「いつか自分の飲食店を開業したい」
そう考えていても、いざ準備を始めると「何から手を付ければいいのか分からない」と悩む方は少なくありません。
開業資金を準備して、物件を探して、内装を決めて、厨房機器を揃えて、営業許可を取得して、スタッフを採用して……。
飲食店開業にはやるべきことが多く、準備の順番を間違えると、余計な費用が発生したり、開業直前に慌てたりすることがあります。
特に初めて開業する方は、
「厨房機器を先に買ってしまった」
「物件を契約した後に予算が足りなくなった」
といった失敗にも注意が必要です。
そこで今回は、初めて飲食店を開業する方に向けて、開業前に確認しておきたい項目をチェックリスト形式で解説します。
単に「これを準備しましょう」と紹介するだけではなく、どのような基準で判断すればいいのか、どこでお金をかけるべきなのか、厨房機器は新品と中古のどちらを選ぶべきなのかまで、厨房のプロの視点から紹介します。
また、年間約2万件の新規開業支援を案内しているテンポスの独自データやサービスも紹介しますので、これから飲食店を開業する方はぜひ参考にしてください。
テンポスは厨房機器だけでなく、物件、資金調達、内装、人材、経営支援など、開業に関わる幅広いサポートを案内しています。
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目次
■ 「何から始めればいい?」初めての飲食店開業で最初に確認すること

飲食店を初めて開業するとき、最初にやるべきなのは「厨房機器を買うこと」でも「物件を契約すること」でもありません。
まずは、どんな店を、誰に、どのような価格帯で利用してもらうのかを決めることが重要です。
●最初に「店のコンセプト」を決める
例えば、同じ10坪の店舗でも、ラーメン店とカフェでは必要な厨房機器も厨房レイアウトも大きく変わります。
▶ ラーメン店なら、ゆで麺機、スープレンジ、餃子焼器、製氷機など
▶ カフェなら、コーヒーマシン、冷蔵ショーケース、冷蔵庫、製氷機など
▶ 居酒屋なら、冷蔵庫、冷凍庫、フライヤー、焼台、食器洗浄機など
▶ パン屋なら、ミキサー、オーブン、発酵機、冷蔵庫、作業台など
つまり、業態が決まらないまま厨房機器を選ぶと、必要以上に購入してしまう可能性があります。
◎「10坪のカフェで、ランチ中心、客単価1,200円、スタッフ2人」のように具体化する
×「とりあえず人気の厨房機器を一通り揃える」
この違いが、開業時の無駄な出費を左右します。
●開業準備は「順番」が重要
初めての開業では、次のような順番を意識しましょう。
▶ 店のコンセプトを決める
▶ 売上・利益の計画を作る
▶ 自己資金と借入可能額を確認する
▶ 物件を探す
▶ 内装・厨房レイアウトを考える
▶ 厨房機器を選定する
▶ 必要な資格・許認可を確認する
▶ スタッフ・仕入れ先を準備する
▶ 販促・集客を準備する
テンポスでも、飲食店開業について「何から始めたらいいか分からない」という相談を受け付けており、物件、資金調達、内装、厨房機器などについてサポートを案内しています。
ここで覚えておきたいのは、「購入するもの」だけが開業準備ではないということです。
開業準備では、「決める」「確認する」「申請する」「契約する」「購入する」という作業を整理していく必要があります。
■ 「お金は足りる?」開業資金と運転資金をチェックする

飲食店開業で大きな悩みになるのが「結局、いくら必要なのか」という問題です。
しかし、開業資金だけを考えてはいけません。
●「開業できるお金」と「営業を続けるお金」は別
開業時には、次のような費用が発生します。
▶ 物件取得費
▶ 内装工事費
▶ 厨房機器費
▶ テーブル・イス
▶ 食器・調理道具
▶ POSレジなどの会計機器
▶ 看板・販促費
▶ 採用・研修費
▶ 各種申請・手続き関連費用
そして、開業後には家賃、人件費、食材費、水道光熱費、広告費などが発生します。
そのため、自己資金を開業時にすべて使い切ってしまうのは避けたいところです。
☐ 開業費用をすべて洗い出したか
☐ 開業後の運転資金を確保しているか
☐ 厨房機器に予算を使いすぎていないか
☐ 予想売上が計画を下回った場合も考えているか
☐ 追加工事や設備変更に備えた余裕があるか
厨房機器の購入費を一括で支払うことに不安がある場合は、リースやローンという選択肢もあります。開業後の運転資金とのバランスを考えながら検討しましょう。
飲食店のリース・ローンについて詳しくはこちら
