【飲食ニュース】“忘年会需要”を見据えた出店動向が鮮明に!飲み放題メニューのある飲食店、約9,600店が新規開業

飲食ニュース

2023年〜2025年の開業データから読み解く、団体利用と外食トレンドの変化

株式会社Review(リビュー/大阪市中央区/代表取締役:藤本茂夫)は、「人」と「IT」のチカラを組み合わせ、全国の実在する店舗・施設・法人などのデータを独自に収集・整備し、提供するデータプロバイダーです。

日々データを更新し、圧倒的な網羅性とリアルタイム性を保持。

他社にはない“人の手を通したデータの強さ”を武器に、マーケティング・営業戦略・経営企画やサービス設計など、データであらゆるビジネスの支援をしています。

今回は、2023年1月〜2025年10月の約3年間で新規開業した「飲み放題メニューのある飲食店」(Review独自調べ)をもとに、今年の忘年会需要の動向と外食トレンドを分析し、その傾向をご紹介いたします。

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概要

近年、コロナ禍で一時的に控えられていた企業の懇親会やグループでの会食が徐々に戻りつつあり、外食市場では「団体利用」「宴会需要」の回復が一つの注目ポイントとなっています。

なかでも、忘年会や送別会といった年末の集まりでは、予算管理のしやすさや幹事の負担軽減といった観点から、「飲み放題メニューの有無」が店選びの重要な判断軸になりつつあります。

こうした背景を踏まえ、今回は“飲み放題メニューのある飲食店”に着目し、新規開業動向から現在の外食トレンドを読み解きました。

忘年会・団体利用の再開を見据え、“飲み放題のある店”が約9,600店開業

2023年1月〜2025年10月までの約3年間で、

新規に開業した「飲み放題メニューのある飲食店」は 9,665件にのぼりました。

※2025年12月現時点での集計。

年別の推移を見ると、

2023年:3,922店(ピーク)

2024年:3,558店

2025年(1〜10月):2,185店

と、開業数は減っているものの高い水準を維持しています。

これらの結果から、宴会・団体利用と親和性の高い業態への出店が、継続的に行われていることが分かります。

2025年は10月までの集計ではあるものの、前年同時期と比較しても、年末需要や団体利用の再開を見据えた開業の動きが続いていると捉えることができます。

出店は都市部に集中。上位は東京・大阪・神奈川・愛知・福岡

飲み放題メニューを提供する新規開業店は、大都市圏に集中する傾向が見られました。

<都道府県別 TOP5(2023/1〜2025/10)>

1位:東京都 2,932件

2位:大阪府 1,077件

3位:神奈川県 718件

4位:愛知県 667件

5位:福岡県 476件

これらのエリアはいずれも企業の集積地であり、懇親会やグループ利用が比較的多い地域です。

団体需要を取り込みやすい立地特性を背景に、飲み放題業態の出店が進んでいることがうかがえます。

今年の外食トレンドは「ネオ大衆酒場」「チーズビストロ」「焼鳥」

今年の外食トレンドとして特徴的なのが、「ネオ大衆酒場」「チーズビストロ」「焼鳥系専門店」の3業態が大きく伸びました。

これらはいずれも飲み放題プランとの相性が良く、忘年会などの大人数利用を前提とした集客力を備えています。

■ まず目立つのは「ネオ大衆酒場」

昭和レトロを現代風にアレンジした“ネオ酒場”は、若者から会社員まで幅広い層に支持されています。

SNS映えする内装やメニューを持ちながら、価格帯は手頃で、飲み放題コースとの併用で幹事に選ばれやすいのが特徴です。大人数を受け入れやすい店舗レイアウトも多く、今年の忘年会で最も選ばれた業態の一つとなりました。

■ 次に伸びているのが「チーズビストロ・肉バル系」

チーズ料理や肉料理を中心としたビストロ・バル系は、グループで料理をシェアしながら楽しむスタイルが定着したことで人気が継続。

飲み放題プランとの相性も良く、女性グループや若手社会人を中心に支持を集めています。

“見栄え”と“利用しやすさ”の両面を備えた業態として、忘年会需要にフィットしました。

■ 根強い強さを見せる「焼鳥・もつ焼きなど専門店」

焼鳥・もつ焼きなどの専門店は、単価調整がしやすく飲み放題コースを組み込みやすい柔軟性が強みです。

幅広い年代から支持される“王道カテゴリ”であり、物価上昇局面でも安定的に開業が続いている業態でもあります。気軽さと安心感が忘年会ニーズと合致し、今年も高い人気を維持しました。

3業態に共通するのは「飲み放題との相性の良さ」

これらの業態はすべて、

  • 飲み放題プランを付けやすい
  • 店選びを任される幹事が選びやすい
  • 団体客を受け入れやすいレイアウト・席構成

という特徴を持っています。

そのため、今年の外食市場では、“忘年会が戻ってきたことを背景にした業態トレンド” がより鮮明に表れていると言えるでしょう。

そのため、今回のデータからは、団体利用や年末需要の再開を見据えた業態選択が進んでいる様子が読み取れます。

飲み放題業態の開業が一定水準で推移していることは、外食市場がグループ利用を取り込みながら緩やかに回復している動きを示す一つの指標と言えるでしょう。

<調査データ概要>

調査機関:行政からの開業情報をもとに、株式会社Review独自のクレンジングをおこなったデータより算出。

対象期間:2023年1月〜2025年10月(※11・12月は速報値)

対象データ:飲み放題メニューのある飲食店(全国)

件数:9,665件

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出典:株式会社Review

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