忘年会の締めの場面、みんなで気持ち良く拍手して終わりたいのに、タイミングが揃わず微妙な空気になること、ありますよね。
特に大阪の飲み会でよく使われる大阪締めは、リズムがあって、笑いと一体感を同時に作れる“締め文化”です。
正式な打ち方や空気の整え方を知っておけば、幹事でも参加者でもバッチリ盛り上がって終われます。
そのコツを分かりやすくお届けします!

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目次
■ 大阪締めの正しい打ち方とは?

大阪締めは、大阪・関西圏の宴会や飲み会で親しまれる「笑って終える」手締め文化です。
特に忘年会のフィナーレに使うと、場に一体感と余韻を生みます。
正式な打ち方を知っておけば、幹事でも参加者でも迷わずリズムを作れます。
● 基本の3ステップと掛け声
大阪締めは、仕切り役の掛け声に合わせて全員で拍手を返す「3部構成」です。
流れとフレーズは以下の通りです。
1)「打ーちましょ(パンパン!)」
2)「もひとつせ(パンパン!)」
3)「祝うて三度(パパンがパン!)」
● 拍手リズムのポイント
1、2回目は「パンパン!」と2拍で力強く叩きます。
ここは揃えることで“締まる空気”を作ります。
3回目は「パパンがパン!」とはねる3拍で、少し遊びのあるリズムを入れます。
この“跳ね”が入ることで、関西らしい明るさと祝祭ムードが完成します。
● 声出しと拍手が揃うコツ
掛け声は、恥ずかしがらずテンポよく言い切るのが成功の鉄則です。
仕切り役が迷うと拍手もズレますので、短く・笑顔で・勢いよくスタートしましょう。
参加者も掛け声の「打ーちましょ」を合図に即拍手すると全体が揃いやすくなります。
● 大阪締めがつくる3つの効果
・リズムで一体感が生まれる
・掛け合いで参加者の巻き込みができる
・3回目の“跳ね”で笑顔の空気になる
大阪締めは短時間で場を一つにまとめる“フィナーレ装置”です。
正しい打ち方を押さえて、笑って一年を締めくくりましょう!
■ 幹事が覚えておきたい“空気づくり”の実践テクニック

大阪締めを成功させるには、「締めの打ち方」だけでなく、その前の“空気の整え方”が重要です。
ほんの少しの仕切りと声掛けで、グダらず盛り上がって終われます。
ここでは参加者を自然と巻き込める実践テクニックを紹介します。
● まずは理由づけで参加者のスイッチを入れる
人は“やる理由”が明確だと動きが揃います。締めに入るときは、長すぎない一言でOKです。
おすすめは「今年もお疲れさまでした!大阪らしく笑って締めましょ!」のような自然文です。
ポイントは「否定から入らない」「全員に共通の目的を持たせる」こと。
これだけで、拍手と流れが驚くほど揃いやすくなります。
● 立ち位置は“視線と意識が集まる場所”へ
仕切り役が席の端や人混みに埋もれると、拍手のタイミングも声も拡散します。
ベストは「やや前方の中央」です。
中心すぎて人に囲まれる位置でもなく、端でもないポジションを意識しましょう。
場が広いときは一歩前に出るだけで十分です。
姿勢と位置で、みんなの意識を“今から揃える”モードに切り替えます。
● 15秒の前フリで場をまとめる台本
話しながら拍手に入ると失敗しますので、そこは台本化しておきましょう。
テンプレ
1)「では、そろそろ締めいきます!」(言い切り)
2)「スマホ置いて、手の準備だけお願いしますー!」(行動指示はひとつだけ)
3)「せっかく大阪なんで…大阪締めいきましょ!」(笑顔・理由・巻き込み)
開催地が大阪でない場合は、「今回は新しい締めをしてみましょう!大阪締めというものがありまして…」(大阪締めを紹介。)
4)すぐに「打ーちましょ!」へ(迷わず即入り)
この4行だけでだいたい15秒以内に収まります。
コンパクトに終える方が、拍手のピークアウトや集中切れを起こしません。
● 声出しは“上方向”へ、リズムは“間を詰めすぎない”
掛け声は誰か個人に向けて発声しません。
空間に投げる“上方向の声”を意識します。
また、拍手の間を怖がって詰めすぎると焦りが伝播しますので、落ち着いて“言い切る→パン!”の順番を崩さないことが大事です。
勢いは必要ですが、雑な速さは不要です。
● 全員参加の小さな心理ハック
◎叩きやすい1~2名に、あらかじめ目で合図を送る(先に拍手スタートしてもらう)
◎皆が「パンパン!」を言い終えた“音の終わり”で次のコールに入る
◎自分のテンションは“80%”でOK、周りの120%を引き出すイメージで
幹事の役割は“自分が目立つこと”ではなく、“みんなの動きを揃えて気持ち良く終えること”です。
この視点さえ押さえておけば、締めの成功率は各段に上がります。
大阪締めは空気で決まる演出です。
そして、空気は幹事の声と位置と言い切りで作ることができます。
ぜひ、次の忘年会で実践して、笑顔と一体感のあるフィナーレを作ってくださいね!
■ 参加者も実は知りたい!拍手を揃えるコツ

