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■そもそも「パン屋開業」って何から始めるの?
パンが好きで「いつか自分のお店を…」と思ったことがある人は多いはず。
でも、実際の開業となると「何から手をつければいいの?」「技術がないと無理?」と不安だらけですよね。
この連載では、パン作りが好きな主人公 ユミ が、プロ職人の 師匠(シェフ) に相談しながら、開業までの道のりを一緒に歩んでいきます。

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■ パン作りの腕より先に決めるべきことがある?

● 「技術より先に“生活”を考える」が第一歩です
ユミ「パン屋を開きたいので、まずは技術を磨かないといけませんよね?」

師匠「技術も大事だけど、その前に“どんな生活を送りたいか”を決めるほうがもっと大事なんだよ。」

ユミ「生活…ですか?」
師匠「パン屋は早朝から仕込みがあるし、季節によって作業時間も変わる。生活リズムに大きく影響する仕事なんだ。続けられるペースが作れるかどうかは最初に考える必要があるよ。」
● パン屋は「生活の仕事」だから覚悟が必要です
ユミ「好きなパンを毎日焼けるのは楽しそうですけど…」
師匠「もちろん楽しいよ。でも“好き”だけでは乗り越えられないこともある。たとえば、冬の朝4時に起きて仕込みに入ることもあるし、休日が少なくなる時期もある。」
ユミ「確かに、家族の理解も必要そうですね。」
師匠「そのとおり。パン屋は職人仕事であると同時に、生活そのものに影響するんだ。だからこそ、周りの協力や生活設計を含めて考えておくと後で困らない。」
● 技術は後から伸ばせます
ユミ「技術を後回しにしても大丈夫なんですか?」
師匠「技術は学べば必ず伸びるよ。スクールでも現場でも、学ぶ機会はいくらでもある。でも、生活リズムとの相性だけは誰にも代わってもらえない。」
ユミ「なるほど…生活から考えると、店のスタイルも見えてきそうですね。」
師匠「そうだね。どう働きたいかを決めると、営業時間、扱うパンの種類、必要な設備まで見えてくるんだよ。」
● “現実を知ってなお、やりたいか?” が開業の入口です
ユミ「話を聞いていると大変そうですが…それでもパン屋をやりたい気持ちは強くなりました。」
師匠「その気持ちはとても大事だよ。パン屋は決してラクじゃないけれど、現実を知ってからの“それでもやりたい”という気持ちが開業のスタートラインなんだ。」
ユミ「覚悟って大事なんですね。でも、やっぱりパン屋になりたいです!」
師匠「その気持ちがあれば大丈夫。ここをしっかり押さえておけば、次のステップも迷わず進めるよ。」
■ どんな“パン屋”をやりたいのか?まずは3タイプから考える

● パン屋は“タイプ”で必要なスキルも設備も変わります
ユミ「パン屋って、どこも同じように見えてました…」
師匠「実はタイプによって、必要な設備も作り方もオペレーションも大きく変わるんだよ。まずは自分がどんなスタイルを目指すのか決めるのが大事だね。」
ユミ「パン屋のタイプって、どんなものがあるんですか?」
師匠「今回は、大きく3つに分けて考えてみよう。」
● タイプ1. ハード系中心の“小規模こだわり店”
師匠「まずはハード系中心のお店。バゲットやカンパーニュ、食事パンがメインだね。」
ユミ「なんだか本格的な感じがします!」
師匠「設備はしっかり必要だけど、品数は絞りやすい。1〜2人でも回しやすいから、個人店に多いタイプだよ。」
ユミ「丁寧にじっくり焼く、職人さんのイメージです。」
師匠「その分、発酵管理や生地作りの基礎がとても大事になる。技術はいるけど、構成はシンプルで店としては安定しやすいよ。」
● タイプ2. 菓子パン・惣菜パンの“町のパン屋さん”
師匠「次は、いわゆる“街のパン屋さん”。メロンパン、カレーパン、サンドイッチなど種類が多いタイプだ。」
ユミ「子どもの頃から親しみのあるあのお店ですね!」
師匠「そのとおり。お客さんの層が広くて売上が安定しやすい。ただし品数が多いぶん、仕込みの量も工程の管理も大変になる。」
ユミ「確かに…たくさんのパンを作るのは楽しそうですが、忙しさもありそうですね。」
師匠「でも商品点数を絞る工夫をすれば、個人店でも十分やっていけるタイプなんだ。」
● タイプ3. カフェ併設型の“ベーカリーカフェ”
師匠「三つ目は、カフェ併設型。パンに加えてコーヒーやサンド類、スープなども出すお店だよ。」
ユミ「おしゃれな街で見かけるタイプですね…憧れます!」
師匠「客単価は上がるけど、用意するものが増えるから人手も必要になる。オペレーション設計が重要なんだ。」
ユミ「パンだけじゃなく、カフェメニューも覚えないといけないんですね。」
師匠「その通り。だけど、“パン+滞在時間”でしっかり利益を出せる魅力的なスタイルでもある。」
● “やりたい店”と“できる店”は違います
ユミ「こうして見ると、どれも魅力的で迷います…。」
師匠「大事なのは“やりたい店”と“続けられる店”のバランスだよ。働き方、資金、技術、生活リズム…全部に関わってくるからね。」
ユミ「自分の生活スタイルに合ったタイプを選ぶことが、開業の第一歩なんですね。」
師匠「その通り。ここが定まると、後のコンセプト作りや物件探しもぐっとスムーズになるよ。」
■ 最初にチェックすべき“5つの項目”

