飲食店を開業する際、厨房機器選びで悩む方は非常に多いです。
その中でも特に重要なのが「業務用製氷機」です。
居酒屋、カフェ、ラーメン店、バー、焼肉店など、ほとんどの飲食店では氷が欠かせません。
しかし新品の製氷機は高額なため、初期費用を抑える目的で中古製氷機を検討する店舗も増えています。
ただし中古製氷機は、価格だけで選ぶと失敗しやすい厨房機器でもあります。
・年式が古く電気代が高い
・製氷能力が不足している
・夏場に氷が足りなくなる
・購入直後に故障する
このようなトラブルは珍しくありません。
特に2026年現在は、電気料金の上昇や厨房機器価格の高騰により、「高年式中古製氷機」の人気が急上昇しています。
そこで今回は、中古製氷機を選ぶ際に重要な「年式」と「製氷量」の調べ方について、厨房機器のプロ目線で分かりやすく解説します。
これから飲食店を開業する方も、既存店舗で買い替えを検討している方も、ぜひ参考にしてください。
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目次
■ なぜ中古製氷機は「年式確認」が重要なのか

中古製氷機を購入する際、多くの方が最初に気にするのは「価格」です。
しかし、飲食店で実際に重要なのは「何年製なのか」という年式確認です。
業務用製氷機は、毎日長時間稼働する厨房機器のため、年式によって故障リスクや電気代、製氷能力に大きな差が出ます。
特に2026年現在は、電気料金の上昇や厨房機器価格の高騰により、「高年式中古製氷機」の需要が急増しています。
安さだけで選んでしまうと、購入後に修理費がかかり、結果的に高くつくケースも少なくありません。
● 年式が古いと故障リスクが高くなる
製氷機には、
・コンプレッサー
・冷却ファン
・ポンプ
・給排水部品
・制御基板
など、多くの消耗部品が使われています。
年式が古い製氷機ほど、これらの部品が劣化している可能性が高くなります。
特に中古市場では、見た目がキレイでも内部が劣化しているケースがあるため注意が必要です。
飲食店では製氷機が止まると、
・ドリンク提供停止
・営業効率低下
・売上減少
につながるため、年式確認は非常に重要です。
● 古い製氷機は電気代が高い傾向がある
2026年現在、多くの飲食店が悩んでいるのが「光熱費高騰」です。
古い製氷機は最新機種と比べて省エネ性能が低く、消費電力が大きい傾向があります。
そのため、本体価格が安くても、
「毎月の電気代が高い」
というケースも珍しくありません。
特に長時間営業の店舗では、年間で見ると大きなコスト差になることがあります。
● 高年式中古製氷機は人気が高い
最近は新品厨房機器の価格上昇により、高年式の中古製氷機が非常に人気です。
特に、
・5年以内のモデル
・動作確認済み
・保証付き中古品
は需要が高く、開業時に選ばれるケースが増えています。
中古製氷機を選ぶ際は、
「安いかどうか」
ではなく、
「長く安心して使えるか」
を重視することが重要です。
● 年式確認は中古製氷機選びで最重要ポイント
中古製氷機は、年式によって性能や故障リスクが大きく変わります。
特に飲食店では、製氷機トラブルが営業停止につながることもあるため、慎重な確認が必要です。
購入時は、
・製造年
・使用年数
・メンテナンス状況
・保証有無
をしっかり確認し、価格だけで判断しないことが失敗防止につながります。
■ メーカー別|中古製氷機の年式の調べ方

● ホシザキ製氷機の年式確認方法
中古製氷機市場で特に人気が高いのがホシザキ製氷機です。
耐久性が高く、飲食店でも導入台数が多いため、中古市場でも多く流通しています。
ホシザキ製氷機の年式は、主に「製造番号」で確認できます。
▶ 製造番号の先頭アルファベットを確認する
ホシザキ製氷機は、製造番号の先頭アルファベットによって製造年を判断できます。
例えば、
・A = 1991年、2001年、2011年、2021年
・B = 1992年、2002年、2012年、2022年
・C = 1993年、2003年、2013年、2023年
というように、10年周期で繰り返されています。
そのため、型式やデザインも合わせて確認することが重要です。
▶ 2026年は省エネ性能も重要
最近のホシザキ製氷機は、省エネ性能が向上しています。
2020年以降モデルは、
・消費電力改善
・冷却効率向上
・静音性能向上
などの特徴があり、電気代対策としても注目されています。
中古製氷機を選ぶ際は、「価格」だけでなく「年式」も必ず確認しましょう。
● パナソニック製氷機の年式確認方法
パナソニック製氷機は、コンパクトモデルから大型機種まで幅広く人気があります。
特にカフェや小型店舗で導入されるケースが増えています。
▶ No.欄の左端数字を確認する
パナソニック製氷機は、本体ラベルの「No.」欄を見ることで年式確認ができます。
例えば、
・8 = 1998年、2008年、2018年