大阪締めは「全員の拍手が揃うほど、気持ちよく終われる」文化です。
ですが実際は、叩き始めや3回目のリズムでズレてしまいがちです。
ここでは参加者視点での“揃うコツ”を簡潔にまとめます。
● 叩き始めに迷わないコツ
乾杯後の締め前は、まだ会話やスマホ操作をしている人が多く、タイミングが散らばります。
掛け声の「打ーちましょ」を“合図スイッチ”と捉え、声が終わった瞬間に1~2名が叩き始めると、周囲もつられて揃いやすくなります。
参加者は「音を聞く → すぐ叩く」の順番だけを意識すればOKです。
● 1、2回目は個人技を出さない
「パンパン!」の2拍は、フィナーレの土台です。
ここで強弱や速さのアレンジを入れると全体が崩れます。
まずは隣の人と同じリズムを作り、肩の高さも同じくらいのテンポで叩くことで揃いを作ります。
● 3回目は“軽くはねる”と完成します
「祝うて三度(パパンがパン!)」の3拍は遊びの部分です。
ここで少しはねることで、関西らしい笑顔の空気が完成します。
揃えすぎず、はねすぎず、“手が自然と3回鳴る”くらいの気持ちで大丈夫です。
● 拍手のスピードは「誰かに合わせる」ではなく「空気に合わせる」
周りの動きを監視しすぎると反応が遅れます。
揃いを作る本質は、最速の人に合わせることでも完璧さでもなく「その場の空気を一つのリズムで共有すること」です。
楽しさが手から伝わるイメージでOKです。
● 今年は写真・思い出も残すなら
締め後すぐ解散になる前に「集合写真いきましょ!」と即撮影すると、会社の節目写真が残せます。
■ しらけない!締めでやりがちなNGと回避の正解
忘年会は「終わり方」で余韻も満足度も決まります。
ですが締めの場面は、急にしらけたり流れが止まったりしやすいポイントです。
ここでは、幹事でも参加者でもやりがちなNG例と、すぐ実践できる回避テクニックをまとめます。
● NG1:「やらなくてもよくない?」と否定から入る
場が凍る最大の原因は“否定の一言”です。
手締めや挨拶の提案を否定で投げると、参加者の行動スイッチが完全に切れてしまいます。
→回避の正解
「終わる理由」を共有して巻き込みます。
「今年もお疲れさまでした!最後だけ一体感作って終わりましょう!」と、目的を明るく宣言すると自然に動きが揃います。
● NG2:前フリが長すぎてテンションが失速
締め前のトークを気合い入れて長く話すと、拍手のエネルギーより“話し疲れ”が勝ち、場の温度が落ちます。
→回避の正解
導入は“15~20秒”で十分です。
「ではそろそろ締めます!スマホ置いて手の準備だけお願いしますー!」
この1行でOKです。助走は短いほど次の動作がキレイに決まります。
● NG3:締め直前まで個別でスマホ会話・雑談が続いている
人がバラバラに意識を向けている状態では、拍手も視線も間も作れません。
→回避の正解
「行動指示は1つだけ」にします。
「今は“手の準備だけ”お願いします!」と、やることを1点に絞ると全員が動けます。
● NG4:迷いながら声を出してしまう
「えー…じゃあ…そろそろ…締めますか…?」
この“探り口調”が一番グダります。
迷いは周囲に伝播するため、参加者も「本当に今から?」と不安になり、拍手がズレてしまいます。
→回避の正解
声出しは言い切りで0.5秒で入ります。
例)「では締めます!大阪締めいきましょ!」と言ったらすぐ1)へ。勢いは“速さ”ではなく“迷いの無さ”です。
● NG5:全員参加の空気が出来る前に締めを開始してしまう
“まだ整ってない”状態で拍手に入ると、成功率が半分以下になります。
→回避の正解
全員の“手の上がり始め”を確認してから掛け声へ。
目線で3~4割の人が手を上げはじめたら、残りは気づいて揃います。
● NG6:宴会後にお礼の一言がないまま終える
特に忘年会は“今年ありがとう→来年もよろしく”の感情で終わると強い余韻になります。
→回避の正解
締めの直後にこれを差し込みます。
「来年もよろしくお願いします!では集合写真1枚だけ撮って解散しましょー!」
これで「節目の記録」も「来年スイッチ」も作れます。
● しらけを一切生まない“締め直前の万能フレーズ”
▶「話す」より「動かす」
▶「否定」より「合図」
▶「完璧」より「一体感」
この3つの視点だけで、どんな規模でも締めの成功率はグッと上がります。
大阪締めを採用する場合でも同じです。
大阪締めは“笑顔で完走”することに意味があります。
幹事も参加者も、少しの掛け声と合図だけで、グダらず盛り上がって終わる節目を作れます。
令和の忘年会は「段取りより空気」、ぜひ覚えておいてくださいね!
■ その場ですぐできる!忘年会を“節目”に変える小さな仕掛け
忘年会は、ほんの少しの“仕掛け”で、単なる飲み会から会社の記憶に残る節目イベントへ変えられます。
大がかりな準備は不要です。
今この瞬間の空気と行動だけを整えれば十分です。
● 仕掛け1:締めの理由を一言でまとめる
全員の気持ちを1点に揃えるには、長い挨拶より「やる理由」を明るく短く伝えるのが一番です。
「今年もお疲れさまでした。笑顔で終わって、良い一年にしましょう!」
これだけで「節目を作る意味」が共有され、行動の準備が整います。
● 仕掛け2:手と視線の準備だけをお願いする
人は指示が1つだと動けます。複数のお願いは混乱のもとです。
「今は“手の準備だけ”お願いしますー!」と言い切りましょう。
隣の人も一緒に手を軽く上げ始めると、全体の同調スイッチが入ります。
● 仕掛け3:大阪締めで明るくリズムを作る
節目はリズムで刻みます。
大阪らしい一体感に変えるなら、掛け声と拍手の型(例:大阪締め)を覚えておけば迷いがありません。
3ステップで短く叩くことで、区切りの密度が高まり全員で完走できます。
● 仕掛け4:締めの「解散アナウンス」をセットで入れる
締めたあと無言だと間が抜けます。笑顔で完走させる一言と、解散動作のセットが大事です。
「ありがとうございます!来年もよろしくお願いします。では1枚だけ写真撮って解散しましょー!」等
● 節目は“拍手・理由・即共有”で作れます
忘年会の節目感は「重さ」ではなく「密度」です。
▶否定しない
▶1つだけ指示
▶迷わず言い切り
この3つを押さえるだけで、節目力はグッと高まります。ぜひ試してくださいね!
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・酔虎伝


