里芋は、ねっとりとした食感とやさしい味わいが特徴の食材です。煮物やみそ汁などの和食に使われることが多いですが、唐揚げやバターしょうゆ炒め、グラタンなど、さまざまな料理に活用できます。
一方で、「里芋のレシピが煮物ばかりになってしまう」「ぬめりの取り方がわからない」「皮むきや下ゆでに時間がかかる」と悩む方もいるのではないでしょうか。
里芋は、調理方法や味付けを変えるだけで、いつもの食卓に新しい一品を加えられます。冷凍里芋を活用すれば、下処理の手間を減らすことも可能です。
この記事では、里芋を使ったおすすめレシピ8選を紹介します。基本の下処理や調理のコツ、保存方法も解説するので、毎日の献立づくりに役立ててください。
目次
里芋を使ったおすすめレシピ8選
里芋は、しょうゆやみそなどの和風調味料と相性がよく、肉や野菜と組み合わせてもおいしく食べられます。まずは、家庭で作りやすい定番料理と、いつもと違う味付けを楽しめるレシピを見ていきましょう。
1. 里芋の煮っころがし

里芋の定番料理といえば、甘辛い味付けが特徴の煮っころがしです。しょうゆやみりんの味が染み込み、里芋ならではのねっとりとした食感を楽しめます。
【材料・2人分】
・里芋:300g
・だし汁:200ml
・しょうゆ:大さじ1と1/2
・みりん:大さじ2
・砂糖:大さじ1
・サラダ油:小さじ1
【作り方】
- 里芋の皮をむき、大きいものは食べやすい大きさに切ります。
- 鍋にサラダ油を入れて里芋を軽く炒めます。
- だし汁、しょうゆ、みりん、砂糖を加えて煮立たせます。
- 落としぶたをして、弱めの中火で15〜20分ほど煮ます。
- 里芋に火が通ったら、煮汁を絡めながら仕上げます。
煮汁を煮詰めすぎると焦げやすくなるため、鍋の様子を確認しながら加熱しましょう。煮崩れが気になる場合は、強くかき混ぜず、鍋を軽く揺すって煮汁を絡めるのがポイントです。
2. 里芋と鶏肉の煮物

里芋と鶏肉を組み合わせれば、食べ応えのある主菜になります。鶏肉のうま味が煮汁に加わるため、里芋だけで作る煮物とは違った味わいを楽しめます。
【材料・2人分】
・里芋:250g
・鶏もも肉:200g
・にんじん:1/2本
・だし汁:250ml
・しょうゆ:大さじ2
・みりん:大さじ2
・酒:大さじ1
・砂糖:小さじ2
【作り方】
- 里芋の皮をむき、にんじんと鶏肉を食べやすい大きさに切ります。
- 鍋で鶏肉の表面を焼き、にんじんと里芋を加えます。
- だし汁、酒、砂糖、みりんを加えて煮立たせます。
- しょうゆを加え、落としぶたをして15〜20分ほど煮込みます。
- 里芋がやわらかくなり、鶏肉に十分火が通ったら完成です。
具材の大きさをそろえると、火の通りを調整しやすくなります。彩りを加えたい場合は、仕上げにさやいんげんや小ねぎを添えるのもおすすめです。
3. 里芋の唐揚げ

煮物以外の里芋料理を楽しみたい場合は、唐揚げがおすすめです。外側はカリッと香ばしく、中はねっとりとした食感に仕上がります。おかずとしてはもちろん、おつまみにも向いています。
【材料・2人分】
・里芋:300g
・しょうゆ:大さじ1
・おろししょうが:小さじ1/2
・片栗粉:大さじ3
・揚げ油:適量
【作り方】
- 里芋の皮をむき、食べやすい大きさに切ります。
- 里芋をゆでるか電子レンジで加熱し、竹串が通る程度までやわらかくします。
- しょうゆとおろししょうがを絡め、軽く下味を付けます。
- 表面の水分を拭き取り、片栗粉をまぶします。
- 170〜180℃の油で表面がきつね色になるまで揚げます。
下ゆでしてから揚げることで、中心まで火を通しやすくなります。水分が残っていると油がはねることがあるため、揚げる前にしっかり水気を取りましょう。
4. 里芋のバターしょうゆ炒め

