冬に食べたくなる!ぶりを活用したおすすめ料理5選!

飲食ニュース

冬の味覚「ぶり」は、脂のりが最高潮に達し、濃厚なうまみと、とろける食感が魅力です。

特に、寒ぶりは身が引き締まりつつもジューシーで、加熱すると「ふわっ」と広がる豊かな香りが食欲をそそります。

ぶりは、和食だけでなく、照り焼き・鍋・揚げ物・洋風アレンジまで幅広く活用できる優秀食材です。

さらに、DHAやEPAをはじめとした栄養価が高く、冬の健康維持にもぴったりです。

今回は、冬に食べたくなる!ぶりを活用したおすすめ料理5選について紹介していきます。
調理の際に、ぜひ参考にしてみてください。

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ぶりの旬は?

ぶりの旬は、冬(12月〜2月)で、この時期に獲れるぶりは特に「寒ぶり」と呼ばれ、年間を通してもっともおいしい時期だと言われています。

寒さが増すにつれて、体に脂肪を蓄え、身が引き締まりながらも脂がしっかりとのった状態になり、濃厚なうまみととろけるような食感が楽しめます。

特に、富山湾の氷見漁港で水揚げされる「氷見寒ぶり」は全国的にも有名で、強いうまみ・弾力・脂のバランスが絶妙です。

ぶりは出世魚で、成長によって呼び名が変わることでも知られていますが、成魚の「ぶり」と呼ばれる段階になると回遊範囲が広くなり、寒い季節に海水温の低い北の海で脂を蓄えます。

そのため、寒ぶりは特に脂のノリがよく、刺身で食べても焼いても絶品です。特に冬のぶりは、刺身では口の中で脂がとろけるような食感、加熱調理ではジューシーな旨味が凝縮され、鍋や照り焼きでも味わい深く仕上がります。

地域による差はあるものの、日本海側では11月後半〜1月頃がピーク、太平洋側では12月〜2月がもっともおいしい時期とされています。

また、ぶり大根などの煮物にすると冬の脂がしっかり染み出し、うまみがさらに増すため、冬の家庭料理にもぴったり。

一年中出回っているぶりですが、うまみ・食感・脂のバランスが最高になるのは、やはり冬の季節です。

この時期のぶりを選ぶことで、刺身・塩焼き・煮物・鍋と多彩な料理で、旬ならではの深いコクと味わいを堪能できます。

冬はまさに、ぶりの魅力を最も楽しめる季節といえるでしょう。

ぶりの栄養価

ぶりは、冬に脂がのるだけでなく、健康を支える栄養素の宝庫としても注目される魚です。

特に、成魚のぶりは回遊による運動量が多く、良質なたんぱく質と健康脂質を豊富に含み、体づくり・血流・脳機能をサポートしてくれます。

ここでは、ぶりの栄養価の中でも特に重要なポイントについて紹介していきます。
主に以下のことがあげられます。

DHA・EPA(オメガ3脂肪酸)が豊富

ぶりの脂には、青魚由来の健康脂質として知られるDHA・EPAが多く含まれています。

DHAは、脳や神経の働きを助け、記憶力・集中力をサポートしてくれます。EPAは、血液をサラサラにし、悪玉コレステロールの低下・中性脂肪の抑制・動脈硬化の予防に貢献すると言われているのです。

特に、冬の寒ぶりは脂の量が増えるため、オメガ3の摂取効率も高まります。生活習慣病が気になる方や、頭を使う仕事・勉強をする方に嬉しい栄養です。

良質なたんぱく質で筋肉・免疫をサポート

ぶりは、アミノ酸バランスに優れた良質なたんぱく質を多く含みます。筋肉・内臓・皮膚・髪などの体組織の材料になるだけでなく、抗体づくりにも関与し、冬の体調管理や免疫維持にも役立つと言われています。

