「10席程度の小さなラーメン店なら、厨房機器にはそれほどお金をかけなくても大丈夫」
そう考えて開業準備を始める方もいるかもしれません。
しかし、ラーメン店は一般的な飲食店と比べても、スープを炊くための熱源、麺をゆでるための機器、冷蔵・冷凍設備など、営業に欠かせない厨房機器が多い業態です。
10席だからといって、必要な機器が10分の1になるわけではありません。
一方で、すべての厨房機器を新品でそろえればよいというわけでもありません。
限られた開業資金のなかで、どこにお金をかけ、どこを抑えるかを考えることが重要です。
そこで今回は、10席程度のラーメン店を開業すると仮定して、厨房機器にどのくらいの予算を考えればよいのか、さらに
「何にお金をかけるべきか」
「中古を活用できる機器は何か」
を、開業相談のような形で解説します。
ラーメン店に必要な厨房機器・調理道具

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目次
■10席のラーメン店、厨房機器にいくらかける?

●「100万円で足りる?」「200万円必要?」と悩む人が多い
ラーメン店を開業するとき、最初に悩みやすいのが厨房機器の予算です。
「10席しかないので、厨房機器は100万円くらいで何とかなるのでは?」
「せっかく開業するなら、200万円くらいかけて新品でそろえたほうがいい?」
このように、予算の基準が分からず迷ってしまいます。
実際には、10席という席数だけで厨房機器の金額を決めることはできません。
▶ スケルトン物件なのか、居抜き物件なのか
▶ 既存の厨房機器を使えるのか
▶ ラーメンの種類やメニュー数はどれくらいか
▶ 自家製麺なのか、製麺所から仕入れるのか
▶ 餃子やチャーハンなどのサイドメニューを出すのか
▶ 営業時間や1日の想定客数はどれくらいか
▶ 店主1人で営業するのか、スタッフを入れるのか
こうした条件によって、必要な厨房機器も予算も変わります。
特に重要なのが「10席だから安くできる」と考えすぎないことです。
例えば、10席のラーメン店でも、昼営業に多くのお客様が集中する店なら、短時間で麺をゆで、盛り付け、提供するための厨房設備が必要になります。
反対に、メニュー数を絞り、店主1人で営業するのであれば、最初からすべての機器をそろえる必要がないケースもあります。
☐ 席数だけで厨房機器の予算を決めていないか
☐ メニューと厨房機器が連動しているか
☐ 開業後の運転資金まで残した予算になっているか
まずは、この3点を確認しましょう。
■10席のラーメン店に必要な厨房機器は?お金をかける順番を考える

●「必要な機器」と「あると便利な機器」を分ける
ラーメン店の厨房では、さまざまな機器を使います。
テンポスでもラーメン店向けの商品として、ゆで麺機、寸胴鍋、餃子焼器、フライヤー、ガス・IHテーブルなどが紹介されています。
ただし、10席のラーメン店だからといって、これらをすべて購入しなければならないわけではありません。
例えば、ラーメンとチャーシュー丼だけを提供する店と、ラーメン、餃子、チャーハン、唐揚げまで提供する店では、必要な設備が変わります。
そこで、まずは厨房機器を3つに分けて考えてみましょう。
●最優先したい厨房機器
▶ ゆで麺機
ゆで麺器をお探しの際はこちら
▶ スープ用の熱源
ガステーブル・IHテーブルをお探しの際はこちら
▶ 冷蔵庫・冷凍庫
業務用冷蔵庫・冷凍庫をお探しの際はこちら
▶ シンク・作業台
シンク・水切台をお探しの際はこちら
業務用作業台・ステンレス作業台をお探しの際はこちら
▶ 必要な場合は製氷機
業務用製氷機をお探しの際はこちら
これらは、ラーメン店の営業そのものに関わる機器です。
特に、ゆで麺機やスープ用の熱源は、提供するラーメンの種類や調理方法に合わせて選ぶ必要があります。
◎ 営業中に毎日、長時間使用する機器には予算をかける
という考え方が基本です。
●メニューによって必要になる機器
▶ 餃子焼器
餃子焼器をお探しの際はこちら
▶ フライヤー
フライヤー・卓上フライヤーをお探しの際はこちら
▶ 炊飯器
業務用炊飯器・保温ジャーをお探しの際はこちら
▶ 電子レンジ
電子レンジをお探しの際はこちら
▶ 食器洗浄機
業務用食器洗浄機をお探しの際はこちら
▶ 冷凍ストッカー
冷凍ストッカーをお探しの際はこちら
例えば餃子を看板メニューにするなら餃子焼器は重要になります。
しかし、餃子を提供しない店なら、開業時から購入する必要はありません。
× 「ラーメン店だから、とりあえず餃子焼器も買っておこう」
という買い方は、限られた開業資金を圧迫する原因になります。
●こだわりによって追加する機器
▶ 製麺機
製麵機をお探しの際はこちら
▶ スープ用の大型機器
・寸胴鍋
・スープレンジ
・スーパージャンボバーナー
・ファイヤースクリーンバーナー
など
寸胴鍋をお探しの際はこちら
▶ 特殊な調理機器
・製麺機
・中華レンジ
・ミートスライサー
・真空包装機
・ブラストチラー
など
真空パック機・真空包装機をお探しの際はこちら
▶ 大容量の冷凍・冷蔵設備
・縦型冷蔵庫
・縦型冷凍庫
・冷凍冷蔵庫
・大型冷凍ストッカー
・コールドテーブル
・急速凍結庫
・ブラストチラー
など
急速凍結庫をお探しの際はこちら
自家製麺をする店なら製麺機が必要になる場合があります。
一方、製麺所から麺を仕入れるのであれば、製麺機は必須ではありません。
つまり、
「ラーメン店に必要な厨房機器」
ではなく、
「自分のラーメン店に必要な厨房機器」
として考えることが大切です。
■厨房機器の予算はどう配分する?150万円ならどう考える?