・9 = 1999年、2009年、2019年
というように判別します。
ただし10年単位で重複するため、
・型式
・外観デザイン
・消費電力表示
も合わせて確認することが重要です。
▶ 高年式モデルは電気代対策にも有効
2026年現在は電気代高騰の影響で、省エネ性能を重視する店舗が増えています。
パナソニック製氷機は比較的新しいモデルほど省エネ性能が高く、長期的なコスト削減につながりやすいです。
● フクシマガリレイ製氷機の年式確認方法
フクシマガリレイ製氷機は、耐久性と安定性から多くの飲食店で使用されています。
特に中型以上の店舗で人気があります。
▶ 製造番号先頭の数字を確認する
フクシマガリレイ製氷機は、製造番号の先頭数字で年式確認を行います。
例えば、
・2 = 2002年、2012年、2022年
・5 = 2005年、2015年、2025年
という見方になります。
中古市場では高年式モデルほど人気が高く、価格も上昇傾向にあります。
▶ メンテナンス履歴も重要
フクシマガリレイ製氷機は耐久性がありますが、年式だけでなくメンテナンス状況も重要です。
特に、
・フィルター清掃
・冷却部清掃
・給排水メンテナンス
がされているか確認することで、故障リスクを減らせます。
● 大和冷機製氷機の年式確認方法
大和冷機製氷機は、シンプルな構造で使いやすく、小規模店舗から中規模店舗まで幅広く利用されています。
▶ 製造番号欄の小さい数字を確認する
大和冷機製氷機は、製造番号欄の小さい数字の右端を見ることで年式確認ができます。
例えば、
・9 = 2009年、2019年
という形です。
ただし数字だけでは判断しにくいため、
・型式
・ラベル
・本体デザイン
も合わせて確認することが重要です。
▶ 中古購入時は動作確認も重要
大和冷機製氷機は中古市場でも流通量がありますが、動作確認済みか必ずチェックしましょう。
特に、
・異音
・冷却不良
・製氷速度低下
がないか確認することで、購入後のトラブルを防ぎやすくなります。
■ 中古製氷機の製氷量の調べ方

中古製氷機を選ぶ際に、年式と同じくらい重要なのが「製氷量」です。
製氷量とは、「1日にどれくらい氷を作れるか」を表す数値で、店舗営業に大きく関わります。
製氷能力が不足すると、
・ドリンク提供が遅れる
・ピーク時に氷切れする
・営業効率が低下する
などのトラブルにつながります。
そのため中古製氷機を購入する際は、各メーカーごとの製氷量の見方を知っておくことが重要です。
● ホシザキ製氷機の製氷量の見方
ホシザキ製氷機は、型式に記載されている数字で製氷量を確認できます。
例えば、
・IM-25 = 約25kg
・IM-45 = 約45kg
・IM-95 = 約95kg
という意味になります。
この数字は「1日あたりの最大製氷量」を表しています。
ホシザキは飲食店での導入数が非常に多く、中古市場でも人気があります。
特に居酒屋やカフェでは45kgから95kgクラスがよく使用されています。
● パナソニック製氷機の製氷量の見方
パナソニック製氷機は、4桁数字の左2桁を見ることで製氷量を確認できます。
例えば、
・SIM-DS95UB = 約95kgタイプ
・SIM-S3500 = 約35kgタイプ
という見方です。
パナソニック製はコンパクトタイプも多く、小型カフェやテイクアウト店舗で人気があります。
ただし型式が少し複雑なため、分からない場合はメーカー仕様表も確認すると安心です。
● フクシマガリレイ製氷機の製氷量の見方
フクシマガリレイ製氷機も、型式内の数字で製氷量を判断できるケースが多いです。
例えば、
・FIC-A25KT = 約25kg
・FIC-A45KT = 約45kg
という形です。
フクシマガリレイは、中型から大型店舗向けモデルも多く、安定した製氷能力が特徴です。
特にドリンク提供数が多い店舗では、少し余裕のあるサイズを選ぶケースが増えています。
● 大和冷機製氷機の製氷量の見方
大和冷機製氷機も、基本的には型式内の数字で製氷量を確認できます。
例えば、
・DRI-25LME = 約25kg
・DRI-45LME = 約45kg
という意味になります。
大和冷機はシンプルな設計のモデルも多く、小規模飲食店でも導入しやすいのが特徴です。
中古市場でも比較的流通量があります。
● 製氷量は「余裕を持って選ぶ」のが重要
2026年現在は、
◎猛暑
◎ハイボール需要増加
◎テイクアウトドリンク増加
などにより、氷使用量が以前より増えています。
そのため最近では、
・25kgから35kgへ
・45kgから65kgへ
と、ワンサイズ上を選ぶ店舗が増えています。
中古製氷機は価格だけでなく、
・製氷量
・営業スタイル
・夏場の使用量
を考慮して選ぶことが、失敗しない厨房機器選びにつながります。
■ 2026年版|製氷量選びで失敗しないポイント
中古製氷機を選ぶ際、多くの方が「本体価格」や「年式」を重視します。