居酒屋業態で豊富なメニューと落ち着いた雰囲気が魅力。幅広い年代に支持されています。
・八剣伝


炭火焼串を中心にしたカジュアル居酒屋。直営・FCともに全国展開し、2024年で40周年を迎えました。
・心八剣伝


八剣伝の派生ブランドで、リーズナブルかつ若年層向け。既存ブランドの安心感を活かしつつ、新しい顧客層を取り込んでいます。
・お喋り居酒屋 居心伝


手頃な価格と豊富なメニューで気軽に楽しめるカジュアル居酒屋チェーンです。
・とことん海鮮 海心丸


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高品質な炭火焼鳥を提供する居酒屋。落ち着いた店内で、既存八剣伝ブランドとの差別化を図っています。
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新業態の居酒屋で、旬の食材や炭火料理を提供。若年層やサラリーマン層をターゲットとしたブランドです。
■まとめ
● 笑顔と拍手で締める大阪締めの魅力
大阪締めは「リズム」「拍手」「ノリ」「笑い」で空気を仕上げる演出です。
仕切り役の掛け声に合わせて全員で拍手することで、自然な一体感が生まれます。
2拍の力強い拍手と、3拍の跳ねるリズムを意識すると、明るく祝祭感のある締めが可能です。
● 幹事のコツと進行ポイント
幹事は乾杯挨拶の後、歓談やラストオーダーを経て大阪締めに入ります。
「今年もお疲れさまでした!大阪締めで、笑顔と拍手で締めましょう!」と前フリを入れると、参加者も自然に乗ってくれます。
立ち位置はテーブル中央より一歩引いた場所が望ましく、勢いよく声を出すことが成功のポイントです。
● 店舗の負担を減らす配慮
掛け声は空間の上方向に向け、スタッフには向けないようにします。
ラストオーダーは締め直前に宣言し、通路や厨房を塞がないよう撮影導線も工夫しましょう。
狭小店舗では、入口側や最後列を立ち位置にすることでオペレーションの妨げになりません。
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