●「総額」だけでなく「配分」を考える
ここからは、10席程度のラーメン店で厨房機器に150万円を使えると仮定して、予算配分を考えてみましょう。
これは実際の販売価格を示すものではなく、開業前に予算を組むためのモデルケースです。
例えば、次のような考え方があります。
▶ ゆで麺機・熱源関連:35万円
▶ 冷蔵・冷凍設備:35万円
▶ スープ関連設備:25万円
▶ シンク・作業台:15万円
▶ 製氷機:10万円
▶ 食器洗浄機:10万円
▶ その他・予備費:20万円
合計150万円です。
ポイントは、「すべての機器を均等に買う」のではなく、営業への影響が大きい機器から予算を配分することです。
例えば、店主がこだわっているスープを毎日仕込むなら、スープ用の熱源は重要です。
また、10席でもランチタイムに注文が集中するのであれば、麺をスムーズに処理できる設備が重要になります。
一方、使用頻度の低い機器や、後から追加できる機器については、開業時の購入を見送る方法もあります。
☐ その機器がないと営業できないか
☐ 代替できる方法はないか
☐ 中古でも問題なく使えるか
☐ 開業後に追加購入できるか
この4点を確認すると、予算配分がしやすくなります。
●厨房機器に150万円使うなら「全部新品」にこだわらない
開業資金に余裕があれば、新品でそろえる選択肢もあります。
しかし、開業資金には厨房機器以外にも、
▶ 物件取得費
▶ 内装工事費
▶ 看板費
▶ 食器・調理道具
▶ POSレジなどの会計機器
▶ 広告宣伝費
▶ 開業後の運転資金
などが必要です。
そのため、厨房機器だけに資金を集中させるのは避けたいところです。
例えば、
◎ 使用頻度が高い熱源機器は新品
◎ 冷蔵庫や作業台は状態のよい中古も検討
◎ 居抜き物件にある機器は状態を確認して活用
◎ 後から追加できる機器は開業時に買いすぎない
というように、機器ごとに判断する方法があります。
「新品か中古か」という二択ではなく、「どの機器なら中古でも問題ないか」と考えることがポイントです。
■10席のラーメン店なら新品と中古、どちらを選ぶ?
●中古厨房機器を使うことで初期費用を抑える方法もある
テンポスでは、新品だけでなく中古厨房機器も取り扱っています。
公式の中古訴求ページでは、10席・20坪のラーメン店をモデルに、新品でそろえた場合と中古でそろえた場合の見積例が掲載されています。
中古訴求ページはこちら
このような比較を見ると、中古厨房機器を活用することが、開業時の初期投資を抑える方法の一つになることが分かります。
ただし、中古なら何でもよいわけではありません。
中古機器を選ぶときは、
☐ 年式
☐ 動作状態
☐ 外観だけでは分からない劣化
☐ 必要な電源・ガ
☐ 設置スペース
☐ 修理や部品交換の可能性
☐ 保証内容
などを確認しましょう。
特に冷蔵庫や製氷機、食器洗浄機などは、故障すると営業に影響する可能性があります。
そのため、価格だけで判断するのではなく、購入後の使い方まで考えて選ぶことが重要です。
●10席なら「中古を使う場所」を決める
中古を使う場合も、すべて中古にする必要はありません。
例えば、
◎ 作業台やシンクは中古を検討
◎ 状態のよい冷蔵庫は中古を検討
◎ 予算を抑えたい場合は中古の熱機器も候補にする
◎ 新品にしたい機器は予算を集中する
というように組み合わせます。
逆に、
× とにかく安いからという理由だけで中古を購入する
のは避けたいところです。
重要なのは、「安く買うこと」ではなく「必要な性能を確保しながら初期投資を抑えること」です。
はじめての厨房機器選び、どこまで新品でどこから中古でいい?