バターしょうゆ炒めは、少ない材料で作れる簡単なレシピです。バターのコクとしょうゆの香ばしさが里芋によく合い、普段の煮物とは違う味付けを楽しめます。
【材料・2人分】
・里芋:250g
・バター:10g
・しょうゆ:小さじ2
・黒こしょう:少々
【作り方】
- 里芋の皮をむき、食べやすい大きさに切ります。
- 電子レンジなどで加熱し、やわらかくします。
- フライパンにバターを溶かし、里芋の表面に焼き色を付けます。
- しょうゆを回し入れ、全体に絡めます。
- 皿に盛り、黒こしょうを振って完成です。
冷凍里芋を使えば、皮むきや下処理の手間を省けます。仕上げに粉チーズや小ねぎを加えると、味や香りに変化を付けられます。
5. 里芋のみそ汁
里芋のみそ汁は、日々の食事に取り入れやすい汁物です。里芋から出るぬめりによって、口当たりにとろみが生まれます。豆腐や油揚げ、きのこなどを加えてもおいしく仕上がります。
【材料・2人分】
・里芋:150g
・だし汁:400ml
・みそ:大さじ1と1/2〜2
・小ねぎ:適量
【作り方】
- 里芋の皮をむき、薄めの輪切りや半月切りにします。
- 鍋にだし汁と里芋を入れ、やわらかくなるまで煮ます。
- 火を弱め、みそを溶き入れます。
- 沸騰させないように温め、小ねぎを散らして完成です。
里芋の大きさによって火が通る時間は変わります。竹串がすっと通るかを確認してから、みそを加えましょう。
6. 里芋とひき肉のそぼろあん