● パン屋として働くうえで欠かせない視点です
ユミ「パン屋のタイプもだいたい分かってきました。でも、まだ自分にできるのか不安で…」
師匠「じゃあ、“開業前に必ず確認してほしい5つの項目”を一緒に見ていこう。これが揃っていれば、開業は現実味を帯びてくるよ。」
● ポイント1. 体力
師匠「まずは体力。パン屋は早朝の仕込みと立ち作業が基本だ。季節によっては、気温管理のために体力の消耗も大きい。」
ユミ「やっぱり体力勝負なんですね…。」
師匠「無理をするという意味ではなく、“続けられるペースを作れるか”が大事なんだ。」
●ポイント 2. 資金
師匠「次は資金だ。パン屋は“機械産業”でもある。オーブン、ミキサー、発酵器…最低限の設備が必要になる。」
ユミ「確かに、普通の飲食店より設備が多そうです。」
師匠「中古を活用したりサイズを絞ったりすれば大幅に抑えられるが、一定の初期投資は避けられない。だから余裕を持って資金計画を立てるといい。」
● ポイント3. 家族・パートナーの理解
師匠「三つ目は家族の理解。パン屋の生活リズムは特殊だ。早朝や休日のバランスが取れるかどうかは、家族の協力が欠かせない。」
ユミ「たしかに…生活のリズムが変わるのは大きなことですね。」
師匠「だからこそ、開業前にしっかり話しておくと後で楽になるよ。」
●ポイント 4. 技術レベル
師匠「次は技術レベル。完璧である必要はまったくない。でも“基礎を安定して作れる”くらいにはしておきたい。」
ユミ「基礎って、どのくらいですか?」
師匠「食パンやバターロールなど基本の数種類が安定して焼ければ十分だよ。やりながら伸ばしていける世界だからね。」
●ポイント 5. 継続力
師匠「最後は継続力。パン屋は“続けること”が利益につながる仕事なんだ。」
ユミ「続ける力か…確かに、毎日焼き続ける仕事ですもんね。」
師匠「そう。“完璧にやろうとしすぎない”のも継続のコツだよ。」
● この5つが揃うと、開業は一気に現実に近づきます
ユミ「こうして聞くと、やるべきことがはっきり見えてきますね。」
師匠「そうだろう? この5つが整っているかを最初に確認することで、後のステップがとてもスムーズになるんだ。」
ユミ「不安はありますが…それでもパン屋を始めたい気持ちは強いです!」
師匠「その気持ちがあれば大丈夫。次は“店のコンセプト作り”に進もうか。」
次回:「コンセプトづくりと物件探しの“沼”へようこそ」へと続きます。
■ まとめ:技術より“マインドセット”が開業のスタートライン
● パン屋は“気持ちの準備”が技術より大切です
ユミ「パン屋に必要な項目をいろいろ聞いて、少し気持ちが引き締まってきました。」
師匠「いい傾向だね。実は、パン屋の開業で一番大切なのは“技術よりマインドセット”なんだ。」
ユミ「マインドセット…つまり心構えってことですか?」
師匠「その通り。どんな仕事も気持ちの持ちようは大事だけど、パン屋は特に“続ける力”や“現実との向き合い方”が結果を左右するんだ。」
● 理想を持ちながらも“現実”をきちんと理解する
ユミ「理想のパン屋像はありますけど…現実もちゃんと見ないといけませんね。」
師匠「そこがすごく大事。パン作りは楽しいけれど、作業は地道で毎日同じことの繰り返しでもある。季節で環境も変わるし、予想外のトラブルも起きる。」
ユミ「たしかに、SNSで見るような“おしゃれなパン屋”だけじゃないんですね…。」
師匠「理想を持つのは良いことだよ。だけど“理想だけでは回らない”という現実を受け止めることが、プロとしての第一歩なんだ。」
● 完璧よりも“改善し続ける姿勢”が大切
ユミ「パン作りの技術がまだ自信なくて…完璧じゃないとやっぱりダメですか?」
師匠「完璧である必要はないよ。大切なのは、“改善し続ける姿勢”を持てるかどうかだ。」
ユミ「改善し続ける…ですか?」
師匠「パン作りは気温や湿度、生地の状態で仕上がりが変わる世界。毎日が試行錯誤なんだ。だから“昨日より少し良くしよう”というスタンスが何よりも強い武器になる。」
● 苦しいときの“踏ん張りどころ”を理解する
ユミ「どんな仕事でも辛い時期はありますよね…。」
師匠「パン屋も同じ。特に開業直後は、売上や仕込みの調整で悩むことも多い。だけど、そこで踏ん張れる気持ちがあれば乗り越えられる。」
ユミ「気持ちの強さって、やっぱり大事なんですね。」
師匠「うん。“やりたい気持ちが本物か”を自分で問い続けることが、続ける力につながるんだ。」
● 開業のスタートは“覚悟ができた瞬間”
ユミ「話を聞いてると、技術より気持ちの面で試される仕事だと分かってきました。」
師匠「その気づきこそ、最初の一歩だよ。パン屋は技術の仕事だけど、開業は“マインドセット”ができた瞬間に具体的に動き出せる。」
ユミ「私…覚悟、決められそうです。」
師匠「それならもうスタートラインに立っているよ。次はいよいよ“コンセプトの作り方”に進もう。」

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