業務用圧力鍋は、飲食店の仕込み効率を大きく左右する重要な調理機器です。煮込み・スープ・下処理などを短時間で仕上げられるため、人件費削減や回転率向上にも直結します。しかし、容量や素材、構造などの違いを理解せずに選ぶと「使いにくい」「仕込みが追いつかない」といった現場課題につながることも少なくありません。
本記事では、業務用圧力鍋の種類を体系的に整理し、さらに現場で失敗しないための選び方までを実務目線で分かりやすく解説します。
目次
業務用圧力鍋にはどんな種類があるの?
業務用圧力鍋は、容量・素材・構造・用途(調理内容)によって種類が明確に分かれます。家庭用と違い、「大量調理・耐久性・安全性」を前提に設計されているのが特徴です。現場視点で体系的に整理すると以下の通りです。
① 容量による種類(最重要)
小型(〜10L)
特徴
・少量仕込み向け
・省スペースで扱いやすい
・サイドメニューや仕込み補助に最適
現場評価
・カフェ、小規模店舗向け
・回転率よりも柔軟性重視
中型(15〜30L)
特徴
・最も汎用性が高いサイズ
・日常仕込みに適している
・煮込み、スープ、下処理まで対応可能
現場評価
・一般飲食店の標準サイズ
・回転率と作業効率のバランスが良い
大型(30L以上)
特徴
・大量仕込みに対応
・一度に多くの食材を処理可能
・スープ、カレー、煮込みに強い
現場評価
・ホテル、給食、セントラルキッチン向け
・人件費削減効果が高い
② 素材による種類
アルミ製
特徴
・熱伝導が非常に高い
・加熱スピードが速い
・軽量で扱いやすい
現場評価
・回転率重視の厨房向け
・短時間調理でオペ効率向上
ステンレス製
特徴
・耐久性が高く長寿命
・サビに強く衛生的
・IH対応モデルが多い
現場評価
・長期運用、高頻度使用に最適
・安定した品質維持が可能
③ 構造による種類
両手鍋タイプ(業務用主流)
特徴
・安定性が高く大容量対応
・しっかり密閉できる構造
・重量があり移動はやや手間
現場評価
・大型厨房で主流
・安全性と安定性が高い
片手鍋タイプ
特徴
・取り回しが良い
・小容量中心
・扱いやすく導入しやすい
現場評価
・補助調理、少量仕込み向け
・家庭用からの移行にも適している
④ 圧力レベルによる種類
高圧タイプ
特徴
・短時間で加熱、調理が可能
・肉、豆類の柔らか加工に強い
・仕込み時間を大幅短縮
現場評価
・回転率重視の店舗に最適
・仕込み効率を大きく改善
低圧タイプ
特徴
・食材の形を崩しにくい
・繊細な調理に向いている
・味の染み込みをコントロールしやすい
現場評価
・和食、繊細なメニュー向け
・品質重視の店舗に適している
⑤ 対応熱源による種類
ガス専用
特徴
・強火力で短時間調理が可能
・業務用厨房で主流
現場評価
・高回転店舗向け
・調理スピード重視
IH対応
特徴
・オール電化店舗で使用可能
・火を使わず安全性が高い
現場評価
・安全性重視の厨房向け
・安定した加熱管理が可能
業務用圧力鍋選びのポイント
① 容量(最重要)
仕込み量に対して適切なサイズを選ぶ
チェックポイント
・1回の仕込み量(何人前か)
・スープ、煮込みの使用量
・ピーク時の回転数
現場基準
・小規模店 → 5〜15L
・一般飲食店 → 20〜30L
・大型店、給食 → 30L以上
→ 迷ったらやや大きめを選ぶのが基本
② 素材(調理スピードと耐久性)
厨房の運用スタイルで選ぶ
チェックポイント
・アルミ or ステンレス
・熱伝導の速さ
・重量と扱いやすさ
現場基準
・アルミ → 軽い・加熱が速い(回転率重視)