里芋にひき肉のうま味を合わせたそぼろあんは、ご飯に合うおかずです。あんが里芋に絡むため、煮物とは違った食感を楽しめます。
【材料・2人分】
・里芋:250g
・豚ひき肉:100g
・だし汁:200ml
・しょうゆ:大さじ1
・みりん:大さじ1
・砂糖:小さじ1
・片栗粉:小さじ2
・水:小さじ4
・サラダ油:少量
【作り方】
- 里芋の皮をむき、食べやすい大きさに切ります。
- 鍋に油を熱し、豚ひき肉をほぐしながら炒めます。
- 里芋、だし汁、しょうゆ、みりん、砂糖を加え、里芋がやわらかくなるまで煮ます。
- 片栗粉を水で溶き、煮汁に少しずつ加えます。
- 混ぜながら加熱し、とろみが付いたら完成です。
水溶き片栗粉は一度に入れず、様子を見ながら加えるのがコツです。鶏ひき肉に替えると、あっさりとした味わいに仕上がります。
7. 里芋のチーズ焼き
里芋はチーズとも相性がよく、洋風のおかずにも活用できます。電子レンジで加熱した里芋を使えば、オーブントースターで手軽に作れます。
【材料・2人分】
・里芋:250g
・ピザ用チーズ:50g
・マヨネーズ:大さじ1
・塩:少々
・こしょう:少々
【作り方】
- 里芋の皮をむき、やわらかくなるまで加熱します。
- 耐熱皿に里芋を入れ、軽くつぶします。
- マヨネーズ、塩、こしょうを加えて混ぜます。
- ピザ用チーズをのせ、オーブントースターで焼き色が付くまで加熱します。
里芋を粗めにつぶすと、なめらかな部分と食感の残る部分を楽しめます。ベーコンやきのこを加えれば、ボリュームのある一品になります。
8. 里芋とベーコンの炒め物
里芋とベーコンを組み合わせると、ベーコンの塩気とうま味を生かした炒め物が作れます。しょうゆや黒こしょうで味を整えるだけなので、忙しい日の副菜にも向いています。
【材料・2人分】
・里芋:250g
・ベーコン:40g
・オリーブオイル:小さじ1
・しょうゆ:小さじ1
・黒こしょう:少々
【作り方】
- 里芋を食べやすい大きさに切り、電子レンジなどで加熱します。
- ベーコンを短冊切りにします。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、ベーコンを炒めます。
- 里芋を加えて表面に焼き色を付けます。
- しょうゆと黒こしょうで味を整えます。
里芋は加熱してから炒めることで、調理時間を短縮できます。好みに応じて、にんにくやパセリを加えてもよいでしょう。
里芋の下処理と皮むきのコツ
里芋は、下処理の方法によって調理のしやすさや仕上がりが変わります。ぬめりが気になる場合や、皮むきに時間をかけたくない場合は、料理に合わせて方法を選びましょう。
ぬめりを抑える方法
里芋のぬめりを抑えたい場合は、皮をむいてから塩を振り、軽くもんで水で洗い流す方法があります。その後、必要に応じて下ゆですると、煮汁の濁りを抑えやすくなります。
ただし、ぬめりは里芋の特徴の一つです。みそ汁やそぼろあんなど、とろみを生かしたい料理では、ぬめりを取りすぎる必要はありません。
皮むきを簡単にする方法
里芋の皮をむく際は、包丁やピーラーを使う方法のほか、皮付きのままゆでてからむく方法もあります。
皮付きの里芋をゆでる場合は、表面の泥をしっかり洗い落とし、火が通ったら粗熱を取って皮をむきます。皮がむきやすくなる一方、熱い状態ではやけどのおそれがあるため、十分に冷ましてから扱いましょう。
また、里芋を触ると手がかゆくなる場合があります。気になる場合は手袋を使い、皮むき後は手や調理器具を洗ってください。
冷凍里芋を使えば時短調理ができる
里芋の下処理に時間をかけたくない場合は、市販の冷凍里芋を使う方法もあります。皮むきやカットが済んでいる商品が多く、必要な分だけ取り出して使いやすいのが特徴です。
冷凍里芋は、煮物やみそ汁、そぼろあん、バターしょうゆ炒めなど、幅広い料理に活用できます。商品によって加熱方法が異なるため、パッケージに記載された調理方法を確認しましょう。
煮物に使う場合は、凍ったまま調理できる商品もあります。炒め物や揚げ物に使う場合は、水分の量や加熱状態を確認し、油はねに注意してください。
生の里芋と冷凍里芋では、食感や大きさに違いが出る場合があります。料理の仕上がりや調理時間、価格などを考慮し、用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
里芋の保存方法
里芋は保存方法によって日持ちや品質が変わります。購入した状態や、皮をむいた後、加熱した後など、それぞれに合った方法で保存しましょう。
生の里芋を保存する場合
泥付きの里芋は、泥を落とさずに風通しのよい涼しい場所で保存する方法があります。乾燥や低温に弱いため、冷やしすぎや極端な乾燥を避けることが大切です。
保存中に傷みやカビが見られた場合は、状態を確認して使用を控えましょう。保存期間は温度や湿度、購入時の状態によって変わります。
下処理した里芋を保存する場合
皮をむいた里芋やカットした里芋は、長時間室温に置かず、適切に冷蔵保存して早めに使い切りましょう。下ゆでした里芋や調理済みの料理も、清潔な容器に入れ、速やかに冷まして冷蔵庫で保管します。
長期間保存したい場合は、加熱して冷ました里芋を小分けにして冷凍する方法もあります。ただし、冷凍すると食感が変化する場合があるため、煮物や汁物など、食感の変化が気になりにくい料理に使うとよいでしょう。
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里芋レシピに関するよくある質問
里芋は下ゆでしないと食べられませんか?
里芋は、料理や調理方法によって下ゆでの必要性が異なります。煮物では、ぬめりや煮汁の仕上がりを考えて下ゆでする場合がありますが、下ゆでせずに煮込むレシピもあります。加熱時間を確保し、中心まで十分に火を通してください。
里芋は電子レンジで調理できますか?
電子レンジでも調理できます。皮をむいて食べやすい大きさに切り、耐熱容器に入れてふんわりとラップをかけ、様子を見ながら加熱します。加熱時間は里芋の量や大きさ、電子レンジの出力によって異なるため、竹串が通るか確認しましょう。
里芋のおかずを簡単に作るなら何がおすすめですか?
手軽に作りたい場合は、冷凍里芋を使ったバターしょうゆ炒めや、電子レンジで加熱した里芋のチーズ焼きがおすすめです。材料が少なく、煮込み時間を短縮しやすいため、忙しい日にも取り入れやすいレシピです。
里芋はどんな食材と相性がよいですか?
里芋は、鶏肉や豚ひき肉、ベーコン、きのこ、チーズなどと相性がよい食材です。しょうゆやみそを使った和風の味付けだけでなく、バターやチーズを使った洋風の料理にも活用できます。
まとめ
里芋は、煮っころがしや鶏肉との煮物などの定番料理から、唐揚げ、バターしょうゆ炒め、チーズ焼きまで、幅広いレシピに使える食材です。味付けや調理方法を変えることで、いつもの献立に変化を付けられます。
調理の手間を減らしたい場合は、冷凍里芋や電子レンジを活用するのも一つの方法です。ぬめりを生かす料理では下処理を控えめにし、煮汁をきれいに仕上げたい場合は塩もみや下ゆでを取り入れるなど、料理に合わせて使い分けましょう。
里芋は和食だけでなく、洋風のおかずやおつまみにも活用できます。今回紹介したレシピを参考に、家庭にある食材や好みの味付けに合わせて、里芋料理のレパートリーを広げてみてください。

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