●厨房機器は「全部新品」が正解とは限らない
開業資金を抑える方法の一つが、中古厨房機器の活用です。
もちろん、すべてを中古にすればよいというわけではありません。
使用頻度が高く、営業に欠かせない機器は新品を選び、価格を抑えやすい機器や状態の良い中古品は中古で揃えるなど、使い分ける方法があります。
テンポスドットコムでは、新品と中古を比較した開業時の見積例も公開しています。
例えば20坪、10席のラーメン店を想定した掲載例では、新品で厨房機器などを揃えた場合の合計額を4,105,279円として紹介しています。
これはあくまで掲載されている一つの見積例であり、実際の開業費用は店舗の規模や業態、設備条件によって大きく変わります。
それでも、「厨房機器だけでも数百万円単位になる場合がある」ということを、開業前に知っておくことは重要です。
◎「新品にする機器」と「中古でも問題ない機器」を分ける
◎厨房機器以外の費用も含めて予算を組む
×「余ったお金で厨房機器を買う」
厨房機器は、開業予算の中で最初から計画的に配分することが大切です。
開業資金を抑えながら厨房機器を揃えたい方は、テンポスの中古厨房機器もチェックしてみてください。
冷蔵庫、製氷機、シンク、作業台など、さまざまな厨房機器を探せます。
中古厨房機器をお探しの際はこちら
新品と中古でどの程度費用が変わるのか、テンポスの見積比較も参考にしてみましょう。
中古厨房機器と新品との比較ページ
■ 「厨房機器は何を買う?」開業前の厨房チェックリスト

初めて飲食店を開業する方が特に迷いやすいのが厨房機器です。
「冷蔵庫は何台必要?」
「製氷機は何kgタイプ?」
「食器洗浄機は必要?」
「中古でも大丈夫?」
「そもそも厨房に入るの?」
こうした疑問は、開業前に一つずつ解消しておきましょう。
●厨房機器は「業態・メニュー・人数」で決める
厨房機器を選ぶとき、最初に見るべきなのは価格ではありません。
重要なのは、その機器が自分の店に必要なのかです。
例えば、ドリンクメニューが多い居酒屋なら製氷機の能力が重要になります。
一方で、ランチ中心の定食店なら、冷蔵庫や炊飯器、作業台、フライヤーなど、提供する料理に直結する機器を優先したほうがよい場合があります。
☐ メニューから必要な厨房機器を洗い出したか
☐ 1日の想定客数から機器容量を考えたか
☐ 厨房内に機器が収まるか確認したか
☐ 搬入経路を確認したか
☐ 電気・ガス・給排水の条件を確認したか
☐ 厨房スタッフが動きやすい配置になっているか
☐ 中古の場合は年式・状態・保証を確認したか
●「置けるか」まで確認して初めて厨房機器選び
厨房機器選びでありがちな失敗が、寸法だけを見て購入してしまうことです。
例えば、幅1,200mmの冷蔵庫を置くスペースが1,300mmあったとしても、それだけで設置できるとは限りません。
搬入口、通路、扉、階段、エレベーターなども確認する必要があります。
× 厨房に置ける寸法だけを確認する
◎ 店舗までの搬入経路も含めて確認する
また、機器を置く位置によって作業効率も変わります。
冷蔵庫から食材を取り出す、作業台で下処理をする、加熱調理する、盛り付ける、提供するという流れがスムーズなら、スタッフの無駄な移動を減らせます。
つまり、厨房機器は単体で選ぶのではなく、厨房全体の動線として考えることが重要です。
●テンポスの中古厨房機器という選択肢
テンポスドットコムでは、中古冷凍冷蔵機器、中古コンロ・熱機器、中古シンク・作業台、中古調理機器、中古洗浄機器など、飲食店向けの幅広い中古商品を扱っています。
掲載ページでは、中古商品2万5,000点以上、全国62店舗と連携、毎月2,000件の商品追加と案内されています。また、最大1年保証についても紹介されています。
現在のテンポスホールディングス公式サイトでは、さらに中古厨房の国内最大62店舗や年間買取件数20,000件なども案内されています。
こうした規模を生かして、開業時の厨房機器を探せることはテンポスを利用するメリットの一つです。
■ 「開業直前に何を確認する?」許認可・設備・人・集客を最終チェック
店舗の工事が終わって厨房機器も設置したら、いよいよ開業です。
しかし、ここで「準備は終わった」と考えてはいけません。
●開業直前チェックリスト
☐ 必要な資格を取得しているか
☐ 営業に必要な許可・届出を確認したか
☐ 厨房機器がすべて設置されているか
☐ 冷蔵庫・冷凍庫が正常に稼働しているか
☐ 製氷機が正常に製氷できるか
☐ ガス・電気・給排水に問題がないか
