「氷が切れてドリンクが出せない」「冷却が追いつかず料理提供が遅れる」――そんなトラブルは、どんな繁盛店でも起こり得ます。
特に夏場や週末などピーク時は、製氷能力の不足がそのまま売上ロスにつながるため、製氷機の選定は店舗運営の生命線です。
また、氷の品質はドリンクの見た目や味わい、食材の鮮度維持にも直結します。
透明感のある氷が提供できるか、すぐ溶けてしまわないかは、店舗の印象にも影響を与えるポイントです。
しかし、スペックだけで選んでしまうと「能力過多で電気代が高い」「設置スペースが足りない」などの問題も起こりがちです。
そこで今回は、業務用製氷機をタイプ別・用途別に徹底比較し、最適な選び方を解説します。

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目次
■ 氷の種類と用途別比較

製氷機選びで意外に見落とされがちなのが、「氷の種類による使い分け」です。
氷の形や性質によって、飲み物の味わい、見た目、保存性が大きく変わります。
ここでは代表的な3種類の氷について、それぞれの特徴とおすすめの用途をご紹介します。
● 角氷(キューブアイス)
もっとも一般的で、多くの飲食店で採用されているタイプです。
透明感があり、溶けにくく、ドリンクの温度を長く保てるのが特徴です。
ハイボールやカクテル、ソフトドリンクなど、幅広いメニューに対応できるため、カフェ・バー・居酒屋など汎用性の高い業態に最適です。
代表的な機種としては、ホシザキ「SIMシリーズ」やフクシマガリレイ「FICシリーズ」などがあり、品質と氷の均一性に定評があります。
● チップアイス(砕氷タイプ)
細かい粒状の氷で、やわらかく成形しやすいのが特徴です。
飲料よりも、食品の「冷却・ディスプレイ用途」に向いています。
特に、刺身や冷製料理の盛り付け、テイクアウト用食材の一時保冷などで重宝します。
見た目に清涼感があり、料理を美しく演出できる点もメリットです。
フクシマガリレイ「FICシリーズ」やホシザキ「CMシリーズ」などが人気モデルです。
● フレークアイス(スライス氷)
板状の薄い氷が削られるように生成されるタイプで、温度保持性と密着性に優れています。
主に精肉・鮮魚・惣菜などの陳列ケースで使用され、食品の乾燥を防ぎながら鮮度をキープします。
病院・給食・惣菜工場など、衛生面を重視する業態でも採用されることが多いです。
フクシマガリレイ「FICシリーズ」は、この分野で信頼性の高いモデルとして知られています。
● 業態別のおすすめまとめ
カフェ・バー・居酒屋
角氷タイプ(透明で見栄えが良く、溶けにくい)
和食・鮮魚・惣菜店
チップアイスまたはフレークアイス(見た目と冷却性を両立)
精肉・テイクアウト業態
フレークアイス(長時間の保冷向け)
● まとめ
氷の種類を軽視すると、「思ったより溶けるのが早い」「料理が水っぽくなった」といったトラブルにつながります。
製氷機は「氷を作る」だけでなく、お店の印象や商品の品質を支える重要なパートナーです。
業態やメニュー構成に合わせて氷のタイプを選ぶことで、厨房の効率も売上も確実にアップします。
■ 製氷機タイプ別の特徴と選び方

製氷機にはさまざまなタイプがありますが、飲食店で多く採用されるのは「アンダーカウンタータイプ」と「スタックオンタイプ(分離型)」の2種類です。
店舗の規模や厨房スペースによって最適なタイプが異なるため、それぞれの特徴をしっかり理解しておくことが重要です。
● アンダーカウンタータイプ ― 小型店舗やドリンク中心の店に最適
アンダーカウンタータイプは、作業台の下などに収まる省スペース設計が特徴です。
製氷ユニットとストッカーが一体型になっており、配管工事も比較的シンプルで、導入しやすいのがメリットです。
カフェやバー、テイクアウト専門店など、客席数が少なくドリンク需要が中心の店舗にぴったりです。
また、氷を取り出す動線が短いため、スタッフの動きがスムーズになり、オペレーション効率も向上します。
ただし、貯氷量が限られるため、ピーク時に氷切れを起こすリスクがある点には注意が必要です。
● スタックオンタイプ ― 中~大規模店舗におすすめの高能力モデル
スタックオンタイプは、製氷ユニットとストッカーを別体構造にした分離型モデルです。
製氷能力が高く、1日あたり数十~数百kgの氷を安定的に供給できます。