・ステンレス → 重い・丈夫(長期運用)
③ 安全性(必須項目)
事故防止の観点で最重要レベル
チェックポイント
・圧力安全弁の有無
・ロック機構(フタの固定)
・圧力表示機能
現場基準
・業務用は安全装置付きが絶対条件
・安価すぎる製品は避ける
④ 圧力レベル(調理効率)
料理内容によって最適が変わる
チェックポイント
・高圧 or 低圧
・圧力調整機能の有無
現場基準
・高圧 → 肉・豆・煮込み(時短)
・低圧 → 煮崩れ防止・繊細料理
⑤ 対応熱源(厨房設備)
設置環境に合わせる
チェックポイント
・ガス or IH対応
・厨房設備との互換性
現場基準
・ガス → 火力強く業務向き
・IH → 安全性重視・電化厨房
⑥ 使いやすさ(オペレーション)
現場効率に直結
チェックポイント
・フタの開閉のしやすさ
・持ち運びのしやすさ
・洗いやすさ
現場基準
・重すぎる → 作業効率低下
・複雑構造 → 清掃負担増
⑦ 耐久性(業務用基準)
長期コストに影響
チェックポイント
・業務用設計か
・パーツ交換の可否
・素材の厚み
現場基準
・毎日使う前提で選ぶ
・安価モデルは結果的に高コスト
人気の業務用圧力鍋7選を紹介!
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業務用圧力鍋売上ランキング1位は!?(テンポス販売実績より)
ここまで、業務用圧力鍋の種類や選び方について紹介してまいりました!
実際、一番売れている「業務用圧力鍋」はどのような商品なのか、みんなが使っているのはどのタイプなのかを見ていきましょう!
テンポスバスターズ・テンポスドットコムとは?
テンポスバスターズとは、実店舗で新品・中古の厨房機器や調理道具、家具や食器などを販売している企業になります。全国に80店舗を構え、全国の飲食店をサポートしています。
テンポスドットコムは飲食店向けの冷蔵庫をはじめとする厨房機器、調理道具、家具などを扱う通販サイトです。
厨房機器を取り扱うサイトとしては業界最大手に位置しています。
そのようなサイトで人気の高い商品は、シェアが高く信頼のおける商品と言えるでしょう!
売上ランキング1位は!?
では、本題に戻って実際の過去2年間で集計した売上ランキング1位の商品を見てみましょう!
【第1位】圧力鍋 ヘイワ アルミ 片手圧力鍋 PC-60A

業務用としても使える高性能モデルで、軽量かつ高い熱伝導を実現したアルミ製の片手圧力鍋です。扱いやすいサイズ感とシンプル構造により、日常の仕込みから少量調理まで幅広く対応します。
・アルミ製で熱伝導が高く、短時間で均一に加熱できるため調理効率が向上
・片手タイプで取り回しが良く、小規模店舗や補助調理に最適
・圧力調理により、煮込み・豆・肉料理の仕込み時間を大幅短縮
・シンプル構造で清掃しやすく、日常のメンテナンス負担を軽減
・業務用としても使える耐久設計で、安定した長期運用が可能
・コンパクトサイズで省スペース運用ができ、限られた厨房にも対応
まとめ
業務用圧力鍋は、容量・素材・安全性の3軸で選ぶことが最も重要です。
・容量 → 仕込み量に直結(最重要)
・素材 → スピード重視ならアルミ/耐久性ならステンレス
・安全性 → 業務用では絶対に妥協しない
さらに、圧力レベルや使いやすさ、設置環境まで含めて選定することで、仕込み効率・回転率・品質のすべてを最適化できます。
圧力鍋は単なる調理器具ではなく、
厨房全体の生産性を高める“利益を生む設備”です。
自店舗のオペレーションに合った一台を選ぶことが、安定した店舗運営につながります。