☐ 食器・調理道具が揃っているか
☐ POSレジなどの会計機器をテストしたか
☐ 食材の仕入れ先を確保しているか
☐ スタッフのシフトを作成したか
☐ メニュー価格を決定したか
☐ SNSや店舗情報を準備したか
☐ 開業日の告知を行ったか
●「買った」ではなく「使える」状態にする
厨房機器は、購入して設置しただけでは準備完了ではありません。
例えば冷蔵庫なら、
▶ 電源が入る
▶ 適正温度まで下がる
▶ 扉が正常に開閉する
▶ 食材を収納できる
というところまで確認します。
製氷機なら、実際に氷を作ってみることも重要です。
食器洗浄機なら、給排水や洗剤の供給、洗浄状態まで確認しておきます。
◎ 開業前に実際の営業を想定して機器を動かす
× 開業初日に初めて機器を使う
これは厨房のプロとして、ぜひ避けてほしいポイントです。
●スタッフが実際に動いてみる
もう一つ重要なのが、プレオープンや営業リハーサルです。
スタッフが実際に厨房に入り、
「冷蔵庫から食材を取り出す」
「仕込みをする」
「調理する」
「盛り付ける」
「料理を提供する」
という流れを確認します。
そのとき、「この作業台が狭い」「冷蔵庫まで遠い」「食器を取りに行く回数が多い」といった問題が見つかることがあります。
開業前なら改善できます。
営業開始後では、改善するために営業を止めたり、余計な費用が発生したりする可能性があります。
■ 「自分の店なら、どこをチェックすべき?」開業前にプロへ相談する
ここまでチェックしてみても、「自分の場合はどうすればいいの?」という疑問が残る方もいるでしょう。
これは当然のことです。
飲食店開業では、業態、店舗規模、物件、資金、メニュー、スタッフ数によって最適な答えが変わります。
●ケース1:自己資金をできるだけ残したい
例えば自己資金に限りがある場合、厨房機器をすべて新品で揃えるのではなく、中古機器を組み合わせる方法を検討できます。
◎ 冷蔵庫や作業台などを中古で探す
◎ 営業上重要な機器には予算を優先する
◎ 厨房機器以外の費用も含めて資金計画を作る
●ケース2:居抜き物件で開業したい
居抜き物件なら、既存設備を活用できる可能性があります。
ただし、「置いてあるから使える」とは限りません。
☐ 機器が正常に動くか
☐ 年式や状態は問題ないか
☐ 自店のメニューに合っているか
☐ 必要な能力を満たしているか
☐ 修理・交換が必要にならないか
を確認しましょう。
× 居抜きだから厨房機器費用はゼロだと考える
◎ 既存設備を確認して「使えるもの」「交換するもの」を分ける
●ケース3:10坪程度の小規模店を開業する
小さな店舗では、厨房機器を詰め込みすぎないことも重要です。
限られた厨房スペースに必要以上の機器を置くと、作業スペースが狭くなり、かえって作業効率が落ちる場合があります。
「必要な機器をすべて置く」のではなく、メニューを絞り、必要な機器を絞るという考え方も大切です。
●テンポスの開業支援を活用する
「何から始めたらいいか分からない」
「物件と厨房のどちらを先に決めればいい?」
「資金調達について相談したい」
「厨房機器をどう選べばいい?」
こうした開業前の悩みに対して、テンポスでは飲食店開業に必要な物件、資金調達、内装工事、人材、経営支援などを案内しています。
公式サイトでは年間約2万件の新規開業支援のノウハウを活用してサポートするとしています。
さらに、テンポス公式サイトでは「新規開業 累計支援件数114,790人」といった「ドクターテンポス」の進捗実績も公開されています。
これは、単純に厨房機器を販売するだけではなく、飲食店の開業や経営を幅広く支援してきた実績として、開業予定者が相談先を検討するときの判断材料になります。
■よくある質問|初めての飲食店開業Q&A
Q: 初めて飲食店を開業します。まず何から始めればいいですか?
A: 最初に「どんな店を作るのか」というコンセプトを決めましょう。
そのうえで、客単価、席数、営業時間、想定客数、メニューなどを具体化し、売上と利益の計画を作ります。
その後、自己資金や融資などを含めた資金計画、物件探し、内装、厨房機器、許認可、人材、集客という順番で準備していくと整理しやすくなります。
特に注意したいのは、物件や厨房機器を先に決めてしまうことです。
◎ 店のコンセプトから逆算して必要な設備を決める
× 厨房機器を先に買ってからメニューを考える
という考え方を意識しましょう。
Q: 初めての開業なので費用を抑えたいです。厨房機器は中古でも問題ありませんか?