たんぱく質の含有量は、魚類の中でも高く、脂が多くてもうまみが強いのはこのたんぱく質によるものです。

さらに吸収率がよく、胃もたれしにくい点も魅力です。運動をする方、高齢者、成長期のこどもにもピッタリな食材です。

ビタミンD・B群・鉄で骨・代謝・貧血対策

ぶりには、骨の形成とカルシウム吸収を助けるビタミンD、エネルギーをつくるビタミンB1・B2・B6・B12などのB群、さらに鉄も含まれています。

ビタミンDは、冬の日照不足で不足しやすく、積極摂取が大切です。B群は、糖・脂・たんぱく質の代謝をサポートし、疲労回復や皮膚の健康維持に重要です。

鉄は、血液中のヘモグロビン材料となり、女性や食事が偏りがちな方の貧血対策にも役立つと言われています。

ぶりは脂だけでなく、冬の体を土台から支える栄養を幅広く補える優秀な魚なのです。

ぶりを活用したおすすめ料理5選!

冬に脂がのったぶりは、和・洋どんな料理にも合い、うまみとコクで食卓を格上げしてくれる万能魚です。

ここでは、家庭でも作りやすく冬にぴったりなぶり料理5品について紹介していきます。
主に以下の料理があげられます。

ぶり大根

ぶり大根は、冬ぶり料理の王道です。ぶりのうまみが大根に染み込み、とろける脂と甘辛だしの相性が抜群です。

下処理でぶりに塩を振り、熱湯を回しかけて臭みを抜く霜降りをすると、格段に上品な味になります。

醤油・みりん・酒・生姜でしっかり煮込み、仕上げに煮汁を絡めると照りも美しく、白米が止まらない一皿になるでしょう。

ぶりの照り焼き

ぶりの照り焼きは、濃厚な脂に甘辛タレのツヤと香ばしさが合う冬のごちそうです。

フライパンひとつで、簡単に作れるのも魅力です。

ぶりに、軽く小麦粉をまぶすことで余分な脂を吸収し、タレがとろりと絡みやすくなります。

醤油2:みりん2:酒1:砂糖1の黄金比タレで焼き絡め、火を止める直前に少量の蜂蜜を加えるとコクが増し、冷めてもふっくらジューシーです。

ぶりしゃぶ

ぶりしゃぶは、さっと熱い昆布だしにくぐらせて食べる冬のぜいたく料理です。加熱しすぎないことで脂がしつこくならず、うまみだけが「ふわっ」と広がります。

ポン酢や柚子胡椒でさっぱり、または白だしベースのつゆでも大丈夫です。白菜や長ねぎ、水菜、きのこを添えると香りの相乗効果でさらに食欲がアップするでしょう。

締めは、雑炊やうどんで、溶け出したぶりエキスまで余すことなく堪能できます。

ぶりの塩焼き

ぶりの塩焼きは、シンプルだからこそ素材の良さがダイレクトに伝わる一品です。

塩を振って15分おき、水分をふき取りながら焼くことで外はパリッ、中はふっくら味わえます。

冬ぶりは、脂の甘みが強いので、塩だけでも濃厚な満足感たっぷりです。好みでレモン、すだち、大葉おろしを添えると爽やかさが加わり、味わいのキレが増します。

ぶりの竜田揚げ

ぶりの竜田揚げは、ぶりを醤油・生姜・にんにく・酒の下味に30分ほど漬け、片栗粉で「カラッ」と揚げる料理です。

肉に負けないジューシーさで、外はカリッ、中はとろっと濃厚です。冬の脂を活かした揚げ物で、こどもから大人まで人気の味です。

仕上げに、白ごま刻みねぎを振ると香りも広がります。
お弁当にも使える万能おかずです。

脂のうまみ・香り・栄養まで楽しめる冬ぶり。調理法を変えるだけで、印象がガラリと変わり、毎日でも飽きない実力派食材です。

ぜひ冬の献立に活用してみてください。

ぶり料理に使う調理器具や食器

テンポスで扱っている、ぶり料理を作る際に使う調理器具や、おすすめの食器をご紹介!

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まとめ

今回は、冬に食べたくなる!ぶりを活用したおすすめ料理5選について紹介してきました。

ぶりの旬は、冬(12月〜2月)で、この時期に獲れるぶりは特に「寒ぶり」と呼ばれ、年間を通してもっともおいしい時期だと言われています。

ぶり大根や照り焼きといった、定番料理が楽しめるぶりをぜひ自宅で味わってみてください。

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