主に居酒屋、レストラン、ホテルなどの中~大規模店舗で使用され、氷使用量が多い業態に向いています。
また、ストッカー容量を自由に選べるため、「ピーク時に備えて貯氷を多めに確保したい」といったニーズにも対応可能です。
一方で、設置スペースが広く必要であり、排熱や排水経路の確保、定期的なメンテナンスも欠かせません。
● 冷却方式の違い ― 空冷式か水冷式か
製氷機の性能を左右するのが「冷却方式」です。
一般的な店舗では空冷式が主流で、設置が簡単・コストも抑えられます。
ただし、厨房が狭く熱気がこもりやすい場合は、水冷式を検討するのも一案です。
水冷式は静音性が高く、外気温の影響を受けにくいため、安定して製氷できます。
一方で、水道代がかかる点はデメリットです。
● 選び方のポイントまとめ
・厨房スペースが限られている店舗 → アンダーカウンタータイプ
・大量の氷を使う中~大規模店 → スタックオンタイプ
・熱気がこもる厨房 → 水冷式も検討
・省エネ・低コスト重視 → 空冷式がおすすめ
● まとめ
製氷機は単なる「氷を作る機械」ではなく、厨房動線・冷却環境・作業効率に直結する重要な設備です。
店舗の規模やレイアウト、ピーク時の需要を見据えて、最適なタイプを選定することが、氷不足やコストロスを防ぐ第一歩です。
■ 比較指標・評価視点

業務用製氷機を選ぶ際は、カタログ上の製氷能力だけで判断してしまいがちですが、実際の運用では「氷の質」「使いやすさ」「メンテナンス性」など、複数の要素を総合的に見極める必要があります。
ここでは、購入前にチェックしておきたい主要な評価ポイントを整理します。
● 製氷能力と貯氷量 ― 客席数・使用頻度に合わせた容量設計
製氷能力(kg/日)は、1日にどれだけ氷を作れるかを示す指標です。
小規模カフェであれば25〜35kgタイプでも十分ですが、ドリンク提供が多いレストランや居酒屋では50〜95kgクラスが必要になる場合があります。
また、貯氷量(ストッカー容量)も重要です。ピーク時に氷が一時的に不足しないよう、使用量の1.5倍程度を目安に確保できる機種を選ぶと安心です。
● 冷却方式 ― 厨房環境に合わせた選択を
製氷機には「空冷式」と「水冷式」があります。
空冷式は設置が簡単で消費水量が少ないため、多くの店舗で採用されています。
ただし、狭い厨房や高温環境では排熱がこもりやすく、製氷効率が落ちることがあります。
一方、水冷式は安定した製氷性能を発揮しますが、水道代がかかる点がデメリットです。
厨房の温度環境と光熱費バランスを考慮して選ぶことが大切です。
● 氷の品質 ― 見た目と用途の両立を意識
ドリンク提供がメインの店舗では、透明度の高いキューブ氷が好まれます。
見た目の美しさに加え、溶けにくく味が薄まりにくいのが特徴です。
一方で、チップ氷やフレーク氷は冷却力が高く、料理の演出や鮮魚・食材の温度管理にも役立ちます。
業態に合った氷の形状を選ぶことが、品質と効率を両立させるカギとなります。
● メンテナンス性 ― 清掃と部品交換のしやすさ
製氷機は水を扱うため、定期的な清掃・除菌が欠かせません。
取り外しやすいパーツ構造や自動洗浄機能付きモデルを選ぶと、日々のメンテナンス負担を軽減できます。
また、給水ノズルやドレンの詰まり対策も要チェックです。
ホシザキなど一部メーカーでは、抗菌仕様や簡易分解構造を採用したモデルもあります。
● コスト・設置条件 ― トータルコストで比較する
本体価格だけでなく、設置費用・消費電力・水道代・清掃コストなどを含めたランニングコストを考慮することが重要です。
さらに、電源(単相100V/三相200V)や排水位置、排熱対策といった設置条件を事前に確認しておくことで、導入後のトラブルを防ぐことができます。
● まとめ
製氷機選びのポイントは、「氷をどれだけ作れるか」よりも「安定して、清潔に、効率よく運用できるか」です。
厨房の広さや業態、ピーク時の提供量を踏まえ、複数の指標をバランスよく比較することが、最適な一台を見つける近道です。
■ 代表モデル比較と用途別おすすめ
業務用製氷機は、店舗の規模や提供スタイルによって求められる性能が大きく異なります。
ここでは、テンポスドットコムで取り扱われている代表的なモデルを参考にしながら、小規模店から大規模店までの用途別おすすめを紹介します。
● 小規模カフェ・バー向け:省スペースで扱いやすいアンダーカウンタータイプ
