁や、果皮を活かしたシロップは、爽やかな酸味と自然な甘さが特徴です。
暑い夏でもさっぱりと食べられ、後味もすっきりしています。
京都府「宇治金時」
関西を代表するかき氷といえば、京都府発祥の「宇治金時」です。宇治産の抹茶を贅沢に使用した濃厚な抹茶シロップに、甘く炊いた小豆(きんとき豆)を合わせた伝統的な一品です。
抹茶のほろ苦さと小豆の優しい甘さが絶妙に調和し、上品な味わいを楽しめます。
白玉や練乳をトッピングすることで、さらに贅沢な和スイーツとして味わうことができます。
奈良県「奈良いちごかき氷」
奈良県では、県を代表するブランドいちご「古都華(ことか)」などを使用した「奈良いちごかき氷」が人気を集めています。
いちご本来の甘みとほどよい酸味を活かした自家製ソースをたっぷりとかけるのが特徴です。
鮮やかな見た目も美しく、フルーティーな味わいを存分に楽しめます。地元農産物の魅力を感じられる、奈良ならではのご当地かき氷です。
関東・関西には、その土地の気候や食文化を反映した魅力的なかき氷が数多くあります。
旅行やお出かけの際には、ぜひ地域限定のご当地かき氷を味わい、夏ならではの特別なおいしさを堪能してみてください。
かき氷に使う調理器具や食器
テンポスで扱っている、かき氷を作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!
かき氷 のぼり

かき氷機

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まとめ
今回は、かき氷の発祥はどこ?関東・関西で味わえるご当地かき氷について紹介していました。
かき氷の発祥は、平安時代にまでさかのぼると言われており、当時は貴族だけが味わうことのできる非常に贅沢な食べ物でした。
「日光天然氷のかき氷」や「宇治金時」など、関東・関西ではそれぞれ違ったかき氷が楽しめるため、ぜひ旅行やお出かけの際は、地域限定かき氷を味わってみてください。
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