業務用エアコンは、単なる冷暖房機器ではなく店舗の売上や快適性を左右する重要設備です。
空調の効き方ひとつで、滞在時間・回転率・顧客満足度は大きく変わります。
しかし実際には、「種類が多くて分からない」「馬力や設置条件の選び方が難しい」と悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、業務用エアコンの種類と選び方を現場視点でわかりやすく整理し、さらに人気商品まで徹底解説します。
これから導入・入れ替えを検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
業務用エアコンにはどんな種類があるの?
業務用エアコンは、単なる冷暖房機器ではなく、空間の快適性・お客様の滞在時間・回転率に直結する重要設備です。
現場視点で整理すると、主に「用途」「形状(室内機)」「システム」で分類できます。
① 用途による分類(大枠)
店舗・オフィス用(パッケージエアコン)
・飲食店・美容室・事務所などで最も一般的
・設置しやすくコストバランスが良い
ビル用マルチエアコン
・1台の室外機で複数室内機を制御
・大型施設・商業ビル向け
設備用エアコン
・工場・倉庫など大空間向け
・床置きなど大型機が中心
② 形状(室内機)による分類(最重要)
天井埋込カセット型(通称:天カセ)
・天井に埋め込むタイプ
・4方向吹きが主流で店舗で最も多い
→ 飲食店の定番。客席全体にムラなく風を届けたい一般飲食店向け。
天吊り型(天井吊下げ)
・天井から吊り下げるタイプ
・天井工事ができない場所に最適
→天井裏にスペースがない物件や、配管を露出させたくない後付けの店舗向け。
壁掛け型
・家庭用エアコンに近い形状だが、パワーは業務用
・設置工事が比較的容易
→小規模なカフェ、バー、個室、バックヤード向け。
床置き型
・床面に設置するスリムな縦長タイプ
・暖房効率が良く、メンテナンスも容易
→天井が高い空間や、工場・大型の待合室など向け。
ダクト型(天井埋込ダクト)
・天井内に隠してダクトで送風
・見た目がスッキリ
→ 内装のコンセプトを崩したくない中規模店舗向け
ビルトイン型
・吹出口だけ見える設計
・内装重視の店舗向け
→高級感やインテリアを重視するホテルやレストラン向け。
③ 吹き出し方向の違い(細分化)
4方向: 最も一般的で、広いフロアの中央に設置するのに適しています。
2方向: 細長い通路や、奥行きのある空間に向いています。
1方向: 壁際に設置し、前方へ風を飛ばしたい場合に適しています。
④ システム構成による分類
シングルタイプ
・室内機1台 × 室外機1台
・小規模店舗向き
マルチタイプ
・室外機1台で複数室内機を制御
・中〜大型店舗向き
・熱源が多い店舗向け
業務用エアコンを選ぶポイント
業務用エアコン選びで「効かない」「電気代が高すぎる」という失敗を防ぐための基準を解説します。
能力(馬力)・設置環境・用途の3点を軸に判断することが重要です。
① 用途・業態に合わせる(最重要)
店舗・オフィス・厨房など用途を明確にする
・飲食店、事務所、工場で必要な性能は大きく異なる
・火力の熱や油煙、客数による熱気がある場合は、一般オフィスよりもワンランク上の馬力を選ぶのがおすすめ
→ 用途に合わないと効率が悪くなる
② 馬力(冷暖房能力)で選ぶ
広さに対して適切な能力を選定する
・業務用は「畳数」ではなく馬力(HP)で判断
・1馬力=約2.8kWが目安
→ 過小:効かない/過大:電気代増加
③ 設置場所・天井構造で選ぶ
形状(天カセ・天吊り・壁掛けなど)を選定
・天井裏に十分なスペースがある → 天井カセット型
・天井工事不可 → 天吊り型
・小規模 → 壁掛け型
→ 条件に合わないと設置ができない可能性があります。
④ 空調のムラ(気流設計)を考える
室内機の配置・台数を適切にする
・1台集中だと冷えムラが発生
・複数配置で均一な空調が理想
→快適性は滞在時間に影響します
⑤ 機能性で選ぶ(差別化ポイント)
必要な機能をチェック
・自動清掃機能
・人感センサー
・省エネ制御
・換気連動
→ 無駄な電力を抑え、運用コスト改善
⑥ 電源・設置条件の確認
電源容量・配線を事前確認
・小型:単相200V
・大型:三相200Vが必要
→業務用エアコンは「三相200V(動力電源)」が主流で、安定した大容量の電力を供給できます。
3馬力以下の小規模向けでは単相200Vも選択可能ですが、4馬力以上は三相200Vが必要となるケースが一般的です。
⑦ メンテナンス性・耐久性
清掃・点検のしやすさ
・フィルター掃除のしやすさ
・厨房は油汚れ対応が重要
→ 手入れのしやすい機種を選ぶことは、電気代の削減や故障リスクの低減、製品寿命を延ばすことによる大幅なコストカットにつながります。
人気の業務用エアコン5選を紹介!
【ダイキン】エアコン 壁掛形 SSRA80CV 3馬力 単相200V