■テンポスの開業支援から考える「10席ラーメン店」の厨房機器選び
●業態と席数から必要な機器を整理する
厨房機器の選定で難しいのは、「何を買うか」だけではありません。
「何台必要なのか」「どのサイズがよいのか」「厨房に入るのか」まで考えなければなりません。
テンポスの開業支援では、業態と席数に合わせて必要な機器・調理道具のリストを作成するサポートが案内されています。
10席のラーメン店であれば、単純に30席のラーメン店の厨房機器を3分の1にするのではなく、
▶ メニュー数
▶ 1日の想定客数
▶ 回転率
▶ 調理工程
▶ スタッフ数
▶ 厨房の広さ
を考えて機器を決める必要があります。
例えば、10席でも1人営業なら、厨房内で同時に複数の作業を行えるよう、作業動線を短くすることが重要です。
反対に、2人以上で営業するなら、スタッフ同士がぶつからないスペースや作業分担も考える必要があります。
●テンポスの開業支援実績をどう活用する?
テンポスは、公式の開業支援ページで年間3万8千件の新規開業支援の経験・ノウハウを案内しています。
また、別の開業準備リストのページでは、年間12,000件の開業実績を掲げています。
数字の定義や集計時期が異なる可能性があるため、これらを単純に合算するのではなく、それぞれ掲載ページの実績値として確認することが大切です。
いずれにしても、開業前の厨房機器選びでは、商品単体を見るだけでなく、店舗全体の計画と一緒に考えることが重要です。
テンポスでは、厨房機器だけでなく、物件、内装、資金調達、備品など、飲食店開業に必要な準備について相談できる体制が用意されています。
「厨房機器を何台買えばよいか分からない」という段階から相談できることは、これから開業する人にとって大きなポイントです。
●ラーメン店向けの厨房機器をまとめて確認する
ラーメン店向けの商品を探している場合は、テンポスのラーメン店向けページを活用する方法があります。
ゆで麺機や寸胴鍋など、ラーメン店で使用する機器や調理道具をまとめて確認できます。
特に、初めてラーメン店を開業する場合は、商品を一つずつ探す前に、
「自分の店に必要なものは何か」
を整理してから商品を選ぶと、買い忘れや買いすぎを防ぎやすくなります。
■「厨房機器に200万円使って大丈夫?」10席ラーメン店の予算をプロがチェック
●厨房機器の予算だけで判断しないことが重要
例えば、自己資金500万円で10席のラーメン店を開業するとします。
厨房機器に200万円使えば、残りは300万円です。
ここから物件取得費、内装費、食器や備品、看板、各種手続き、広告費などが必要になります。
さらに、開業直後から売上が計画通りに立つとは限りません。
そのため、
「厨房機器に200万円使えるか?」
ではなく、
「厨房機器に200万円使った後でも、開業と営業を続けるためのお金が残るか?」
という視点で考える必要があります。
☐ 厨房機器購入後の現金残高を確認する
☐ 開業後の運転資金を別に確保する
☐ 見積金額以外の設置・工事費も確認す
☐ 予備費を残す
☐ 開業後に追加購入する機器も想定する
厨房機器の見積金額だけを見て、「予算内だから大丈夫」と判断しないようにしましょう。
●10席なら「必要最低限から始める」考え方もある
10席の小規模店だからこそ、最初からすべてを完璧にそろえない方法もあります。
例えば、
「ラーメンを中心に営業し、サイドメニューは少なめ」
というコンセプトなら、餃子焼器やフライヤーなどを後回しにできる可能性があります。
一方、
「ラーメン、餃子、唐揚げ、チャーハンを提供する」
なら、それぞれの調理工程に必要な機器を最初から考える必要があります。
つまり、厨房機器の予算は「席数」だけで決めるものではありません。
◎ 席数
◎ メニュー
◎ 調理方法
◎ 営業人数
◎ 物件条件
この5つをセットで考えることが、無駄な設備投資を防ぐポイントです。
■よくある質問|(Q&A)
●Q:10席のラーメン店なら厨房機器は100万円でそろえられますか?
A:物件条件やメニューによって変わるため、一律に100万円でそろえられるとは言えません。
居抜き物件で既存の厨房機器を活用できる場合と、スケルトン物件から厨房を作る場合では、必要な費用が大きく変わります。
また、製麺機を導入するか、餃子やチャーハンを提供するかによっても必要な機器が変わります。
まずは「何を作る店なのか」を決め、そのうえで必要な機器をリスト化しましょう。
●Q:10席のラーメン店なら中古厨房機器を中心にしても大丈夫ですか?