しかし実際の飲食店営業で最も重要なのが、「製氷量が店舗に合っているか」です。
製氷能力が不足すると、
・ピーク時に氷切れする
・ドリンク提供が遅れる
・営業効率が落ちる
・スタッフ負担が増える
など、店舗運営に大きな影響が出ます。
特に2026年現在は、猛暑やドリンク需要増加により、以前より余裕のある製氷量を選ぶ店舗が増えています。
● 客席数だけで決めない
以前は、
「席数に合わせて製氷機を選ぶ」
という考え方が一般的でした。
しかし現在は、
・ハイボール人気
・カフェドリンク増加
・テイクアウト需要
・アルコール提供増加
などによって、同じ席数でも氷消費量が大きく変わります。
例えば、
◎居酒屋
◎バー
◎カフェ
◎焼肉店
は氷使用量が非常に多い傾向があります。
そのため、「業態」と「ドリンク比率」を考慮して製氷量を選ぶことが重要です。
● 夏場は製氷能力が低下する
業務用製氷機は、厨房温度や給水温度の影響を受けます。
特に夏場は、
・厨房温度上昇
・給水温度上昇
・換気不足
によって、製氷能力が低下しやすくなります。
そのため、カタログ上では十分な能力でも、実際の営業では氷不足になるケースがあります。
特に小規模店舗では「ギリギリサイズ」を選びやすいため注意が必要です。
● 2026年は「ワンサイズ上」が主流
最近は、
・猛暑対策
・営業ロス防止
・ドリンク需要増加
の影響で、少し大きめの製氷機を選ぶ店舗が増えています。
例えば、
・25kgタイプから35kgタイプへ
・45kgタイプから65kgタイプへ
サイズアップするケースも珍しくありません。
製氷機は「余る」より「足りない」方が営業ダメージは大きいため、余裕を持った選定が重要です。
● 中古製氷機は将来の営業も考えて選ぶ
開業直後は客数が少なくても、人気店になると氷使用量は大きく増えます。
そのため現在の状況だけでなく、
・将来の売上増加
・メニュー拡大
・ドリンク強化
も想定して選ぶことが大切です。
中古製氷機は価格だけで判断せず、「営業を止めない製氷能力」があるかを重視することで、失敗を防ぎやすくなります。
■ 中古製氷機購入時に確認すべきポイント
中古製氷機は新品より価格を抑えられるため、飲食店開業時や設備入れ替え時に人気があります。
しかし、価格だけで選んでしまうと、
・購入直後に故障する
・氷が作れない
・修理費が高額になる
などのトラブルにつながることがあります。
特に製氷機は、飲食店営業に直結する重要な厨房機器です。
そのため中古製氷機を購入する際は、「状態確認」が非常に重要になります。
● フィルターの汚れを確認する
まず確認したいのが、吸気フィルターの状態です。
フィルターにホコリや油汚れが大量に付着している場合、
・冷却不良
・製氷能力低下
・コンプレッサー負荷増加
などの原因になります。
フィルター汚れがひどい製氷機は、内部メンテナンスも不十分な可能性があるため注意が必要です。
● 給排水まわりを確認する
中古製氷機では、給排水トラブルが非常に多く発生します。
特に、
・水漏れ
・カルキ詰まり
・サビ
・排水臭
がないか確認することが重要です。
給排水部品の劣化は、営業中のトラブルにつながりやすいため、購入前にしっかりチェックしましょう。
● 氷の状態を確認する
可能であれば、実際に製氷動作を確認することがおすすめです。
特に以下の症状がある場合は注意が必要です。
・氷が小さい
・氷が白い
・溶けやすい
・製氷速度が遅い
これらは冷却不良や内部劣化のサインである可能性があります。
中古製氷機は見た目だけでは判断できないため、「実際に氷が正常にできるか」が非常に重要です。
● 異音や振動がないか確認する
コンプレッサーやファンモーターが劣化している場合、
・異常な振動
・大きな運転音
・金属音
が発生することがあります。
これらは故障前兆の可能性もあるため注意が必要です。
特に古い製氷機では、運転音確認が重要なチェックポイントになります。
● 動作確認済みかを必ず確認する
中古厨房機器では、「現状販売」のケースもあります。
そのため、
・製氷確認済み
・冷却正常
・ポンプ正常
・異音なし
などの記載確認が重要です。
さらに、
◎保証付き
◎整備済み
◎メンテナンス済み
の中古製氷機を選ぶことで、開業後のリスクを減らしやすくなります。
● 中古製氷機は「価格」より「状態確認」が重要
中古製氷機は、安さだけで選ぶと失敗しやすい厨房機器です。
特に飲食店では、製氷機故障が営業停止につながることもあります。
そのため購入時は、
・フィルター
・給排水
・氷の状態
・異音
・動作確認
をしっかり確認することが重要です。
価格だけでなく、「安心して営業できる状態か」を重視することが、失敗しない中古製氷機選びにつながります。
氷で売上が変わる?製氷機メーカーの違いと選び方を解説します
■ よくある質問|中古製氷機Q&A
Q: 中古製氷機は何年くらい使えますか?