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【三菱】エアコン 天井カセット形4方向 P80 単相200V

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【ダイキン】エアコン 4方向天井埋込カセット形 SSRC112C 4馬力 三相200V

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【東芝】ウルトラパワーエコ 床置形 スタンド RFXA11233BU 4馬力 P112 三相200V

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【三菱】PCZ-ERMP80K5 エアコン 天吊形 P80 三相200V

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業務用エアコン販売台数1位は!?(テンポス販売実績より)
ここまで、オススメの業態や選び方について紹介してまいりました!
実際、一番売れている「業務用エアコン」はどのような商品なのか、みんなが使っているのはどのタイプなのかを見ていきましょう!
テンポスバスターズ・テンポスドットコムとは?
テンポスバスターズとは、実店舗で新品・中古の厨房機器や調理道具、家具や食器などを販売している企業になります。全国に80店舗を構え、全国の飲食店をサポートしています。
テンポスドットコムは飲食店向けの冷蔵庫をはじめとする厨房機器、調理道具、家具などを扱う通販サイトです。
厨房機器を取り扱うサイトとしては業界最大手に位置しています。
そのようなサイトで人気の高い商品は、シェアが高く信頼のおける商品と言えるでしょう!
販売台数1位は!?
では、本題に戻って実際の過去2年間で集計した販売台数ランキング1位の商品を見てみましょう!
【第1位】【ダイキン】エアコン 壁掛形 SSRA80CV 3馬力 単相200V
・ダイキンの業務用シリーズ「FIVE STAR ZEAS」に属する壁掛形エアコンで、店舗や事務所に適したスタンダードモデルです
・3馬力(P80)・単相200V仕様で、中規模空間に対応し、安定した冷暖房性能を発揮します
・冷房7.1kW/暖房8.0kWの高出力で、室内をムラなく快適な温度に保ちます
・室内機・室外機・ワイヤードリモコンがセットになったシングルタイプで、導入しやすい構成です
・スマート学習節電やスケジュール制御など、省エネ運転を支える多彩な機能を搭載しています
・コンパクトな壁掛形で設置しやすく、オートスイングやワイド送風により空間全体を効率よく空調できます

まとめ
業務用エアコンは、単なる冷暖房機器ではなく、店舗の売上や快適性を左右する「重要設備」です。 空調の効き方ひとつで、お客様の滞在時間・回転率・満足度は大きく変わります。
特に重要なのは以下のポイントです。
・用途に合った機種選定(店舗・厨房・空間特性)
・適切な馬力(能力)の見極め
・設置環境に合わせた形状選び
・空調ムラを防ぐ配置設計
・メンテナンス性と省エネ性能
実際の販売傾向を見ると、扱いやすく汎用性の高い壁掛け型や天井カセット型が多くの店舗で選ばれています。
迷った場合は「能力不足を避ける」「動線と気流を意識する」ことを優先すると失敗しにくいです。
適切なエアコン選びが、快適な空間づくりと安定した店舗運営につながります。