A: 中古厨房機器も選択肢になります。
ただし、すべてを中古にするのではなく、使用頻度、機器の状態、年式、保証、修理のしやすさなどを確認して選ぶことが大切です。
例えば作業台やシンクなどは状態の良い中古品を活用しやすい一方、営業の中心となる機器については、新品を含めて比較検討するとよいでしょう。
テンポスドットコムでは、新品・中古の厨房機器を扱っており、中古商品についても修理・再生や保証について案内しています。
Q: 居抜き物件なら厨房機器が残っているので、そのまま使えば安く開業できますか?
A: 必ずしもそうとは限りません。
残されている厨房機器が自店の業態やメニューに合っているとは限らず、年式が古い場合には故障や交換の費用が発生する可能性もあります。
また、厨房機器だけでなく、電気・ガス・給排水などの設備も確認が必要です。
☐ 何が残っているか
☐ 何が正常に使えるか
☐ 何を買い足す必要があるか
☐ 修理・交換にいくら必要か
を確認してから、居抜き物件のメリットを判断しましょう。
Q: 開業日が近づいてきました。最後に何を確認すればいいですか?
A: 「実際に営業できる状態か」を確認してください。
厨房機器が設置されているだけでなく、冷蔵庫、冷凍庫、製氷機、食器洗浄機、加熱機器などが正常に稼働するか確認します。
さらに、スタッフを入れて営業リハーサルを行うことをおすすめします。
◎ 実際のメニューを作ってみる
◎ 注文から提供までの時間を確認する
◎ 厨房内のスタッフ動線を確認する
◎ 食材や食器の収納場所を確認する
この段階で見つかった問題は、開業前に修正しましょう。
Q:物件、資金、厨房機器など、分からないことが多すぎます。まとめて相談することはできますか?
A: 飲食店開業を総合的に支援している会社や専門家に相談する方法があります。
テンポスでは、厨房機器だけでなく、物件、資金調達、内装工事、人材、経営支援など、飲食店開業に関わる幅広いサービスを案内しています。
特に「何から始めればいいか分からない」という段階でも相談できるため、開業準備の順番そのものに悩んでいる方は、早めに相談先を作っておくと安心です。
初めての開業で、何から準備すればいいのか分からない」という方は、テンポスの開業ガイドも参考にしてみてください。
初めて飲食店を開業する方へさまざまな情報を発信しています
■まとめ|初めての開業は「何を買うか」より「何を確認するか」が重要
初めて飲食店を開業するときは、やるべきことが多く、「本当にこれで大丈夫なのか」と不安になるものです。
しかし、開業準備を一つずつチェックしていけば、必要以上に焦る必要はありません。
今回紹介したポイントをもう一度確認してみましょう。
☐ 店のコンセプトが決まっている
☐ 売上と利益の計画を作っている
☐ 開業資金と運転資金を分けて考えている
☐ 物件の条件を確認している
☐ 厨房機器をメニューや業態から選んでいる
☐ 厨房機器の搬入経路を確認している
☐ 新品・中古を予算に合わせて比較している
☐ 必要な資格・許認可を確認している
☐ スタッフや仕入れ先を準備している
☐ 開業前に営業リハーサルを行っている
特に重要なのは、「安いものを買う」ではなく「自分の店に必要なものを、必要なだけ揃える」ことです。
厨房機器についても、新品と中古を上手に組み合わせれば、初期投資を抑えられる可能性があります。
一方で、費用を抑えることだけを優先すると、営業開始後に故障や設備不足などの問題が発生する場合もあります。
だからこそ、初めての開業では「自分だけで全部決める」のではなく、物件、資金、内装、厨房機器など、それぞれの専門家に相談しながら進めることが大切です。
テンポスでは、厨房機器の販売だけでなく、年間約2万件の新規開業支援のノウハウを活用し、物件、資金調達、内装、人材、経営支援など幅広い相談に対応しています。
「まだ開業するか迷っている」「何から始めればいいか分からない」という段階でも、まずは自分が何を決めなければならないのかを整理するところから始めてみましょう。
開業準備で最も大切なのは、勢いで物件や厨房機器を決めることではありません。
チェックリストを使って一つずつ確認し、自分の店に必要なものを見極めること。
それが、無理のない資金計画と、開業後も続けやすい飲食店づくりにつながります。
テンポスでは、これから開業を目指す方、飲食店の経営についてお悩みの方に向けてさまざまな情報を発信しています。
是非ご活用ください。
業務用調理機器や小物、食器から家具に至るまで、多数取り揃えております。
是非テンポスへご注文からご相談まで、お気軽にお問い合わせください。
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