A:使用環境やメンテナンス状況によりますが、一般的には7年から10年前後がひとつの目安です。定期清掃されている製氷機は長持ちしやすい傾向があります。
Q: 製氷機は大きめを選んだ方が良いですか?
A:はい。特に夏場は製氷能力が低下するため、少し余裕のあるサイズがおすすめです。氷不足は営業トラブルに直結します。
Q: 古い製氷機は電気代が高いですか?
A:古い機種は省エネ性能が低い傾向があります。2020年以降モデルは消費電力改善が進んでいるケースも多いため、長期的には高年式の方がコストメリットは出やすいです。
Q: 中古製氷機はどこを見れば状態が分かりますか?
A:フィルター、給排水、サビ、異音、氷の状態などを確認することが重要です。可能であれば実際に製氷動作を確認しましょう。
Q: 製氷機は新品と中古どちらが良いですか?
A:開業コストを抑えたい場合は中古も有効です。ただし保証付き、高年式、動作確認済みの製品を選ぶことが重要です。
■ まとめ|中古製氷機は「年式」と「製氷量」の確認が最重要です
中古製氷機は、新品より導入コストを抑えられるため、飲食店開業時や設備入れ替え時に非常に人気があります。
しかし、価格だけで選んでしまうと、
・購入後すぐ故障する
・氷不足で営業に支障が出る
・電気代が高くなる
など、さまざまなトラブルにつながる可能性があります。
特に2026年現在は、厨房機器価格や電気料金の上昇により、「状態の良い高年式中古製氷機」の需要が高まっています。
そのため中古製氷機選びでは、「安さ」だけでなく「年式」と「製氷量」をしっかり確認することが重要です。
● 年式確認は故障リスクを減らす重要ポイント
製氷機は、
・コンプレッサー
・冷却部品
・ポンプ
・給排水部品
など、多くの消耗部品で構成されています。
年式が古い製氷機ほど部品劣化が進んでいる可能性が高く、修理リスクも上がります。
また近年モデルは省エネ性能が向上しているため、電気代対策としても高年式モデルが注目されています。
● 製氷量不足は営業トラブルにつながる
製氷機選びで特に多い失敗が、「製氷量不足」です。
特に、
◎居酒屋
◎バー
◎カフェ
◎焼肉店
など、ドリンク提供が多い業態では氷消費量が非常に多くなります。
さらに夏場は厨房温度上昇によって製氷能力が低下するため、ギリギリのサイズ選びは危険です。
2026年現在は、
・25kgから35kgへ
・45kgから65kgへ
と、ワンサイズ上を選ぶ店舗も増えています。
● 中古製氷機は「状態確認」も重要
中古製氷機を購入する際は、
□フィルター汚れ
□給排水状態
□異音
□氷の状態
□動作確認
も必ずチェックしましょう。
特に「製氷確認済み」「保証付き」の中古製品は、開業時のリスク軽減につながります。
● 営業を止めない製氷機選びが重要
製氷機は、飲食店営業を支える重要な厨房機器です。
だからこそ、
「価格が安いから選ぶ」
のではなく、
「安定して営業できるか」
という視点で選ぶことが大切です。
中古製氷機を導入する際は、今回紹介した「年式確認」「製氷量」「状態確認」をしっかり行い、自店舗に合った1台を選びましょう。
テンポスでは、これから開業を目指す方、飲食店の経営についてお悩みの方に向けてさまざまな情報を発信しています。
是非ご活用ください。
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