カウンター中心のバーやテイクアウト主体のカフェでは、25~35kg/日クラスの小型アンダーカウンタータイプが最適です。
例えば、ホシザキ IM-25M-1やパナソニック SIM-S25は、幅わずか400mm前後で設置でき、限られた厨房スペースでもスムーズに運用できます。
静音設計のため、ホールと厨房が近い小型店舗でも快適に使用できるのが魅力です。
ただし、氷の使用量が多い時間帯には氷切れしやすいため、予備の貯氷ボックスを併用すると安心です。
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● 中規模レストラン・居酒屋向け:製氷スピード重視の45~65kgタイプ
客席数が30~50席程度の店舗では、1日45〜65kgの製氷能力を持つモデルが適しています。
たとえば、ホシザキ IM-45M-2やフクシマガリレイ FIC-A45KTは、短時間で安定した製氷ができ、ドリンク・料理両方の需要に対応可能です。
このクラスは、スタックオン型も選択肢に入り、貯氷量が多いため、ピーク時でも氷不足の心配が少ないのが特長です。
また、省エネ設計の新モデルも多く、ランニングコストを抑えたい店舗にも向いています。
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● 大規模店舗・ホテル・宴会場向け:高能力・高耐久の95kg以上タイプ
宴会場やホテルなど、1日に大量の氷を使用する環境では、95kg/日以上の製氷機が必要です。
代表的なモデルとして、ホシザキIM-95M-2やフクシマガリレイFIC-A95KTなどがあり、製氷スピード・貯氷量ともにトップクラスです。
分離型(スタックオンタイプ)を採用することで、ストッカー容量を自由に選べる点も魅力です。
大量製氷時でも安定した氷質を維持できるため、宴会やビュッフェ、テイクアウト用の氷袋詰めなど、多用途に対応できます。
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● コスト重視・ランニングバランス型:省エネ設計モデルに注目
電気代やメンテナンスコストを抑えたい場合は、省エネ性能に優れた新世代モデルを選ぶのがおすすめです。
近年のモデルでは、コンプレッサーの効率化や自動洗浄機能の搭載により、年間電力消費を10〜20%削減できる製品も登場しています。
また、樹脂製内部構造や抗菌仕様など、衛生面の配慮が進んでいる点も見逃せません。
● まとめ
製氷機選びは、単純に「能力の大きさ」で決めるのではなく、店舗の提供量・厨房スペース・運用スタイルに合わせたバランスが大切です。
日々のオペレーションに合った容量と構造を選ぶことで、氷不足や無駄な電力消費を防ぎ、快適な厨房環境を維持できます。
■ 導入後に気をつけたいポイント
▶貯氷過多での製氷停止に注意。
▶定期的な氷の取り出し・循環を意識しましょう。
▶清掃頻度は週1回が目安。
▶水垢やカビの発生を防ぐには、内部フィルターやノズルの洗浄が必須です。
結露・排水対策
設置位置や排水勾配を正しく取ることで衛生を保てます。
氷の無駄出し防止
ピーク時に備えて夜間運転設定を活用するのも有効です。
■ 導入シミュレーション例
客席数とドリンク提供数を基準に必要能力を算出します。
たとえば、30席規模のカフェで1日60杯のアイスドリンクを提供する場合、1杯あたり150gの氷を使用するとして、1日9kg以上の氷が必要。
ストックやピーク対応を考慮し、25kg/日クラスの製氷機が目安です。
居酒屋やレストランでは料理用や冷却用も含めるため、40〜60kg/日クラスが安心です。
導入コストは機種によりますが、氷の購入コストを半年〜1年で回収できるケースも多く見られます。
■ まとめ ― 製氷機選びの最終チェックリスト
・氷の種類と用途は合っているか
・製氷能力と貯氷量は十分か
・設置場所・電源・排水条件を確認したか
・清掃・メンテナンスが容易か
・拡張・入れ替え時の互換性はあるか
製氷機は単なる「氷を作る機械」ではなく、店舗運営を支える“冷却インフラ”です。
店舗の業態・提供スタイルに合わせた1台を選び、氷切れのないスムーズな営業を実現しましょう。
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