A:状態や用途を確認したうえで、中古厨房機器を活用する方法はあります。
すべてを新品でそろえるのではなく、作業台やシンク、状態のよい冷蔵機器など、機器ごとに新品・中古を判断する方法があります。
ただし、価格だけで選ぶのは避けましょう。
☐ 動作確認
☐ 年式
☐ サイズ
☐ 電源・ガス
☐ 保証
☐ 修理・部品交換の可能性
まで確認してから購入することが大切です。
●Q:ラーメン店なら製麺機は必要ですか?
A:自家製麺をするかどうかによって判断します。
自家製麺を店の特徴にするのであれば製麺機が必要になる場合がありますが、製麺所から麺を仕入れるのであれば、必ずしも導入する必要はありません。
10席という規模で開業資金を抑えたい場合は、「本当に自店で製麺する必要があるのか」を考えることから始めましょう。
Q:厨房機器の予算を削るなら、どこから見直せばよいですか?
A:まずは、営業に必須ではない機器や、開業後に追加できる機器から見直してみましょう。
一方で、ラーメンの調理に直接関係する熱源やゆで麺機、冷蔵設備などを価格だけで削るのはおすすめできません。
◎ 使用頻度が高い機器は優先する
◎ メニューに不要な機器は買わない
◎ 中古を検討する
◎ 居抜き設備を確認する
◎ 後から追加できる機器は購入時期をずらす
このように考えると、厨房機器の予算を調整しやすくなります。
Q:10席のラーメン店を開業するとき、厨房機器の選定も相談できますか?
A:相談できます。
テンポスでは、飲食店開業に必要な準備について、事業計画、資金調達、物件、内装、厨房機器などを含めた開業支援を案内しています。
また、業態と席数に合わせて必要な機器・調理道具のリストを作成するサポートも案内されています。
「冷蔵庫は何台必要?」
「ゆで麺機はどのサイズ?」
「中古をどこまで使えばよい?」
といった具体的な疑問がある場合は、厨房機器だけを単独で考えるのではなく、店舗の広さやメニュー、予算と合わせて相談するとよいでしょう。
■まとめ|10席のラーメン店は「厨房機器の総額」より予算配分が重要
10席程度のラーメン店を開業する場合、「厨房機器にいくらかければよいのか」という金額だけを考えてしまいがちです。
しかし、本当に重要なのは、決められた開業資金をどの機器に配分するかです。
ラーメン店では、ゆで麺機、熱源、冷蔵・冷凍設備、シンク、作業台など、営業に必要な厨房機器があります。
一方で、製麺機や餃子焼器、フライヤーなどは、メニューや営業スタイルによって必要性が変わります。
そのため、
▶ まずメニューを決める
▶ 必要な厨房機器を洗い出す
▶ 機器ごとに新品・中古を検討する
▶ 優先順位をつけて予算配分する
▶ 厨房機器購入後の運転資金も残す
という順番で考えることが大切です。
特に10席のような小規模店では、「最初からすべてそろえる」のではなく、「開業時に必要なものから購入する」という考え方も有効です。
◎ よく使う機器にはしっかり予算をかける
◎ 中古を上手に取り入れて初期費用を調整する
◎ メニューに不要な機器は買わない
◎ 居抜き設備を状態確認したうえで活用する
◎ 厨房機器だけでなく運転資金まで含めて予算を組む
10席のラーメン店だからといって、単純に厨房機器を安くすればよいわけではありません。
「自分の店に本当に必要な機器は何か」を明確にし、限られた資金を必要なところへ配分することが、開業準備では重要です。
テンポスでは、ラーメン店向けの厨房機器や調理道具の販売だけでなく、業態や席数に合わせた開業準備のサポートも案内しています。
「10席ならどんな厨房機器が必要?」
「厨房機器に150万円使っても大丈夫?」
「新品と中古をどう組み合わせればいい?」
といった疑問がある場合は、商品を探し始める前に、店舗全体の予算と厨房レイアウトから整理してみましょう。
厨房機器を安く買うことだけを目的にするのではなく、10席のラーメン店を無理なく営業できる厨房を、予算内でつくることを目指すことが大切です。
テンポスでは、これから開業を目指す方、飲食店の経営についてお悩みの方に向けてさまざまな情報を発信しています。
是非ご活用ください。
業務用調理機器や小物、食器から家具に至るまで、多数取り揃えております。
是非テンポスへご注文からご相談まで、お気軽にお問い合わせください。
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